画像:MAZDA3 ウェブカタログより SKYACTIV-X SPCCIエンジン
スーパーリーンバーンエンジンとは
希薄燃焼エンジンのことをリーンバーンエンジンと呼びます。スーパーリーンバーンエンジンとは、超希薄燃焼エンジンのことです。
内燃機関の理想的な空燃比(空気と燃料の比率)は、空気14.7グラムに対して燃料1グラムと言われています。
かつて日本でも販売されていたリーンバーンエンジンでは、20:1程度の比率のエンジンが開発されていました。
スーパーリーンバーンエンジンの場合、これを30:1かそれ以上にし、まさに超希薄燃焼を実現しています。
言うまでもなく、リーンバーンエンジンもスーパーリーンバーンエンジンも燃費性能向上が最大の目的です。
マツダ3のSPCCIとは
2019年に販売開始されたマツダ3にはSKYACTIV-X SPCCIエンジンが搭載されています。スーパーリーンバーンエンジンです。
空燃比は30:1という、とんでもない超希薄燃焼エンジンです。
燃焼室内で燃料の比率が下がると、点火プラグでは安定的に着火できません。そこで、ディーゼルエンジンのように混合気が(点火プラグなしに)自己着火するまで圧縮する方式を取り入れて、プラグ点火、圧縮着火、プラグ点火、圧縮着火・・・をそれぞれ最適なタイミングで行います。
これにより、燃費性能が向上しています。
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