ソロキャンプ女子の事件簿:危険を知って安全に楽しむ

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ソロキャンプ女子の事件簿:危険を知って安全に楽しむ

女性の一人キャンプ、つまりソロキャンプ女子は、けっこう前からキャンパーの間ではチラホラと目に留まっていたようですが、社会的に注目されるようになってきたのは比較的最近のことだと思います。

キャンプ場などにテントを張ってそこに宿泊する「キャンプ」だけでなく、サービスエリアの駐車場などに車を駐めて車の中で宿泊する「車中泊」を含めると、ソロキャンプ女子の数は相当な数になるのではないでしょうか。

まず、認識すべきことは、ソロキャンプはリスクを伴うという点です。

これはソロキャンプ女子だけでなくソロキャンプ男子も同じです。とりわけ女子の方がリスクは高いと思いますが、どちらも危険なことに変わりはありません。

いや、そんな風に危険を煽るのはどうなのか。無事にソロキャンプを楽しんでいる女子が大勢いるじゃないか

という人もいるでしょうが、そういう認識はちょっと違うと思います。

無事にソロキャンプを楽しんでいる女子は、間違いなくいろんな準備をして事件を回避する対策を取っているからこそ、結果として何事もなく家に帰ることができていると考えるべきでしょう。

私はほぼ毎日クルマの運転をしますが、クルマの運転が安全で安心だと思ったことはまったくありません。一歩間違えば人生が変わるような事態も十分に起こり得るのがクルマの運転だという気持ちが常にあるし、実際にそうした「ハッ」とする瞬間は普段の運転でもけっこうあります。

皆さんも同じだと思います。

ソロキャンプ女子は女性が一人でキャンプをしたり車中泊をするのですから、危険があるのは当たり前で、そうした危険を大前提に考えるべきでしょう。

そこで、まずは車中泊を含めたソロキャンプ女子にまつわる過去の「事件」について、事の大小を問わず報告されている様々な実例をご紹介したいと思います。

参考になさってください。

ソロキャンプ女子の事件簿~車中泊も含む~

ヒトに関する事件

  • テントの設営をしていたら近くの男性(年齢の離れたおじさん)に「手伝ってあげようか」と声をかけられた。あまりにも設営に時間がかかり過ぎていた私にも問題(隙)があったかもしれないけれど、とても怖かった。怖いというか、面倒なことになるのは嫌だな、という感じ。「大丈夫です。ありがとうございます。」といってやんわり断ったけれど、しばらくしてまた同じ人に声をかけられた。実際、まだ設営が完了できていなかったので、本当に心配してくれていたんだと思う。でも、意地になって断った。完全な準備不足だったと反省している。この場合、声をかけてくれた人には申し訳ないことをしたと今では思っている。
  • 高速のサービスエリアで車中泊していたらドアをノックされた。無視していたらさらにノックされ、怖くて眠れなかった。
  • ソロキャンプ中に同年代の男性に声をかけられた。明らかにナンパ目的だ。周囲にいくつもテントがあるのでいざというときは大声で助けを求められるが、押したり引いたりの手慣れたナンパ男の話術を避けるのは至難の業で、ピシャリと拒絶すると何となく後が怖いし、やんわり拒否のサインを出しても気づかない振りをして粘りを発揮され、本当に大きなエネルギーを消費させられた。友達の体験談ではテントの中に入ってこられたことがあったらしくて、その話を聞いていたからとても怖かった。

※上記以外に、本物の「事件」も発生しています。レイプです。ただし、キャンプでのレイプ被害を詳細に見ると、ソロキャンプ女子が被害に遭うケースはほとんどないようです。被害に遭うケースは、男女が複数でキャンプし、その場のノリで同じテントで宿泊することになったようなケースで発生しています。ソロキャンプ女子が被害に遭った稀なケースとしては、キャンプ場ではない人気のない野営をしている女性が襲われたケース、キャンプ場だが他にキャンプ客がほとんどいない時に管理人の男がソロキャンプ女子を襲ったケース、などです。つまり、他に複数のキャンプ客がいるキャンプ場であればソロキャンプ女子もこうした性犯罪に関しては安心できる場合が多いということです。

ケモノに関する事件

  • テントで寝ているときに物音で目が覚めた。荒い鼻息のような音が聞こえる。イノシシかタヌキかキツネか熊か。じっとしていたらいなくなった。朝外に出てみると昨夜の食べ残しの料理や食材がそのあたりに散乱していた。テントを破って襲われなかっただけはマシだと思った。

モノに関する事件

  • 火の近くに放置していたガスボンベが爆発し、飛び散った金属片等で大けがをした。
  • 隣の焚火の残り火でこちらのテントに火がついて間一髪で火傷を免れた。テントとテントの間隔が近すぎたことが原因と思われる。
  • 車中泊で、車から離れているすきに貴重品(財布と現金)を盗まれた。
  • テントで宿泊した翌朝、火の横にまとめておいたけっこう高価なキャンプ用品(チェア、焚火台、バーナーなど)がまとめて盗まれていた。

その他の事件

  • 幅の広い川の中州でキャンプしていたところ、上流で大雨が降って川が増水し、夜中に川の中州にポツンと取り残されてしまった。岸に渡るには川の流れが強すぎ、救援を呼ぶための携帯もつながらずに、結局朝になって水量が減少したので助かった。流されて死んでいても不思議ではない事態だった。

