【3分解説】スマートキーとスマホが干渉して動作しないのは本当?

スマートキー・スマホ・干渉

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スマートキーとスマホが干渉して動作しないのは本当?

ポケットやバッグに入れておくだけで、車のドアの開閉、エンジンスタートなどができるスマートキー。

いまでは軽自動車から高級車まで標準装備が当たり前になっています。

さて、このスマートキーとスマホが干渉するという話があります。

干渉して、ドアも開かないしエンジンスタートもできないことがあるという話があります。

けれども、これは何かの誤解でしょう。

スマートキーは常時微弱な電波を発し続けているので、確かにスマホが近くにあるとそれに反応してより多くの電波を発します。

そのため、スマートキーの電池の消耗が早くなるのは間違いないことのようです。

ただし、電池の消耗が早くなっても、ドアの開閉やエンジンスタートなどの本来の働きが干渉によりダメになるということは聞いたことがありません。

それは何かの勘違いであり、デマではないでしょうか。

もしもスマートキーとスマホが干渉して動作しなくなるのであれば、今スマホを持っていない人はほとんどいませんから、日本全国いえ世界中でスマートキーが正常に働かないトラブルが続出しているはずです。

でも、実際にはそんなことは発生していません。

結論です。

「スマートキーとスマホが干渉して動作しないようなことはありません。」※極極稀なレアケースとして干渉例はあるかもしれませんが、ほぼないと言っていいと思います

電波を発する機器等と干渉して動作しなくなるケースも確かにある

スマホと干渉してスマートキーが作動しなくなることはまずありませんが(電池の消耗が早まることは実際にある)、他の電波を発する設備や機器の近くでは、電波の干渉によってスマートキーが正常に作動しなくなる事例は数多くあります。

例えば以下のようなケースです。

  1. コインパーキング使用時にスマートキーが反応しないケース:コインパーキングでタイヤロックのための板がせりあがってくるタイプの設備では、このロック板を作動させるための電波とスマートキーの電波が干渉するようです。このようなケースでドアの開閉をするには、いつものようにドアに手を近づけるとかドアのリクエストスイッチを押すなどの動作ではなく、スマートキー本体の開閉ボタンを押すことで解決します。
  2. 近くにテレビ塔、発電所、放送局など強い電波を発生する設備があるケース:周囲に強い電波がある時はスマートキーが作動しないことがあるので、その時はこちらのページのやり方で対処してください。⇒⇒スマートキーが電池切れ|エンジンのかけ方など
  3. スマートキーが金属性のものに接したり覆われたりしているケース:ポケットやバッグ内のスマートキーが金属製のものと接触していたりすると作動しないことがあります。
  4. 近くで電波式リモコンを使っていたり、電波式侵入警報装置が設置してあったりするケース:電波が干渉して作動しないことがあります
  5. ノートパソコンを携帯しているケース:パソコンのスイッチが入っているとスマートキーと干渉することがあります

スマートキーのトラブルの多くは電池切れか残量不足

スマートキーは何も操作しない時でも常に微弱な電波を発し続けています。

したがって、一切使用しないでどこかに放置しておいても、そのうち電池切れすることになります。

ところが、スマートキーの周囲に電波を発する設備や機器があると、そうした電波に反応する形で、いつも発する電波より量的により多くの電波をスマートキーは発します。

だから、テレビ塔や発電所や放送局などの電波を発する施設の近く、あるいはリモコンやパソコン等の電波を発する機器の近くにスマートキーがあると、どこかに単体で置いてある場合に比べてより多くの電池を消耗することになります。

とは言え、私たちの生活環境はいまでは常時何らかの電波に囲まれているのが日常なので、こうした状況を私たち自身でどうにかできるものでもありません。

そういうわけで、スマートキーの電池は消耗が早くて、だいたい1年~2年くらいで交換時期を迎えます。

車種によっては電池が消耗していることを警告してくれるスマートキーもありますが、そうでないケースでは、反応が鈍くなったり、反応する時と反応しない時があったり、要するに完全に動作しないわけではないけれど動作が不安定になってきます。

スマートキーの動作が不安定になったら、まずは電池の消耗を疑い、前回の電池交換からすでに1年~2年経過していたら早めに電池交換したほうがいいと思います。

ほとんどがボタン電池で、1個500円以下です。※百円ショップにもありますよ

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下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒スマートキーの電池交換しても反応しない場合:新品電池なのにまずは電池の向きを確認してください。スマートキーの電池はほぼすべてが平べったいボタン電池です。ボタン電池には+極と-極があるので、この向きを正しく装着してください。もしもそれでも反応しない場合は、<電波干渉>が原因である可能性が高いと思います。

⇒⇒スマートキーが電池切れ|エンジンのかけ方|電池交換の値段常時電波を発するスマートキーなので、電池は2年程度で切れるのが普通です。電池が切れたら自分で交換するかディーラーで交換してもらうかするのですが、困るのは、とりあえずエンジンをかけるにはどうしたらいいかです。電池切れの際の対処法は、車の取扱説明書を見れば必ず記載されていますが、このページをご覧になればエンジンがかかるのでご安心を。

⇒⇒車のエンジンがかからない|キーレス(スマートキー)不良?JAFを呼べば、JAFのスタッフがエンジン始動してくれますし、もしも特殊な方式のためにうまくいかなかったら、レッカー車で車を希望する修理工場等に搬送してくれます。JAFの会員なら、こうした費用は無料です。また、自動車保険のロードサービスも利用できます。やはり、現場でエンジンの始動をやってくれますし、もしできなかったら、希望する整備工場等に車をレッカー搬送してくれます。こうした費用は、原則無料です。

ご覧いただきありがとうございました。