【記事丸わかり】 テールランプの車検基準
⇒⇒保安基準~テールランプ/リフレクター編 |
テールランプの車検基準について解説します。
保安基準に定められた個数・反射板・割れの有無、またスモークテールやクリアテールはOKなのか、詳しく解説しています。
テールランプの車検基準
道路運送車両法ではテールランプを「尾灯」と呼び、以下のような基準を定めています。
テールランプ(尾灯)の車検基準 | |
色 | 赤色 |
反射板 | 反射板(リフレクター)が必ず付いていること |
視認距離 | 夜間に後方300mの距離から確認出来ること |
照明部面積 | 15c㎡以上 |
光源 | 5W以上30W以下 |
光度 | 300cd(カンデラ)以下 |
取付位置 | 照明部の上縁の高さが地上2.1m以下、下縁の高さは地上350mm以上、照明部の最外縁は車の最外側から400mm以内 |
割れ・汚れ・曇り | 少々のヒビや汚れ・曇りはOK。中の電球が見えるような割れはNG。 |
個数 | 特に記載無し |
スモークテール・クリアテールは車検に通るか?
まず、新車状態ですでにスモークテール・クリアテールになっている場合は、当然のことながら、車検は問題なく合格です。
次に、メーカーの純正オプションとして用意されているスモークテール・クリアテールに交換してある場合も、問題なく車検はパスします。
しかし、貼るだけのフィルムも含め、市販のスモークテール・クリアテールに関してはグレーゾーンと言うべきです。
ディーラー車検や指定整備工場などでは歓迎しないばかりか、車検を拒否する場合もあります。
おそらく、ちょっとしたスモークなら問題ないでしょうが、ドレスアップというのはどうしてもエスカレートするので、非常に極端なスモークなどは拒絶されるかもしれません。
整備工場がなぜ車検自体を拒否するケースがあるかというと、検査を通した後で問題を指摘されたりすると、指定を解除されることがあり、そういう事態を恐れるからです。
したがって、フィルムのようにすぐに剥がせるものならいいのですが、ユニットごと取り替えるようなパーツ交換をする場合は、事前に車検対応かどうか確認すべきです。※それでもディーラー車検などは依然としてグレーゾーンだと思いますが
下記の記事も参考になさってください。
車検・警告灯の種類と対策|シートベルト・ブレーキ・エアバッグ・ABS・エンジンなどの車検基準 車検後すぐ故障|異音・エンジン・オイル漏れ|修理は整備保証で? |
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