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【記事丸わかり】
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ヘッドライト 結露 対策|水分の除去とその防止策|修理が必要?
冬場の北側の窓に付く結露。これと同じ現象が車やバイクのヘッドライトにも発生します。
結露が付くのは、温度・湿度が外側と内側で大きな差が発生している場合です。家の窓にしてもヘッドライトにしても、内側の方が温かく、結露は温かい側に発生します。
こうした結露が発生した場合、まずはその水分を除去しなければなりませんし、また、今後また結露が出ないように防止策を施す必要もあります。
具体的にはどんな修理が必要なのでしょう?
まず、すでに発生してしまった結露を除去する方法です。
結露の除去には殻割りが必要
そもそもヘッドライトには通気口(呼吸口)が付いています。ヘッドライト内部はバルブの熱やエンジンの熱がこもりやすいので、完璧な密閉空間だと、そうした熱の膨張で破裂してしまうからです。
しかし、この通気口は水滴や湿気の侵入口にもなります。侵入口にもなりますが、しかし、出口にもなるので、問題は起きません。いったん内部に侵入した水分も、熱が発生すれば、その熱で水蒸気となり、通気口から外へ出ていきます。だから、結露は発生しません。
ゴミやホコリが通気口をふさぐことがあります。こうなると、いったん内部に侵入していた水分はそこにとどまり続けるので、外気温との差が生じると結露となってライトを曇らせます。
通気口がふさがることで結露が発生した場合はヘッドライトユニットを分解しなければ結露を除去できません。ヘッドライトユニットを分解することを「殻割り(カラワリ)」と呼びますが、これはDIYではけっこう難易度が高い作業です。
殻割りをして、通気口に詰まったゴミやホコリを取り除きます。
結露の原因が通気口の詰まり以外である場合
たとえば、バルブ交換した際に、新たに取り付けるバルブの形状が純正バルブの形状と異なり、裏ブタやダストカバーがピタリと密閉できないことがあります。すると、その隙間から水分が侵入してしまい、結露の原因となります。
また、やはりバルブ交換などをする際に、当然、殻割りするのですが、ハウジングとレンズの合わせ目に挟まっているシーリング(パッキン)である、ブチルゴムとコーキング剤がピタリと密着した状態で殻閉じされていない場合があります。すると、その隙間から水分が侵入し、やはり結露の原因となります。
こうした様々な結露の原因は、ヘッドライトを殻割りした際に修理することが大事です。
さらに、イカリングなどを後付けで装着する場合、配線の通り道として、都合のいい場所に通し穴を開けることがあり、その通し穴と配線の隙間をしっかりふさいでいないケースもあります。これもまた水分の侵入を招き、結露の原因となります。
殻割りしたら、こうしたところも点検し、不具合があったらしっかり修理しておく必要があります。
ご覧いただきありがとうございました。