ソロキャンプ女子の心得~事件や危険を避けるため~

ソロキャンプ女子には様々なリスクが付きまといますが、事前の準備や注意すべき事柄を認識していれば、たいていの事件や危険を避けることができます。

そのためには下記のような点を心掛ける必要があります。

  • 管理人が常駐するキャンプ場を選ぶ:管理人が常駐し、なおかつテント設営のための区画がきっちり分けられているキャンプ場が理想です。区画がないキャンプ場の場合、すぐ隣にテントを張られることもあって、その場合はやっかいです。
  • 最低限のキャンプ経験を積んで置き、周囲に<隙>を作らない:テントの設営に人の2倍3倍時間がかかれば、たとえ下心がない人でも「手伝ってやろうか」と思うのが人情です。下心がある人ならこの時とばかりに近づく口実に使います。周囲から悪目立ちしないことも快適にソロキャンプをするのに重要なことです。
  • 周囲のキャンパーさんに一言でいいので挨拶をしておくこと:お互いにいつ何時どんな事態が発生するかわからず、そんな時はまさに「お互い様」なので、事前に挨拶と顔合わせをしておくことはとても大事な儀式です。
  • 応急救急セットを用意しておく:キャンプ中に大けがをしたら迷いなくキャンプを中断して最寄りの病院に駆け込むしかありませんが、それほどではないケガや体調不良なら応急セットで何とかしのげると思います。けがをしたときのための応急セット、頭痛・腹痛等の時の市販薬など。
  • 就寝する時はキャンプ用品をテントの中に保管する:盗難防止のため。また用品の保管作業は食べ残しや食材の整理も兼ねるので、野生動物に襲われるリスクも最小化できる。
  • 水くみや薪集めなどでテントを空ける際は鍵をかけておく:100円ショップの簡易的な鍵であっても一定の効果を発揮します。相手に「出来心」を発生させないためにも鍵かけは必須です。
  • 不在時や就寝時は常備灯を絶やさず、小音量でラジオ等をかけておく:人がいる気配を漂わせることで窃盗を未然に防ぎ、また無用な声かけをためらわせる効果も発揮します。
  • キャンプ中にSNSに投稿しない:居場所がわかる画像を投稿するのはもちろんNGですが、わからないように撮影したつもりでもちょっとした背景から追跡されるケースもあります。その際、今いる場所にストーカーが押し掛ける危険もありますが、自宅にいない事実を知って留守宅に盗みに入る悪党もいます。
  • 友人・家族に自分のキャンプ先を知らせておく:1人がいいからソロキャンプをするにしても、何か事件や事故に巻き込まれて連絡が付かなくなる事態も考えられます。その際に少しでも早く捜索が行われるには事前にキャンプ先を知らせておくことはとても重要です。
キャンプ保険(レジャー保険)で備えるのも一つの方法

キャンプ中に発生する様々なトラブルに対応するキャンプ保険(レジャー保険)は、比較的少額で加入できる保険で、次のような損害に対して保険金が支払われます。

  • 遭難した際の救援費用:200万~1000万程度
  • キャンプ用品等の盗難:5万~30万程度
  • 自身のケガ:入院日額2000円~4000円程度
  • 他者にケガをさせたり他者の所持品を破損(レンタル用品も含む):1000万~1億円程度

ネットで簡単に加入できます。1泊2日のソロキャンプなら500円前後の保険料から加入できます。

グルキャンから始めるのが最良の方法

ソロキャンプ女子にまつわる事件や危険を避けるための方法は、ネットでも数多くのアドバイスが得られます。

ただ、そうした対処法を教えられても、あなたが正真正銘キャンプ初心者であったら、注意書きを読んだだけですべて理解できるものではないはず。

テントの設営一つとっても、動画やイラストでやり方を覚えたとしても、実際に現地で行う際には、その土地の土壌の固い柔らかいの違い、天候にも左右されて、頭の中のイメージ通りに事が運ばないことはたくさんあります。

対人関係の対処法も同じで、ヘンな人から声をかけられたときの受け答えにしても、たった一人でその場にいれば教えられたとおりの対応ができる人はむしろまれだと思います。

ソロキャンプにあこがれるにしても、最初からソロでやるのは無謀すぎます。

まずはグルキャン(グループキャンプ)から始めるのが最良の方法です。

キャンプに慣れた人と一緒に時間を過ごすことで、テント設営、薪の集め方、火の起こし方、火事を起こさない配慮、調理の手順、食後の片づけと保管、周囲のキャンパーとの接し方、話しかけられたときの応対の仕方などなど、キャンプに慣れた人のふるまいを見ることで学べることはたくさんあって、それらはネットの動画や文字の情報をはるかに上回る価値があるはずです。

たとえば、ジモティーとかインスタグラムとかツイッターなどで「グルキャン」「グルキャン募集」「キャンプ仲間募集」などで検索してみてください。

キャンプに興味がある仲間が見つかると思います。

こうした仲間たちとまずグルキャンとして活動を始め、ある程度自信がついてきたら、いよいよソロキャンプ女子デビューという手順です。

目的がソロキャンプなので、たとえグルキャンの際に人と接するのがうっとうしいと感じたとしても、あくまでもキャンプに慣れるための予行演習だと思えば、問題なく耐えることができるはずです。

ご覧いただきありがとうございました。




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元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります!