【丁寧解説】ファンベルト(ALTベルト) 車検基準|ひび・割れ・鳴き・亀裂|交換時期・費用

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ファンベルト(ALTベルト)はエンジンの動力を利用してオルタネータ・ウォーターポンプ・エアコンコンプレッサーなどを駆動する際の動力伝達装置のことです。

その名の通りベルト状のパーツで、芯にファイバーが入っていて耐久性があるのですが、5万キロ~10万キロあるいは5年~10年経過すると交換時期を迎えます。

交換費用は10,000円前後が相場です。

なお、ファンベルト(ALTベルト)が劣化してくると、ヒビ・割れ・鳴き・亀裂などが発生し、特に「キュルキュル」という異音によってドライバーが気づくことが多いです。

車検の点検項目に入っていない

ファンベルト(ALTベルト)は車検の検査項目に入っていません。

したがって、ファンベルト(ALTベルト)の状態を車検でチェックすることはありません。

とは言え、もしもファンベルト(ALTベルト)が切れていて機能しなければ、オルタネーターやコンプレッサーやウォーターポンプが働かないことになり、様々なトラブルに発展しますから、間接的には点検項目に入ると言えます。

ただ、ファンベルト(ALTベルト)にヒビや割れがあっても、車検は通ります。

(※)ユーザー車検では車検に通るかもしれませんが、ディーラー車検や整備工場の車検では、もしもひび割れなどの不具合があったら、担当者から交換をすすめられるでしょう。

交換時期と交換費用

ファンベルト(ALTベルト)は5万キロ~10万キロが交換時期と言われています。

経過年数で言えば、5年~10年が交換時期です。

交換にかかるパーツ代と工賃の総額は、10,000円前後が相場です。

交換ではなく、鳴きが入ったときにベルトの張りを調整する工賃は、3,000円前後が相場です。

劣化の症状:ひび・鳴き・割れ(亀裂)・錆

ファンベルト(ALTベルト)は芯にファイバーが組み込まれていてかなり丈夫にできていますが、常時回転し続けるパーツなので、使用しているうちに劣化することは避けられません。

劣化のサインとしては、ヒビ・割れ(亀裂)・錆・鳴きなどがあります。

順序としては、ヒビ・割れ(亀裂)・錆などが発生し、それに続いて鳴きが出るのが一般的です。

したがって、エンジンを掛けたらキュルキュルと音がする、加速時に特に異音がする、といった症状が出てきたらファンベルト(ALTベルト)はかなり傷んでいることになります。

ただ、こうした鳴きもベルトの張りを調整することでしばらくはだましだまし使えるケースも多いです。

昔の車と今の車で違いが

昔の車はオルタネーター・パワステ・エアコンコンプレッサー・ウォーターポンプなどは、すべてファンベルトを橋渡しにしてエンジンからの駆動力を提供してもらっていました。

こうしたエンジンの補機類にそれぞれ専用のファンベルトが使われた時期がありましたが、そのうちに、一本のファンベルトですべての補機類を駆動させる方式も登場しました。

以前のファンベルトは張りの調整ができましたが、最近は張り調整不可のストレッチタイプも使用されています。

さらに、そもそも補機類をベルトで駆動しないで電動で駆動するタイプも数多く出てきています。

車検の機会に、整備担当者さんとエンジンルームを見ながらこのあたりの説明をしてもらうと楽しいと思います。

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