ドライブレコーダーのループ録画をオフにする方法とオフにする意味

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ループ録画のループはloopのことです。つまり「輪っか」です。

ループ録画するということは、SDカードいっぱいに画像が記録されたら、また最初に戻って、すでに記録されている画像の上に新しい画像を上書きしていくことになります。

いわば、エンドレス録画のことです。

ほぼすべてのドライブレコーダーは、このループ録画がデフォルトの状態になっています。

これをオフにするとは、SDカードいっぱいまで録画されたら、そこで録画をストップするということを意味します。

ループ録画をオフにするケースとして考えられるのは、煽り運転の被害にあった際の一連の映像を消さずに残したい、あるいは、景色のいいドライブコースの画像を記念として残しておきたい、といったケースがあると思います。

ループ録画をオフにするのは、ドライブレコーダー本体の操作で簡単にできます。

ですが、画像を消さずに残すための、確実で最良の方法は、SDカードを物理的に抜き取ることです。

※以下は、コムテックのZDR-015の取扱説明書57ページの画像です。「常時録画」は、文字通り常時録画し続けるベース部分で、「イベント録画」は事故の衝撃を検知した時だけ録画する部分です。いずれもループで録画するか、これをオフにするか、設定できます。

ドライブレコーダーのループ録画をオフにする方法とオフにする意味

ループ録画機能をオフにすることは可能です。ドライブレコーダーの設定画面を開き、「ループ録画」の項目でオフを選択できます。これを選択することで、記録カードの容量がいっぱいになったら、そこで記録が終了します。通常は、もう一度頭に戻って古いデータを新しいデータが上書き消去していきますが、それをしなで、一度記録されたデータがそのままずっと残った状態になります。

たとえば、煽り運転の被害にあって、30分ほどずっと危険なあおり行為を受け、その一部始終をドライブレコーダーが記録していた場合、ループ録画に設定したままだと、カード容量がいっぱいになれば、また最初から上書き記録されるので、大事な煽り運転のシーンが消えてしまいます。これを防止するには、設定画面でループ録画をオフにします。

なお、相手のある事故で車が衝撃を受けた場合の事故映像は、通常の録画ファイルとは別ファイルで記録保存されるのが普通です(イベント記録機能)。ほとんどのドライブレコーダーはこうした2系統の記録方式になっています。しかし、煽り運転などは非接触で行われることも多く、手動でループ録画をオフにしないと映像が上書きされてしまう恐れがあります。

もっとも、煽り運転などの映像を消さずに残しておきたければ、単純にSDカードを抜き取っておけばいいだけの話です。煽り運転の被害だけでなく、通常の衝撃を伴う事故のケースでも、とにかく事故後にSDカードを抜き取っておくのが最も安全な対処法です。

あらためて「ループ録画」の構造を解説

現在販売されているドライブレコーダーのほぼすべての機種は、デフォルトの設定として「ループ録画」になっています。ループはloopで、輪っかのことです。繰り返し録画するという意味です。一度録画した記録を、最新の録画が上書きしていきます。

たとえば連続2時間記録できるSDカードが差し込んである場合、2時間ドライブしたらそれでカード容量一杯になります。そこで行き止まりだと、ドライブレコーダーは役に立ちません。そこで、容量一杯になったら、また最初から記録を始めるのです。その際、いったん記録されている古い記録を新しい記録が上書き消去していくことになります。

こうした方式にすることで、1枚のカードを差し込んでおけば、カードの劣化を考慮に入れなければ、理論上、永遠に最新の画像・音声が記録され続けることになります。記録時間が2時間のカードであれば、常に直近の2時間の記録が残っていることになります。※逆に言うと、2時間前までの記録は消えてしまうということでもあります。

「ループ録画」については下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒ドライブレコーダーの「ループ録画の意味」を教えて!

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