車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

車両保険・イタズラ・へこみ・修理・等級

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【記事丸わかり】

  • イタズラによる損害は、車両保険で修理が可能
  • 保険を使用すると翌年度は1等級ダウンし、事故有期間1年が付く。
  • エコノミー型でも一般条件でも補償対象になる。
  • イタズラは器物損壊罪で、検挙率は10%以下。犯人が見つからないケースが多い。
  • イタズラ被害を受けたら、すぐに警察へ届け出を行い、保険会社にも報告する。
  • 保険を使うべきか自腹を切るべきかの判断は、修理費用と保険料のシミュレーションを行うとよい。
  • 修理代が免責金額を超えた場合に保険金が支払われる。
  • 1等級ダウン事故で保険を使うと、無事故であれば2年後に元の等級に戻る。
  • 事故有係数適用期間が1年つき、1年間は高い保険料が適用される。
  • 最終的に保険を使うかどうかは、事故処理の最終段階で意思表示すれば良い。

駐車中の車がイタズラされてボディーなどにへこみができた場合、犯人が見つかれば犯人に弁償してもらうことになりますが、見つからない場合は車両保険で修理できます。

保険を使うと翌年度は1等級ダウンし事故有期間1年が付きます。

エコノミーでも一般条件でも補償の対象です。

イタズラは器物損壊罪になりますが、検挙率は10%以下です。

結局は自分の保険に頼るしかありません。

このページでは車がイタズラされてへこみができた場合の車両保険の扱いについてわかりやすく解説しています。

しばらくお付き合いいただけると幸いです。

イタズラでへこみ:発見したら即座に警察へ届ける

発見したら即座に警察に届ける・車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

駐車場等に駐車中の車にイタズラされ、ボディーにへこみや傷が付けられる事例は全国的に頻発しています。

こうしたイタズラは立派な犯罪です。

器物損壊罪きぶつそんかいざいにあたり「三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料」に処せられます(刑法261条)。

いずれにしても、イタズラによって車のボディーにへこみができたり、ガラスやタイヤなどが傷つけられたり、塗料や金属類などで落書きされたりした場合、発見したらすぐに次の行動をとってください。

  1. 警察へ被害届を出す
  2. 保険会社へ事故届けを出す
  3. 戸建ての自宅以外の駐車場(マンション・スーパー・パチンコ店など)で被害にあった場合は、駐車場の管理人に被害届を出す

以上の行動をまず取っていただきたいと思います。

なんだか当たり前のことを書いているように思われるかもしれません。

しかし、イタズラで車にへこみが出来たりした場合はできるだけ早めに警察等へ届出することが重要になってきます。

一般的に、イタズラや落書きの程度が軽い場合、とかく警察や保険会社への届出を躊躇ちゅうちょする傾向が見られます。

この程度のへこみならたぶん保険を使うほどではないだろう

とか、

警察に届出したら、現場検証とかで時間が取られて面倒だし・・・

ということで、しばらく様子を見てしまうケースが多く見られます。

また、イタズラの被害の場合、何となく犯人に思い当たるフシがあることがあって、その場合の想定される犯人は知人であることが多く、そのため、特に警察へ届出すると大事おおごとになりそうな気がして、つい届出を思いとどまってしまうこともあるようです。

しかし、すぐに届出をしない理由が何であれ、こうした初動の遅れは後々不利に働くことがあるので注意しなければなりません。

警察に関して言うと、ボディーのへこみを発見してから数日とか数週間後に被害届が出された場合、通常、まともには扱ってくれません。

とりあえず被害の受付はするでしょうが、ただそれだけです。

したがって、犯人が捕まる可能性はほとんどないでしょう。※そもそも器物損壊罪の犯人検挙率は10%以下

自動車保険との関係で言うと、イタズラによるボディーのへこみは保険会社にとって要注意案件です。

盗難や自損事故と並び、イタズラ・落書きは「自作自演」が容易な案件なので、保険会社は他の事故に比べてより綿密な「調査」を行います。

自分で付けた傷ではなく本当に被害を受けた傷なのか

と言う視点で厳しくチェックされます。

※自分でつけた傷を車両保険で修理する場合は3等級ダウンですが、イタズラの場合は1等級ダウンです

その際、警察に被害届が出されていない、マンションや店舗の駐車場管理者にも届出がない、保険会社への届出も遅かった、ということになると、

そもそもこれは本当にイタズラの被害なのか?

