【超丁寧解説】車検|ヘッドライトの明るさ(光度・カンデラ)/色温度(ケルビン)

車検・ヘッドライト・明るさ・色温度・光量・光度・カンデラ・ケルビン

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



ヘッドライトの明るさと色温度に関する車検基準を解説します。

ヘッドライトの車検というと、以前はハイビームで行いましたが、今はロービームで測定します。

ハロゲン・バイキセノン・LEDなど様々な光源がありますが、基準を満たせば検査に通ります。

なお、ヘッドライトの色は最終的に検査官が目視で判断します。

電子車検証(車検証の電子化)とは?簡単にわかりやすく解説!

2023年1月26日

ロービームで測定

車検におけるヘッドライトの検査は、2015年(平成27年)9月1日からロービームで測定するようになっています。

それ以前はハイビームで測定されていました。

ロービームで測定するのは1998年(平成10年)9月1日以降に製造された車の場合で、その年の8月31日までに製造された車は従来どおりハイビームで測定します。

明るさ(光度・カンデラ)の車検基準

一灯の明るさが6,400cd(カンデラ)以上

これが車検をクリアーする明るさの基準です。

(※)ルーメンという単位がありますが、これは光の総量(光束)を表す単位であり、ヘッドライトの基準とは別物です。

色の車検基準

ヘッドライトの色は、2006年(平成18年)1月1日以降の登録車は白色でなければなりませんが、それ以前の車は白色または黄色でOKです。

今でも黄色いヘッドライトの車を見かけますが、あれは雪道では超実用品であり、とても見やすいライトです。

でも、今は白色でなければ車検は通りません。

なお、ヘッドライトの色を判断するのは、検査官の目視です。

次の項目で解説しますが、色には色温度というものがあって、青味がかった白・・・というような微妙な色の領域があります。

最後は検査官が目視で判断するので、同じ色(色温度)であっても検査場によって合格・不合格と判断が分かれることがあります。

バルブ等を購入する場合は、「車検対応」の表示がある製品を選ぶだけでなく、ボーダーライン上にあるような微妙な製品は避けたほうが無難です。

色温度(ケルビン)の車検基準

ヘッドライトの色は、上記でご案内したように、原則として白色でなければなりません。

色を数値化したものが色温度(ケルビン)であり、おおよその車検基準があります。

3,000k(ケルビン)~6,000k(ケルビン)程度

これがヘッドライトの色温度(ケルビン)に関するおおよその車検基準です。

そもそもヘッドライトの光源にはハロゲン・バイキセノン・LEDなどがあって、これらはたとえ同じ3,000k(ケルビン)であっても見た目の色合いはけっこう違います。

そのため、2,500程度であっても合格する場合もあれば、7,000であっても合格することもあります。

上記数値はあくまでも目安とお考えください。

前の項目でも書きましたが、色に関しては最後は検査官が目視で判断するので、バルブのパッケージに「車検対応」と記載されていても、上記目安を大きく逸脱する製品は避けたほうがいいと思います。

ヘッドライト関連の記事
ヘッドライトのイカリングは車検に通る?個数・色・配線・フォグ・対策こちらのページ
ヘッドライトの光軸調整基準|ハイビーム・ロービームこちらのページ
霧灯と前照灯の違い|それぞれどんな役割がありますか?こちらのページ
ヘッドライトの明るさ(光度・カンデラ)/色温度(ケルビン)こちらのページ
整備不良の違反点数・罰金|テールランプ・ヘッドライト・サイドミラー・マフラーなどこちらのページ
ヘッドライトassy交換|費用・工賃|光軸調整が必須です!こちらのページ

ご覧いただきありがとうございました。