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【記事丸わかり】
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ヘッドライトのカバー(レンズ部分)だけ交換できますか?
結論を言うと、ヘッドライトのカバー(レンズ部分)だけ交換できる車種もあれば交換できない車種もあります。
たとえば120系マークXや18クラウンなどはカバー(レンズ)だけ交換できます。交換できない車種の場合はレンズユニットごと交換しなければなりません。
そもそもヘッドライトのカバー(レンズ)だけ交換したいケースといったら、下記のようなケースがあると思います。
- 黄ばみがひどくて磨いても取れない
- 白く曇りが出てきてところどころにクラック(ひび割れ)が入っている
①のケースでしたら、最近は性能の高い研磨剤が市販されているので、そうとう黄ばみがひどかったとしても、たいていのものは磨くことできれいになります(わたしも前に乗っていたトヨタのプレミオで経験済み)。
しかし、②のようにクラックまで入ってきたら、車検の保安基準にも通らなくなる可能性があり、やはり交換を視野に入れなければならないと思います。
そうした場合は、まずディーラーやカー用品店、あるいは通販ショップで今お乗りの車がカバー(レンズ)のみ交換可能な車種かどうかご確認ください。
可能であれば、次の項目にあるような作業で交換します。交換できない車種の場合は、ヘッドライトのユニットごと交換(assy交換)しか方法がありません。
カバー(レンズ部分)のみ交換する方法
ヘッドライトを分解することを「殻割り(カラワリ)」と言いますが、カバー(レンズ)のみ交換可能なヘッドライトの場合は、交換不可なヘッドライトとちょっとだけ作業内容がことなります。
ヘッドライトは、ハウジング・インナー・カバー(レンズ)という3つの部分に分かれていますが、ハウジングとカバー(レンズ)のあいだにはシーリング材が挟み込んであります。
レンズ交換不可なヘッドライトの場合は、このシーリング材の部分にブチルゴムとコーキング剤が使用されているのですが、これらは完全に硬化しているのでまず熱で温めてからでなければパカッと分割することができません。
⇒⇒殻割りのやり方
しかし、レンズ交換可能なヘッドライトの場合は、シーリング材として普通のゴムが使用されているので、暖める必要がある点は同じですが、ちょっと熱を当てるだけで簡単に分割できます。そういう意味では、レンズ交換不可なヘッドライトよりちょとだけ作業は易しいといえます。
ただ、ブチルゴムなどは再利用できますが、このゴムは使い捨てなので、新しいカバー(レンズ)と一緒に購入する必要があります。
ヘッドライトのカバー(レンズ)交換は、慣れた人ならDIYでもできますが、業者さんに依頼した場合は30,000円~40,000円ほど工賃がかかります。この工賃費用は、もちろん、殻割りと殻閉じとカバー(レンズ)交換をすべて含めた費用です。
交換費用の総額は、この工賃費用にカバー(レンズ)料金とゴムの料金がプラスされます。
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