GTカーとは
GTカーという時の「GT」とは、英語のグランドツーリング、イタリア語のグランツーリスモの頭文字です。意味するところは「長距離を快適に走れるクルマ」です。
これだけの意味なら、人によってGTカーは様々だと思いますが、もう少し一般的なニュアンスを確認しておくと、以下のような特徴の車がGTカーと呼ぶにふさわしいと思います。
- ある程度の排気量があってエンジンパワーに余裕があること
- 長距離乗っても疲れない静粛性と乗り心地を確保していること
- どちらかと言うとワインディング走行より高速走行のほうが得意であること
- ある程度の荷物が詰めるラゲッジスペースがあること
- スタイルがかっこよくて装備品も豪華で高級感があること
上記はあくまでも一般論で、当然、人によってGTカーとしてふさわしいと思う車は異なるでしょう。
30代の頃のわたしにとって、GTカーと言えば、ホンダの軽自動車であるビートでした。四国を一周した思い出の車であり、のんびりと一人旅を楽しむには最適の車でした。乗り心地やパワーの面では上記の項目に該当しない車ですが、わたしにとっては立派なグランツーリスモです。
現在のわたしにとって最高のGTカーと言えば、フォルクスワーゲンゴルフのGTIまたはRです。いつか旅に出たいと夢見ています。
スポーツカーとはやや違う
GTカーとスポーツカーはクロスする面はあるものの、やはり、相当性質が異なると思います。
スポーツカーは、あまり快適性を追求するとストイックな魅力がなくなってしまいます。その反面、レーシングカーとは違いますから、ある程度の日常使いにも応えるものでないと「生活の友」とはなりにくい面もあります。
わたしにとっては、もう廃版ですが、トヨタのMR-Sがあこがれのスポーツカーです。今でもほしい車です。乗ったことあります。日常使いにもなるけれど、峠に行くとスポーツカーそのものの動きでした。
レーシングカーは乗る人のことなど考えていない車
ひたすらタイムだけを目指すレーシングカーは、運転する人のことなど1㎜も考えていない車です。乗り心地などはどうでもよくて、乗る人が車に合わせて体を鍛えておけ、という車です。スポーツカーとも全く異なるジャンルで、ましてGTカーとは異次元の存在です。わたしのようなヤワな人間には一生縁のない乗り物だと思っています。
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