【90秒記事】サージタンクとは|意味・仕組み|エンジンに空気を安定供給する役目

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サージタンクとは:意味と仕組み

サージタンクとは、surge tankのことで、「補助タンク」とか「調整水槽」の意味です。空気や水などの流体の流れをいったん溜め込み、そこからまた流し出す際に流量を調節する役目を果たします。

車やバイクのエンジンでは、インテークマニホールドというエンジンルームに空気を取り入れる装置の直前に取り付けます。

外気から取り入れた空気をそのままインテークマニホールドに流し込むと、たとえば4気筒エンジンであれば、4つの気筒に空気が均等に流れなくなります。ムラが発生してしまいます。

そこで、インテークマニホールドの手前にいったん空気のたまりを作り、ここで空気の流れを均等にしてから、均等になった空気を各気筒に流していく役目、これをサージタンクが果たしています。

NAエンジン(ターボなどが付いていないエンジン)の場合は、サージタンクの容量は小ぶりにします。あまり大きなタンク容量だと、空気の流れが停滞してしまうからです。

しかし、ターボチャージャーが付いたエンジンでは、やや大きめのサージタンクにしないと、急激な空気の流れを制御しきれず、各気筒に不揃いの空気流入を起こしてしまいます。

構造

サージタンクは金属製が一般的です。強い空気の流れ(圧)がかかるからです。吸気側に1つの入り口、排気側にエンジンの気筒分の排出口があります。サージタンクの内部は筒状で、しっかり壁を作ることにより、気筒ごとの流量に差がつかないように調整する役割を果たしています。

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