通常、車のマフラーとボディー本体はゴムブッシュを間に挟んで取り付けられています。
つまり電気の移動がありません。
これだと、排気ガスの流れによってマフラーに蓄積した静電気の行き場がなくなるので何かと問題が発生します。
そこで、マフラーとボディーとを導線で接続することで静電気の逃げ場を作ります。
これをマフラーアースと呼びます。
メーカーの完成車にもマフラーアースが施されている車種もあり、ごく普通のチューニングの一つです。
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そもそもなぜマフラーにアースを?
マフラーアースは特別なチューニング法ではなく、完成車にもマフラーアースをしている車種は存在するくらいで、ごく普通のチューニング法です。
マフラー内部は常時排気ガスが流れていますが、これにより静電気が発生します。ところが、発生した静電気は行き場がありません。
なぜなら、マフラーとボディー本体の間にはゴムブッシュ(ゴムパッキン)が挟まれているので電気が移動できない状態にあるからです。
そこで、マフラーとボディーに導線をつなぐことで、マフラーに蓄積した静電気を逃がすことができ、この方法のことをマフラーアースと呼んでいます。
マフラーアースはやらなければやらないで特に大きなトラブルに発展することはありませんが、やればやったで効果は出てきます。
メリットは?効果は?
マフラーアースをしていなかった車にマフラーアースをした場合、次のような効果が表れるのが普通です。
- 燃費が良くなる
- 排気音が静かになる
- エンジンが高回転まで伸びるようになる
ただし、どれだけの効果を実感できるかは、車種によって異なりますし、オーナーの感覚によっても異なります。
デメリットは?
まず、マフラーアース自体に大したお金がかかるわけではありませんから、やらないよりやったほうがいいと思います。
また、マフラーアースをやることで何らかの不具合が出るようなことは聞いたことがありません。
市販車の場合も最初からマフラーアースを行っている車種もあり、こうした小さなチューニングの積み重ねで車はよりリファインされていくので、車を愛する人ならやって後悔するような性質のものではないです。
ご覧いただきありがとうございました。