【3分解説】ヘッドライトの殻割りでレンズの曇りが取れますか?

ヘッドライト・殻割り・曇り

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ヘッドライトの殻割りでレンズの曇りが取れますか?

結論を言うと、ヘッドライトの曇りは、殻割り作業で取れます。しかし、その前に、まずはヘッドライトが曇る原因について見ておきたいと思います。

ヘッドライトの曇りには2種類あって、まず、レンズが黄ばんで透明度が無くなってくる外側からの曇りがあります。これは研磨剤で磨くことできれいにできます。殻割りする必要はありません。

しかし、もう1つの曇りは内側で発生する曇りです。それは、ズバリ「結露」です。レンズユニット内に溜まった水分が水滴になってレンズ内側や反射板などに付着する現象です。

これは家の窓ガラスに発生する結露と同じメカニズムです。家の内と外の気温・湿度の差によって発生する現象です。

もともとヘッドライトユニットには通気口があって、内部の水分を外に排出する通路があるため、一時的にレンズの内側に水滴がたまっても、晴れた日になれば水分が蒸発してまた透明度のあるレンズに戻ります。

しかし、通気口がホコリなどでふさがれている場合は、水分が閉じ込められたままになって、常時レンズが曇ったままになってしまいます。

ヘッドライトが内側で曇ってしまう原因としてはもう1つの要因が考えられます。それは、バルブ交換やイカリング取り付けなど、一度ヘッドライトを殻割りした場合で、一連の作業を終えて殻閉じをする際に、レンズとブチルゴム(パッキン)が隙間なく密着する加工がなされていないケースです。

レンズとブチルゴムが接触する面にはコーキング剤が付いていますが、これが劣化していて防水・防塵等の役目を果たせない状態であるにもかかわらず、強引に殻閉じしてしまった場合は、後で曇りが発生するのです。

殻割りして各部をチェックし、しっかり殻閉じする

ヘッドライトの内側の曇りは、殻割りして各部をチェックする必要があります。

まず殻割りし、バルブがしっかり取り付けてあるかをチェックします。バルブの取り付けがグラグラしているとここから水分が侵入します。

また、通気口がゴミなどでふさがれていないかを確認します。もしもイカリングを取り付けてある場合などは、配線のために穴をあけた場所があるはずで、そこをしっかり防水処理してあるかを確認します。

最後に、これが一番重要ですが、レンズとハウジングのあいだに挟まる形になるブチルゴムとコーキング剤を確認します。いずれも劣化していたら防水の役目を果たしません。

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