【3分解説】ヘッドライトの殻割りではコーキング剤とブチルゴムが最重要

ヘッドライト・殻割り・コーキング剤・ブチルゴム

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【記事丸わかり】

  • 殻割りとは、ヘッドライトを分解することです。
  • ハウジングレンズの間にあるブチルゴムが密着しているため、分解が難しいです。
  • 殻割りの際には、ブチルゴムを軟化させるためにヘアドライヤーを使用し、温風で加熱します。
  • 殻割り後の再組立て(殻閉じ)では、コーキング剤が重要です。
  • コーキング剤は、防湿・防塵のために使用され、劣化している場合は新しいものを注入する必要があります。
  • 使用するコーキング剤はブチルゴム系シーリング剤が適しています。
  • シリコンシーラントは加熱しても軟化しないため、使用しない方が良いです。
  • 殻閉じは、ブチルゴムとコーキング剤を隙間なく密着させる技術が必要です。
  • DIYで行う場合は、特に殻閉じに注意を払い、コーキング剤の劣化具合を確認し、新しいものを使用します。
  • 自信がない場合は、プロに依頼することが推奨されます。

⇒⇒【ヘッドライト殻割】簡単!片側30分?!

ヘッドライトの殻割りではコーキング剤とブチルゴムが最重要

ヘッドライトの殻割りとは、ヘッドライトを分解することです。わたしたち素人が殻割りする際にハードルとなるのは、ハウジングとレンズのあいだでパッキンとしての役目をしているブチルゴムの扱いです。

ブチルゴムは両側からネジで締め上げているので、かなり固くなっています。固着しているので、密着しているハウジングやレンズがそう簡単にはがせないのです。

そこで、ヘッドライトをユニットごと段ボール箱などに入れて、そこにヘアドライヤーの熱風を送り、ブチルゴムを軟化させてから、ようやく各パーツを分解することになります。

ここまでは殻割りの話です。

一連の作業が終わり、今度は殻閉じの作業になります。分解したものを元に戻す作業です。

ここで問題になるのは、コーキング剤です。コーキング剤とはシール剤と意味は同じで、防湿・防塵のために密封する素材のことです。

わたしたち素人が殻閉じする場合、おうおうにしてレンズなどに最初からついているコーキング剤を、その状態にかかわらず、そのまま使ってしまいます。劣化していて密封効果が薄れていたら、新たにコーキング剤を注入しなければならないのですが、ついそのままにしてしまいがちです。

その結果、後日ヘッドライトの内側に水滴がたまり、曇ってしまうのです。

プロは違います。プロが殻閉じ作業をする場合は、劣化したコーキング剤は取り除き、そこに新たにコーキングガンでシーリング材(コーキング剤)を塗り、しっかりと気密性を保つ一手間を惜しみません。

(※)使用するシーリング材はブチルゴム系シーリング剤です。シリコンシーラントを使うと加熱しても軟化しない性質があるので、後日殻割りするときに分解できなくなってしまいます。

一般的に、ヘッドライトの殻割りと殻閉じを比較すると、殻閉じの方がより重要性が高いといわれています。それは、分解したパーツを再度結合する際、ブチルゴムとコーキング剤を隙間なくぴたりと密着させる技が要求されるからです。

DIYする人は、特に殻閉じに注意してください。

自信のない方はプロに依頼したほうがいいと思います。

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