【超丁寧解説】油圧警告灯(オイルランプ)の点灯・点滅|原因は?対処法・予防策を解説

油圧警告灯・オイルランプ

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画像:HONDA

【記事丸わかり】

  1. エンジンオイルの役割
    • エンジンオイルは金属同士の潤滑、冷却、清掃の役割を担います。エンジンの健康を保つ重要な要素です。
  2. 油圧警告灯の機能
    • エンジンオイルの油圧が低下したり、漏れが発生すると点灯・点滅してドライバーに異常を知らせます。
  3. 点灯・点滅の原因
    • オイル漏れや自然消耗によるオイル量の減少
    • 品質の悪いオイル使用によるエンジンの潤滑不良
    • オイルポンプの目詰まりなど
  4. 対処法(オイル量が少ない場合)
    • 走行を中止し、エンジンが冷却するのを待ってオイルゲージで量を確認
    • 最寄りのガソリンスタンドや整備工場でエンジンオイルを補充
    • 応急処置後、ディーラーや整備工場でプロの検査を受ける
  5. 対処法(オイル量が正常の場合)
    • 量が正常でも警告灯が点灯する場合、重大な内部問題の可能性
    • 車を走らせず、レッカーで整備工場に移動し、プロの点検を受ける
  6. 予防策
    • メーカー指定・推奨のエンジンオイルを使用
    • 定期的なオイル交換とオイルエレメントの交換
    • オイル漏れやにじみを早期に修理
    • センサーやコネクターの接触不良をチェック
  7. ロードサービスの利用
    • 自動車保険にはロードサービスが付帯されているため、緊急時には保険会社に連絡して無料のレッカー移動を利用する
  8. エンジンオイルの選び方
    • 高品質なオイルを選ぶことでエンジンの寿命を延ばし、警告灯が点灯するリスクを減らす
  9. 定期点検の重要性
    • プロの整備士による定期点検を受けることで、異常の早期発見と対策が可能
  10. 自己点検の習慣化
  • 日常的にオイル量や漏れの有無を自己点検する習慣を持つことが重要

⇒⇒【実車検証】エンジンオイル警告灯は〇〇mlまで減らないと点灯しない!

車やバイクのエンジンには血液のようにエンジンオイルが循環しています。

エンジンオイルは金属と金属の潤滑を良くしたり、冷却したり、清掃したりする役割を担っています。

運転席のインパネには油圧警告灯(オイルランプ)が備えられていて、エンジンオイルの油圧が低下したり漏れがあったりするとランプが点灯・点滅してドライバーに異常を知らせます。

油圧警告灯(オイルランプ)が点灯・点滅したら、即座に車を停止し、エンジンオイルの量をチェックする必要があります。

量が減少していたら最寄りのガソリンスタンド・整備工場などでエンジンオイルを補充します。

エンジンオイルの量に異常がない場合は事態は深刻かもしれません。

決して車を走らせずに、レッカー等でディーラーや整備工場に移動させ、プロに点検してもらってください。

こうした事態を予防するためにも、エンジンオイルはメーカーの指定する走行キロ数あるいは年数に従って定期的に交換し、また使用するエンジンオイルの種類もメーカー推奨のものを使うようにすべきです。

エンジンオイルの異常を知らせるランプ

車には様々なオイルが使われていますが、油圧警告灯(オイルランプ)はエンジンオイルの異常を知らせる目的で付いています。

ブレーキオイルやパワステオイルなどとは無関係です。※これらの異常は別のランプで知らせます

エンジンオイルの役目

車やバイクのエンジンには金属と金属が擦れる部分に血液のようにエンジンオイルが循環しています。

エンジンオイルは金属と金属の潤滑を良くし、またオーバーヒートを抑える役目もあります。

さらに、金属同士の摩擦によって生じる金属カスなどが一箇所に留まらないようにエンジン内部を常時洗浄する役目もあります。

点灯・点滅する原因

そんな重要な役目を担うエンジンオイルですが、何らかの原因でオイル漏れが発生したり、自然な消耗で必要な量が減少したり、品質の悪いオイルを使用した結果としてエンジンの潤滑・冷却・洗浄の役割を果たせずオーバーヒートを起こしたりした場合に、運転席のインパネの油圧警告灯(オイルランプ)を点灯・点滅させてドライバーに異常を知らせます。

インパネには様々な警告灯がありますが、油圧警告灯(オイルランプ)の点灯・点滅は最大級の警告と受け止めるべきです。

点灯・点滅した際の対処法

エンジンを始動させたり、走行中に、もしも油圧警告灯(オイルランプ)が点灯・点滅したら、即座に車の走行は中止しなければなりません。

もしも自分でできるなら、エンジンが冷却するのを待ってから、オイルゲージでエンジンオイルの量を確認します。

オイルゲージには「ここからここまでの範囲ならOK」という目印(E/FあるいはH/L)があるので、オイルがその範囲内にあるかを見ます。

エンジンオイルの量が減少していた場合

エンジンオイルが最低限必要な量に満たなかったら、最寄りのガソリンスタンドか整備工場まで車を走らせ(長距離はマズいけれど短距離ならやむを得ないでしょう)、エンジンオイルの補充をします。

これは応急処置なので、都合のいい時間にいつも車を見てもらっているディーラーや整備工場でプロの検査を受けてください。

エンジンオイルの量は正常である場合

実は、このケースの方が深刻である可能性が高いです。

エンジンオイルの量が正常なのに油圧警告灯(オイルランプ)が点灯・点滅する場合、油温計が付いている車なら温度を確認し、もしも120度とか130度などを指していたら、かなり深刻な問題が生じていることになります。

油温計が付いていない車でも、エンジン内部に大きな問題が発生している可能性は大です。

このケースは車を決して走らせず、いつも見てもらっているディーラーや整備工場までレッカーや積載車で車を移動します。

(※)今の自動車保険にはロードサービスが自動付帯していて、保険会社のロードサービスに連絡すれば、無料でレッカー移動などをやってくれます。代理店型保険会社・通販型保険会社・JAやこくみん共済などの共済にも、ほぼすべての自動車保険にロードサービスは付いています(車両保険を付けているいないは無関係です)。

プロの整備士にしっかりエンジンをチェックしてもらう必要があります。

たとえば、エンジンオイルが異常に汚れていて、オイルをエンジン内に行き渡らせる役目のオイルポンプが目詰まり等で働かなくなっている可能性もあります。

異常が発生しないための予防策

走行中などに油圧警告灯(オイルランプ)が点灯・点滅しないためには、日頃から注意すべきことがあり、それは以下の予防策になります。

  • メーカー指定・推奨のエンジンオイルを使う
  • メーカー推奨の走行キロ数・経過年数でエンジンオイルの交換・オイルエレメントの交換をする
  • オイル漏れやにじみに気づいたら早めに修理する
  • (ごく稀に)センサー・コネクターの接触不良など油圧警告灯(オイルランプ)そのものが故障していないかチェックする

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。