【超丁寧記事】自動車保険 通販型 2年目継続が高い?事故がないのになぜ高い?

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通販型の自動車保険でしばしば発生する逆転現象があります。

初年度に様々な割引特典があり、その反動で2年目の保険料が1年目より高くなるのです。

ただし、2年目が高くなるケースは他の要因による場合もあります。

このページでは事故がないのに2年目が高いケースについて詳しく解説しています。

しばらくお付き合いいただけると幸いです。

【記事丸わかり】

  • 初年度の特典:通販型自動車保険では、初年度に様々な割引特典があり、これが2年目の保険料が高くなる一因。
  • インターネット割引:アクサダイレクトやチューリッヒは初年度に最大20,000円の割引があるが、2年目は5,000円に減少する。
  • 他のケース:免許証の色の変更、新車割引の終了、走行距離が多かった場合、料率改定、型式別車両料率クラスの変更なども要因。
  • 記名被保険者年齢別保険料:保険始期日時点の記名被保険者の年齢により保険料が変動する。特に高齢者の契約で影響が大きい。
  • 比較が重要:他社の保険料と比較して高い場合、他社に乗り換えることを検討する。見積もりサイトを利用して複数社の保険料を比較するのが推奨される。

事故がないのに高いのはなぜ?

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保険会社と契約者がインターネットでダイレクトに契約する方式の自動車保険(通販型)でしばしば発生する現象ですが、初年度の保険料より2年目の保険料が高くなることがあります。

もちろん事故で保険を使った場合に高くなるのは当たり前ですが、そうではないケースがしばしば起こります。

こうした逆転現象が起こる原因の主なものは、初年度の特典だと考えられます。

他社からの切り替えにインセンティブを与える目的で、各保険会社は主としてインターネット割引の割引額を競っています。

ここで2社の事例を見てみます。

アクサダイレクトチューリッヒは最大20,000円です。

ところが、両社とも2年目の継続契約は最大5,000円にまでダウンします。

こうなると、たとえ事故で保険を使っていなくても2年目の方が高くなる可能性は大です。

(※上の事例はあくまでも初年度と2年目が最大の割引額であったケースです。)

上記2社ほど極端ではなくても、初年度と2年目のインターネット割引に落差がある会社の場合は、2年目が高くなるか、初年度とあまり変わらないケースが起こりえます。

ソニー損保では、初年度のインターネット割引は10,000円で、2年目は5,000円です。

三井ダイレクトは、初年度が最大10,000円割引で、2年目は3,000円です。

そんぽ24は、初年度が保険料の10%割引で、2年目は7%割引です。

一方で、初年度と2年目の割引額が変わらない会社もあります。

おとなの自動車保険(セゾン損保)では、初年度も2年目もインターネット割引の額は10,000円です。

イーデザイン損保も10,000円で変わりません。

SBI損保も10,000円で変わりません。

これらの会社では2年目が高くなる逆転現象は発生しにくくなります。

事故がないのに2年目が高くなるその他のケース

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どの会社とは言わず、一般的に、自動車保険で初年度より2年目(以降)が高くなるケースがあり、それは以下のような要因が考えられます。

なお、事故で保険を使えば翌年度の保険料は高くなりますが、こうした事故によるケースは除いて考えます。

  • 免許証の色が変わった
  • 使用目的が変わった
  • 新車割引の適用期間が終了した
  • 走行距離により保険料が変わる契約で前年の走行距離が想定以上に多かった
  • 保険料の料率が改定された
  • 型式別車両料率クラスが変わった

などが考えられます。

上記以外で、とりわけ高齢者の契約で起こりやすいのが記名被保険者の年齢区分が変わった場合です。

あまり知られていないことですが重要なことなのでちょっと詳しくご説明します。

自動車保険を契約する際は全年齢、21歳以上、30歳以上などの「年齢条件」を選択しますが、実は、これとは別個の年齢区分が存在します。

それを記名被保険者年齢別保険料といいます。※会社により呼び方が異なりますが代理店型も通販型も採用しています

自動車保険の保険料は「年齢条件」と「記名被保険者年齢別保険料」という2重の年齢要因によって保険料を算出しています

記名被保険者年齢別保険料が適用されるのは、通常「26歳以上補償」「30歳以上補償」の年齢条件の場合です。

これらの年齢条件を設定した契約で、保険始期日時点の記名被保険者の年齢により保険料に差を付けています。

30歳未満
30歳以上40歳未満
40歳以上50歳未満
50歳以上60歳未満
60歳以上65歳未満
65歳以上70歳未満
70歳以上75歳未満
75歳以上

(東京海上日動の場合)

上記区分により保険料を調整しています。※保険会社により区分が異なることがあります

たとえば、記名被保険者が59歳の時に「26歳以上」で保険契約し、1年後にその契約を更新した際、事故を起こしていなくても、あるいは、補償内容は前年とまったく同一でも、更新後の保険料の方が高くなることがあって、これは記名被保険者年齢別保険料のためです。

つまり年齢条件が「26歳以上」であっても、記名被保険者が59歳の人の契約と60歳の人の契約とでは保険料に差が生じるということになり、これが無事故であっても2年目の方が高くなるケースもあるというわけです。

記名被保険者が高齢者の場合に発生しやすい逆転現象です。

2年目が高い場合はどうすればいい?

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事故も起こしていないのに2年目の方が高い場合、あるいは、高くはないけれどあまり変わらない場合、わたしたちはどうすればいいのでしょう?

まず、冷静になって欲しいと思います。

つまり、たとえ2年目の方が高くなったとしても、高くなった保険料の額が、同条件で見積もり試算した他社の保険料より安いのであれば、特に問題はないはずです。

初年度50,000円だったのが2年目は53,000円になったとします。

3,000円高くなっていますから、気分的には面白くありません。

ところが、53,000円になった2年目の契約と同じ条件で他社の保険料を見積もり試算したところ、A社は55,000円、B社は57,000円、C社は54,000円であったとしたら、今の保険の方が安いことになります。

ですから、たとえ2年目が高くなったとしても、それだけでソンしているとは限らず、ただ単に初年度の割引額が飛び抜けて大きかったために相対的に2年目が高く感じられるだけ、こういうケースもあるということです。

2年目の保険料に納得がいかない場合は一括見積もりサイトをご利用ください。

同じ条件で複数社の保険料を横並びで確認できます。

2年目の方が高いけれど、このまま継続するのがソンかトクか、一目瞭然で明らかになります。

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