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【記事丸わかり】
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車検の際にはヘッドライトの光軸が問題になり、基準とズレていると検査に通りません。
ヘッドライトが照らし出す方向が本来の方向とズレていると、ドライバーの安全を脅かすだけでなく、対向車や歩行者を眩惑により危険にさらすことにもなります。
車検を前に、ズレた光軸を調整するには、整備工場で2,000円程度でやってもらえます。
所要時間は15分から20分程度です。
自分で光軸調整する場合は覚悟が必要です。
非常に難しいからです。
光軸とは光の方向
ヘッドライトの光軸とは、光が進む方向のことです。
光軸がズレるということは、本来照らし出すべき方向が上下左右に移動してしまうということです。
車検では光軸にズレがあると不合格になります。
道路運送車両法のハイビーム・ロービームの規定
道路運送車両法では、ヘッドライトに関して下記のように規定されています。
- ハイビームは夜間前方100m先の交通上の障害物を確認できること
- ロービームは夜間前方40m先の交通上の障害物を確認できること
- 照射光線は自動車の進行方向を正射するものであること
なお、ヘッドライトの玉切れは保安基準違反(整備不良)となり、違反点数1点・罰金7,000円です。
以前はハイビームで検査、今はロービームで検査
以前は車検時のヘッドライト検査はハイビームだけで行われていました。
2015年(平成27年)9月1日からはロービームでの検査になりました。
※1998年(平成10年)9月1日以降製造の車に限ります。これ以前の車は従来どおりハイビームによる検査です。
光軸検査の基準
車検における光軸検査は国土交通省四国運輸局自動車技術安全部整備・保安課のページに詳しく記載されています。
詳しすぎてさっぱりわかりません。
正直に申し上げると、光軸調整を自分で行うのは止めた方がいいと思います。
ヘッドライトの内側にある調整ネジで上下左右の調整ができますが、実際にいじってみるとあまりにも微妙で調整前より悪化します。
「それはお前が不器用だからだろう」
という方もいらっしゃるでしょう。
確かに、わたしは不器用であり、それは否定しません。
けれども、ほんの一部の腕達者を除き、ほとんどの人はわたしと同じようにより悪化させるだけになるはずです。
光軸調整はプロに任せた方がいい
車検前に光軸が不安な方は、整備工場で調整してもらうことをおすすめします。
- 2,000円
- 15分
が相場です。
光軸がズレる要因はさまざま
ヘッドライトの光軸は様々な要因でズレが発生します。
- 玉の交換時に玉の位置がズレた
- 走行時の衝撃でヘッドライトユニット自体がズレた
- タイヤの磨耗・サスペンションの劣化
車検時はレベライザーを「0」の状態で
最近の車にはヘッドライトのレベライザーが付いています。
たとえばトランクに重量物を載せた場合に、車体が後ろに沈み込み、車の前部が持ち上がって、結果としてヘッドライトが上を向いてしまいます。
レベライザーは、こうした場面でヘッドライトの光軸を下げることで本来の方向に照射させる役目を果たします。
手動式と自動式がありますが、いずれの場合も、車検を受ける際は「0」の位置にしておく必要があります。
「抗議のパッシング」を受けたら光軸のズレを疑う
夜間に道路を走行中、対向車からパッシングを受けた場合、
「ロービームにしているのに、なぜだろう?」
と思うことがあります。
こうしたことが度重なった場合は、ヘッドライトの光軸がズレていることを疑うべきです。
光軸のズレは、対向車や歩行者を危険にさらすだけでなく、ドライバー自身の安全にも影響します。
対向車のパッシングは、そういう意味で、ありがたい注意喚起かもしれません。
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