【3分記事】SH-AWDとは|構造|雪道に強い?|搭載車はレジェンド・アキュラ

SH-AWD・とは・雪道・構造・搭載車・スバル

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画像:Wikipedia

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SH-AWDとは:構造

SH-AWDとは、Super Handling All-Wheel-Driveのことで、ホンダがレジェンド(2004年)に搭載した4WDシステムの名称です。

電子制御により4つのタイヤを状況に応じて自在にコントロールする機構です。

通常の4WDには前輪と後輪のあいだにセンターデフが使われるのですが、SH-AWDではこれを廃止し、その代わりに遊星ギアによる二段増速機構を組み込んでいます。

この遊星ギアの働きにより、駆動力配分は、前後で30対70→70対30、後輪左右で0対100→100対0まで無段階で可変できます。

たとえば、左コーナリングの際、後輪の外輪(右)が100%、内輪(左)0%まで配分が可能で、この配分により生じる後輪左右のトルク差によって旋回時の動力性能を向上させています。

ただし、上記のトルク配分が期待できるのは加速時または定速走行時のみで、減速時などアクセルを戻した状態では横滑り防止装置との協調制御により挙動の安定を確保します。

左右の駆動力を電磁クラッチで制御する点は、すでにホンダが開発していたVTM-4と同じですが、SH-AWDの目的は、圧倒的な旋回性能の向上にありました。

とは言え、目的は高速コーナーリングを力強く安定的に駆け抜けることではあったものの、4WDシステムなので、雪道にも比類の安定性があり、雪国のレジェンドオーナーたちは高い評価を与えています。

雪道に強い?

上記のように、SH-AWDシステムは雪道に強いことでも知られています。

前輪と後輪のトルク配分に加え、左右のタイヤへのトルク配分も0から100まで自在にコントロールできるのですから、まさに、どんな悪路でもその時々最適なトルク配分で走破することが可能になっています。

見かけは普通のセダンでも、そのへんのオフロード車が真っ青になるほどの実力です。

搭載車

ホンダのSH-AWD搭載車は以下の通りです。

・ホンダ・レジェンド(4代目)—アキュラ・RL(2代目)—アキュラ・RLX

・アキュラ・MDX(2代目以降)

・アキュラ・TL(4代目)—アキュラ・TLX

・アキュラ・RDX(初代)

・アキュラ・ZDX

※アキュラとは、ホンダが海外向けの高級ブランドとして名付けた名称です。

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