【記事丸わかり】
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バルブ交換などで発生する「カットラインが出ない」
まず、カットラインについて。
ヘッドライトのカットラインとは、ロービームで壁を照射した際、照射面の上縁にできる、照射している面と照射されていない面との境界線のことです。
カットラインはロービームだけが問題になります。ハイビームは遠くを照射するライトなので不問です。ライトを下向きにして、対向車等にまぶしい思いをさせないためには、しっかりとカットラインによって光線をカットすることが重要になってきます。
ロービームのカットラインは、車検の保安基準でも重要です。このラインが出ないと、車検に通すことはできません。
カットラインは、純正のヘッドライトであれば問題なく出ます。しかし、球切れでバルブ交換した場合などは、位置がずれるために、再度光軸調整をし直す必要があります。
また、純正のハロゲン電球をLED電球に交換した際は、必ず「カットラインが出ない」という現象が発生します。なぜなら、最初から車に付いているヘッドライトの反射板は、ハロゲン球の光線の出方に適合して作られているので、LEDのような別の発光の仕方をするものには合わないからです。
さらに、HIDに交換した際も、やはり「カットラインが出ない」という現象が発生します。
したがって、ハロゲンからLEDに交換したり、社外品のHIDに付け替えたりした場合、カー用品店や整備工場で光軸調整までやってもらう必要があります。
わたし自身が不器用だから言うわけではありませんが、光軸調整はかなり難易度が高い作業なので、プロに依頼したほうがいいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。