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【記事丸わかり】
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ホンダの点検パック「まかせチャオ」は本当に必要か?メリットとデメリットを徹底解説!
ディーラーの点検パックは、新車購入時に加入をすすめられることが多いですよね?
本記事では、ホンダの定期点検パック「まかせチャオ」は本当に必要か?と思っている方に向けて、メリットとデメリットを詳しく解説します。
ホンダの点検パック「まかせチャオ」とは
「まかせチャオ」とは、法律で定められている「法廷12ヶ月点検」と「車検」に、Hondaが推奨する
- 安心快適点検
- エンジンオイル交換
などをセットにした定期点検パックです。パック料金の設定になっているため、その都度点検を受けるよりも料金がお得です。
乗用タイプの場合、新車購入から3年目、その後2年毎にある「車検」は、法的な義務です。これを行わないと罰則があります。
一方で、車検と車検のあいだに行われる「法定6か月点検」とか「法定12か月点検」は、「法定」という名称が付いているくらいなので、原則として行うべき点検ですが、これはいわば努力義務であり、やらなくても罰則はありません。
「まかせチャオ」のメリット
「まかせチャオ」のメリットを見ていきましょう!
点検パック期間中は費用負担がない
まかせチャオは、車のオイル交換や定期点検などのメンテナンスにパック料金が設定されているため、点検の度に支払いをするよりも料金がお得です。
また、新車購入後は、乗用タイプなら3年目、その後2年毎に車検が必要になります。「まかせチャオ」に加入していれば、車検に伴う費用の負担が少ないというメリットもあります。
さらに、新車をローンで購入する場合は、点検パックの料金もローンに組み込めるため、月々の支払いに負担を感じることがありません。
半年毎に定期的に点検ができる
「まかせチャオ」に加入していなくても、点検を受けることはもちろん可能です。
ですが、「まかせチャオ」に加入していれば、半年毎にDMやお知らせの連絡が届きます。そのため、オイル交換の時期を忘れがちな人や、日頃から忙しい人にとっては、非常に便利なサービスです。
メーカー保証が適用されやすい
ディーラーの点検パックに入ることで、メーカー保証が適用されやすいというメリットがあります。
新車購入時には通常、メーカー保証が付いていますが、保証期間内に故障が起きた場合、定期的な点検の有無が判断基準となることがあります。
点検パックに加入していれば、ディーラーが定めた点検の整備記録が記載されるため、万が一、故障が起きた場合はメーカー保証が適用されるでしょう。
また、ごく最近、自動車保険に「故障」を補償する特約が追加されています(損保ジャパン、東京海上日動など)。この特約の支払い判断の際に、点検の有無が有利に働くことがあります。※つまり、点検を受けていない車両が故障した場合はこの特約からは支払われないケースがあるということ。
他店で購入した中古車の点検も可能
中古車を購入した場合でも、「まかせチャオ」に加入することが可能です。対象となる車両は、車検証の「用途」が「乗用」であり、「自家用」の車です。
さらに、中古車やHonda車以外の国産車でも加入できます。年式の古い中古車を大切に長く乗りたい中古車オーナーにとっては、大きなメリットとなるでしょう。
「まかせチャオ」のデメリット
このようにメリットの多い「まかせチャオ」ですが、必要ない派の意見もあります。こちらでは、まかせチャオのデメリットについて解説します。
加入する際の費用が高い
点検パックは必要ないという意見の中には、「費用が高い」ことが問題点としてあげられています。まかせチャオの料金は販売会社により異なりますが、車検付きのプランSSコースで7万円ほどかかります(参照:ホンダカーズ山形)
オイル交換やバッテリーのチェックなどは近所のガソリンスタンドでもできるため、高い費用を負担する必要がないと思う人もいるようです。
あまり乗らない人にとっては必要ない
まかせチャオでは、半年ごとにエンジンオイルの交換も実施されています。エンジンオイルは、エンジン内部の部品の摩擦を軽減する潤滑作用があり、交換を怠ると故障のリスクにつながります。
一般的には、1.5万キロを目安に1年に1度の交換が推奨されていますが、街乗りメインであまり乗らない人にとっては、半年に1度はオイル交換の交換頻度が高すぎると感じる場合もあるようです。
「まかせチャオ」は必要か
ホンダの点検パック「まかせチャオ」は本当に必要か?メリットとデメリットを徹底解説しました。点検パックの必要性については、維持費などの予算面が大きく関わってくるでしょう。
できるかぎり安く済ませたい、お得な業者を知っているという方は必要ないかもしれません。一方で、車検の整備をプロに任せたい、車検業者を探す時間がないという人にとってはとても魅力的なサービスだと考えます。
加入のメリットやデメリットをよく考慮し、自身のニーズに合ったメンテナンスプランを選択しましょう!
なお、「まかせチャオ」は新車購入時の値引き交渉では有力な材料になります。「車買うので、まかせチャオを無料にして(半額にして)」というように。※他の項目でいろいろ値引き交渉をやった上で、最後にこれを持ってくるというのも一つのやり方です。
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