疑惑をむき出しにした事故対応になるはずです。

認定を得られずに支払いを拒否されるケースもしばしばあります。

このようなあらぬ嫌疑により不快な思いをしたり支払いを拒否されたりすることがないよう、イタズラによるボディーのへこみなどの被害を受けたら、即座に警察や保険会社に届出をしてください。

特に保険会社に届出をする際、被害の大小は問題にしないでください。

修理代がいくらになるかはシロウトにはわからないことで、後で見積額を見てびっくりするなんてことはよくあることです。

また、実際に1万円か2万円程度の小損害であったとしても、その時は保険を使わなければいいだけのことです。

事故届けをしたら必ず保険を使わなければならないというルールはありません。

イタズラでへこみ:「1等級ダウン・事故有期間1年」

1等級ダウン・事故有期間1年・車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

自動車保険の特約の1つに車両保険があります。

イタズラによってボディーにへこみができた場合、車両保険に加入していないと補償されません。

車両保険には大別すると2つの補償タイプがあって、それがエコノミー+A一般条件です。

下記の表は、エコノミー+Aと一般条件の補償内容、保険を使ったときの等級の落ち方についてです。

イタズラ・落書きなどによる損害は、上から5行目の「イタズラ・落書き・窓ガラス破損」です。

補償内容 エコノミー+A 一般条件 保険を使った場合の等級ダウン
車同士の衝突 〇 〇3等級ダウン
盗難 〇 〇1等級ダウン
台風・竜巻・洪水・高潮 〇 〇1等級ダウン
火災・爆発 〇 〇1等級ダウン
イタズラ・落書き・窓ガラス破損 〇 〇1等級ダウン
飛来中・落下中の他物との衝突 〇 〇1等級ダウン
2輪自動車・原付バイクとの衝突 〇 〇3等級ダウン
単独の自損事故 × 〇3等級ダウン
当て逃げ × 〇3等級ダウン

ご覧のように、イタズラ・落書きなどによる損害は、エコノミー+Aでも一般条件でも支払い対象になり、保険を使うと翌年度の等級は1つダウンします。※事故有期間1年も付く。事故有期間については後ほど解説します

