【記事丸わかり】
⇒⇒バックタービンにするとタービンが壊れる? |
バックタービンとは、ターボ車でアクセルオンから急激にアクセルを戻した際、圧縮された空気がせき止められて行き場がなくなってタービンに逆流し、サージングが発生することを言います。
バックタービンのような現象はタービンに大きな負荷をかけるために望ましいことではありませんが、ドライバーをその気にさせる音であることも確かで、意図的にバックタービンを発生させるチューンアップも盛んに行われています。
ただし、車検との関係で言うと、バックタービン現象そのものが車検に関係することはなく、問題は、こうした一連の働きをコントロールする部品であるブローオフバルブが車検対応している・いないが問題になります。
音の演出のためにチューンされるバックタービン
バックタービンとは音の現象を言います。
ヒュルルル・・・とドライバーをその気にさせる音に魅了されて、性能やタービンへの負荷などとは別次元のものとして、ターボ車の愛好家からエンジンチューンの定番として支持されています。
バックタービンはタービンに負荷をかける際の音ですから、性能や耐久性のためにはないほうがいい音です。
でも、止められない・・・。
では、車検との関係はどうか?
ブローオフバルブが車検対応かどうかが問題
バックタービンを含めた圧縮空気のコントロールをつかさどる部品をブローオフバルブと呼びます。
ブローオフバルブには2つの方式があって、大気開放式と、圧縮空気をサクション側に戻し大気に戻さない方式、この2方式です。
大気開放式は車検に通りません。
つまり、バックタービンが発生するしないが問題なのではなく、圧縮空気を大気に開放するしないが問題になるということです。
下記の記事も参考になさってください。
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