【2分記事】コモンレール式ディーゼルエンジンとは|構造・仕組み|蓄圧装置で燃料噴射

コモンレール・ディーゼル・エンジン・とは・仕組み・構造

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画像:Weblio辞書より

ディーゼルエンジン版電子制御燃料噴射装置

ディーゼルエンジンには点火プラグがありません。燃料に火が付くのは圧縮着火によります。

まずシリンダー内に空気を送り込み、この空気をシリンダーで圧縮します。圧縮比はガソリン車より高い18程度です。この高い圧縮比により空気は高温になります。高温になった圧縮空気に燃料(軽油)を噴射するのですが、この噴射の仕方がディーゼルエンジンのキモになります。

空気はシリンダー内で強烈に圧縮されていますから、ヤワな燃料噴射では跳ね返されます。また、ちゃんと燃焼しないと排ガスが汚れて規制に通らなくなります。

そこで開発されたのがコモンレール式です。

コモンレールとは、Common railのことで、「全気筒に共通のレール(管)」という意味です。ガソリンエンジンで実績のある電子制御燃料噴射装置を応用したもので、ガソリンエンジンよりさらに高圧縮の空気への噴射に対応した装置です。

コモンレールは「蓄圧機」と呼ばれることもあり、それは、全ての気筒に配置されたレール(管)に燃料を圧縮した状態で一時的に蓄えておくからです。

そうやってレールに蓄えた燃料を、ECU(エンジンコントロールユニット)の指令によって噴射します。

最新のクリーンディーゼルでは、排出ガス規制に対応するために、燃料の噴射タイミングや噴射量を綿密に制御する必要があり、それに適したコモンレール式が現在の主流になっています。

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