ちなみに、自分でどこかにぶつけてボディーにへこみを付けてしまった場合は、上の表の下から2行目「単独の自損事故」に該当し、3等級ダウン、事故有期間3年となります。

また、単独の自損事故の場合は一般条件でしか補償されません。

さて、イタズラなどによる損害の特徴は、被害の程度が非常に幅広いことです。

数千円程度の修理代ですむ場合もあれば、10万円を軽く超えてしまう損害も珍しくありません。

とりわけ車の複数のパーツにまたがる損害は想像以上に修理代がかかります。

たとえば、フロントフェンダーからフロントドア、リアドア、リアフェンダーにかけて複数箇所にへこみや傷が付けられた場合、修理代は10万円を軽く超えるでしょう。

いずれにしても、保険を使うべきか自腹を切るべきか、具体的な数字で判断するしかありません。

次の項目で、具体的な数字の出し方についてご説明いたします。

参考になさってください。

イタズラでへこみ:保険を使うか使わないか計算する方法と使う目安

保険を使う使わないを計算・車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

イタズラによる1等級ダウン事故で保険を使った場合に翌年の保険料がどれだけ上がるか。

これが事前にわからなければ、保険を使う使わないを判断できません。

そこで、保険を使った場合の将来保険料をシミュレーションしてみたいと思います。

<計算条件>
  • 現在11等級・事故有期間0年
  • 年間保険料50,000円
  • 1等級ダウン事故

※実際の保険料算出には、年齢条件・料率クラスなども影響しますが、ここではイメージをつかんでいただくために簡略化しています

下の表の左側は、保険を使ったために11等級から1つダウンし、いったん10等級に戻ってからの保険料推移(2年間)です。

右の表は、保険を使わずにいた場合のその後の保険料推移で、12等級から2年間の数字です。

 値上がりする保険料の推移 保険を使わなかった場合の推移
経過年 等級 保険料 等級 保険料
1 事故有10等級73,000 円 無事故12等級49,000 円
2 無事故11等級 50,000円 無事故13等級48,000円
123,000円97,000円

※「2年間」で比較するのは、1等級ダウンしたものが元の等級に戻るのに2年かかるからです。しかし何年間の推移で比較するのがいいかは考え方によって意見が分かれるところです

さて、2年後の保険料総額を比較すると、保険を使った場合が123,000円で、使わなかった場合が97,000円です。

その差額は26,000円になります。

123,000-97,000=26,000円

すると、あくまでも概算になりますが、26,000円がいわゆる「損益分岐点そんえきぶんきてんになってきます。

ですから、車の修理費が26,000円を超える場合は、「保険を使ってもいいかな」という判断になりますし、車の修理費が26,000円を下回るケースでは、「ここは自腹を切っておこうか」ということになります。

上の計算は年間保険料が50,000円のケースでした。

もう少し幅を広げて、30,000円、50,000円、80,000円、100,000円、120,000円、150,000円で上記とまったく同じ計算をしたものが下の表になります。

年間保険料 いわゆる「損益分岐点」
30,000円 16,000円
50,000円 26,000円
80,000円 41,000円
100,000円 51,000円
120,000円 61,000円
150,000円 77,000円

いかがでしょう?

大まかなイメージはつかんでいただけたのではないでしょうか。※金額はあくまでも目安です

免責金額に注意

保険金の支払いを受ける場合、免責金額に注意が必要です。

車両保険に加入する際、必ず免責金額が設定されていて、「0-5」「5-10」「10-10」などのパターンで加入しているはずです。

たとえば、「5-10」で免責金額を設定している場合は、初回の事故では5万円が免責(自己負担)となります。

同じ年度の2回目の事故は10万円が免責(自己負担)です。

たとえばイタズラによるボンネットのへこみに15万円の修理代がかかったとします。

すると、車両保険からの支払いは下記のようになります。

損害額ー免責金額=支払額

つまり、

15万円ー5万円=10万円

という計算になります。

上で「損益分岐点そんえきぶんきてん」の話をしましたが、免責金額を引いた最終的な支払額で判断する必要があります。


ところで、実は、ここからが本題になります。

保険料のシミュレーションの話をしましたが、なにもみなさんが将来保険料のシミュレーションをしなくても、みなさんが加入している保険会社の事故担当者が、通常業務の一環として、ちゃんと保険料を算出してくれます

各保険会社には「将来保険料計算ツール」(名称は会社により様々です)というアプリがあります。

そのアプリで、個別具体的にみなさんのデータを入力して、10円単位まで正確な将来保険料を、上の一覧表のように「一瞬にして」算出してくれます。

ディーラーや修理工場から修理の見積額の連絡が入り、いよいよ保険を使うか使わないかという段階になれば、その計算結果を事故担当者が提示してくれるので、みなさんは担当者の助言も考慮しつつ、保険を使う使わないの判断をすればいいことになります。

