吸気温度センサーとは:役割
吸気温度センサーとは、エンジン内に吸入する空気の温度を測定するセンサーです。空気の温度を測定することで、空気の量を類推します。
具体的には、サーミスタと呼ばれる検出素子で測定します。サーミスタは温度の変化を「抵抗値」としてとらえ、この抵抗値データをECUに送ります。
ECUでは抵抗値から即座に計算して、その時々必要な燃料噴射量を割り出し、インジェクションに噴射量の指令を出します。
そもそも、吸入空気の温度が高いと、エンジンルーム内での燃料の気化が促進されますが、温度が低いと気化しにくくなります。つまり、同じ量の燃料を噴射しても、吸気温度によって空燃比が変化してしまいます。吸入空気の温度(抵抗値)を正確に把握することで、最適な空燃比となる燃料噴射量がわかるのです。
吸気温度センサーは、とりわけターボ車など過給機が付いたエンジンには重要です。過給機を通すと吸入温度は上昇するので、より正確な吸気温度を検知しないと正確な燃料噴射量が割り出せないからです。
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