みなさんご自身で複雑な保険料計算をする必要は一切ありません。

代理店型の自動車保険でも通販型の自動車保険でも、いずれもちゃんとやってくれます。

イタズラでへこみ:保険を使う使わないは事故処理の最終段階で意思表示すればOK

使う使わないは最後に意思表示・車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

これは意外と誤解している方が多い事柄なので、念のために書かせていただきます。

イタズラに限らず、どういう形態の事故であれ、とにかく事故で保険会社に事故届けをすると、以後は保険会社が事故の相手やディーラーや修理工場などと連絡を取り、警察とも情報を交換し、契約者であるあなたにも報告を入れ、事故解決に至るまでの様々な手続きや連絡をあなたに代行してやってくれます。

こうしたサービスは、その事故が「保険金支払いの対象になる事故」である限り、保険会社は提供する義務があります。

ところが、保険の契約者の中には次のように理解(誤解)している方がいらっしゃいます。

今回の事故は修理代が小額になりそうだから、もしかしたら保険を使わないかもしれない。でも、保険会社に事故連絡したら、結局、保険を使わないといけないことになるのでは?そうなったら困るから、ここは自分でやることにしよう。でも、どこから手をつければいいのか・・・

このように一人で悩んでしまう方がいらっしゃいます。

とりわけ、イタズラでボディーにへこみが出来たケースなどは相手を特定できないことがほとんどなので、事故直後に保険会社に報告しないケースが結構あります。

先ほど、「保険金支払いの対象になる事故」と書きました。

これは「支払いの対象」になるかどうかが問題で、最終的に保険金を支払うか支払わないかは無関係です。

損害額が1万円とか2万円の事故で、車両保険を使うことはまずないだろうという事故であっても、保険会社は事故解決のためのサービスを提供する義務がありますし、実際、提供してくれます。

修理代が小額になることが予想される事故であっても、事故解決までには、車をディーラーや修理工場に入れ、見積もりを取り、修理の際には代車を手配するなど、様々な手続きが必要になります。

警察との連絡もあります。

保険会社にやってもらうことはたくさんあります。

これを一人でやれますか?

ですから、修理費の見込み額が多い少ないに関わらず、保険金支払いの対象になる事故が発生したら、まず保険会社に事故届けを出し、その後の事故処理は保険会社に任せてください。

事故届けをすると、後日、保険会社から「保険金請求書」という書類が送られてきます。

自動車保険金請求書・保険金請求書・車両保険・使う・使わない・計算・おすすめの金額・目安

アクサダイレクトHPより

あなたが確実に保険を使う場合は、この書類に必要事項を記入し、保険会社に返送してください。

使うか使わないか迷っている場合は、この書類を送らず、手元に保管しておいてください

保険会社は、「保険金請求書」がなければ保険金の支払い手続きに入れません

いずれにしても、どんな軽微な事故でも、まず保険会社に事故届けを出し、一連の事故処理を代行してもらうことです。

保険を使うか使わないかは、修理見積もりが出た段階で、保険会社の事故担当者に出してもらった将来保険料とを天秤にかけ、そこで最終的な判断をすればいいことです。

保険会社を大いに活用して欲しいと思います。

そのためにお金を払っているのですから。

代理店型でも通販型でも、この点に関しては、対応に違いはありません

イタズラでへこみ:事故有係数じこありけいすうとは?

事故有係数とは・ (2)車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

自動車保険のノンフリート等級制度は、ただ単に何等級であるかが問題ではなく、「直近の事故歴」の有無がわかるような表示の仕方になっています。

たとえば、「20等級・事故有期間0年」といった表示で、保険証券にもそのように記載されます。

自動車保険証券・等級・事故有期間・1等級ダウン事故・等級すえおき事故

そこで、キーワードとなるのが「事故有係数じこありけいすう」と「事故有期間じこありきかん」です。

以下、順次解説していきますので、しばらくお付き合いください。


自宅駐車場に駐車していた車にイタズラされてボンネットにへこみができ、警察と保険会社に連絡したけれど、結局犯人は捕まらず、後日、車両保険から修理費用を支払ってもらったとします。

これは1等級ダウン事故なので、翌年度の等級は1等級ダウンします。

現在が11等級だとすると、10等級になります。

ここで次の比較表をご覧ください。

 事故有 無事故
10等級 23%割引 45%割引

同じ10等級なのですが、「事故有」と「無事故」で割引率が違います。

2012年10月までは同じ等級に2つの割引が並存するようなことはありませんでした。

しかし現在の等級制度では、事故で保険を使った結果として10等級になった人と、無事故で一つずつ等級の階段を上ってきた結果として10等級になった人とを、同じ扱いにしては不公平だという理由から、このように割引率に差を付けています

10等級の場合は、実に22ポイントも割引率に差が付いています。

たった1等級ダウンしただけでも、保険料的にはかなり高くなるということです。

このように、事故で保険を使った場合に適用される割引率のことを「事故有係数」と呼びます。

いっぽうで、無事故を続けている場合に適用される割引率のことを「無事故係数」と呼びます。

参考までに、自動車保険のすべての等級(1等級から20等級)を一覧表でご覧ください。

等級 事故有係数 無事故係数
2044%割引63%割引
1942%割引55%割引
1840%割引54%割引
1738%割引53%割引
1636%割引52%割引
1533%割引51%割引
1431%割引50%割引
1329%割引49%割引
1227%割引48%割引
1125%割引47%割引
1023%割引45%割引
922%割引43%割引
821%割引40%割引
720%割引30%割引
619%割引
513%割引
42%割引
312%割増
228%割増
164%割増

※事故有係数と無事故係数の2系統に分かれるのは7等級~20等級だけです

イタズラでへこみ:事故有期間じこありきかんとは?

事故有期間とは・車両保険|イタズラのへこみは保険で修理|1等級ダウン

前の項目の例を続けます。

11等級だった人が、1等級ダウン事故で保険を使ったために翌年の保険が10等級にダウンした場合、事故有期間じこありきかん事故有係数適用期間じこありけいすうてきようきかんが1年付きます。

1等級ダウン事故なので「1年」、3等級ダウン事故なら「3年」が付きます。

自動車保険証券・等級・事故有期間・1等級ダウン事故・等級すえおき事故

自動車保険証券(赤枠の中の黄色のマーカー部分が事故有期間の表示)

上の画像では事故有期間は「0年」ですが、1等級ダウン事故で保険を使った場合の翌年の保険証券には「1年」と表示されます。※3等級ダウン事故なら「3年」と表示

この事故有期間というのは、「事故有※※※係数を適用する期間※※」のことです。

つまり、1等級ダウン事故で保険を使ったら、1年間だけ事故有係数を適用しますが、1年過ぎたら11等級に戻り、戻ったその11等級は事故有係数ではなく元の割引率(無事故係数)になる、ということです。

3等級ダウン事故で保険を使ったら、3年間高い保険料を適用するけれど、3年間無事故であれば4年目には元の等級に戻ります。

もしも同じ年度に2度、3度と事故を起こして保険を使ったら、その分は加算されるのですが、事故有期間は最長6年で打ち止めになるので、たとえば3等級ダウン事故で3回保険の支払いを受けても事故有期間は9年ではなく6年ということになります。

話を整理します。

11等級だった人が1等級ダウン事故で保険を使うと、翌年の保険は10等級になります。

この10等級は、無事故で等級を上ってきた人の10等級とは割引率が異なり、より割引率の低い事故有の割引(事故有係数)となります。

同時に、事故有期間が1年付きます。

1年間は事故有係数によって高い保険料を支払うことになりますが、1年間無事故で過ごせば、2年目にはまた11等級に戻ります。

戻った11等級は、事故有期間の1年がリセットされているので、また無事故係数が適用されます。

1等級ダウン事故で保険を使った場合のまとめ
翌年度1等級ダウンし事故有期間1年が付く。無事故であれば2年後に元の保険料レベルに戻る

 


 

ご覧いただきありがとうございました。