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ETCカード挿入しても何も言わないのはなぜ?
(トップ画像はAmazon通販より)
ETC車載器はおしゃべりな機械です。
メーカーを問わず、デフォルトの設定であれば、車のキーをONにすると「カードが挿入されていません」だとか、キーをオフにして車から降りようとすると「カードが挿入されています」といった音声が流れます。
また、ピーピーピーといった警告音も何かのタイミングでしょっちゅう鳴り響きます。
基本的にこういう口やかましい機械なので、逆に音声が何も聞こえてこなかったりすると、
「何も言わないのはなぜ?」
と心配になってしまうと思います。
後で解説するようにETCの音声は消すことができます。
しかし、そうした操作をした覚えがないのに何も言わなくなったら、それは何らかの故障を疑う必要があります。
ETC車載器は作動していますか?
特に、ETCカードを挿入しても何も言わないということは、通常はありえないことです。
どのメーカーの機種であれ、
「カードが挿入されました」
といった確認の音声が流れるのが普通です。
なかには、ご丁寧にも、
「有効期限は〇〇年〇〇月です」
といった音声まで流れる機種もあります。
いずれにしても、出てくるはずの音声がなく何も言わない場合は、ETC車載器本体のランプがついているかどうかをまず確認してください。
緑色のランプが点灯・点滅のこともあれば、警告を示すオレンジ色のランプが点灯・点滅していたりすると思いますが、これらいずれかの状態であればETC車載器に電気が来ていることは確実にわかります。
電気が来ているのに何も言わないとしたら、これは音声を消す設定にしている可能性が高いと思います。
ご自身にそんな設定をした覚えがなくても、もしかしたら家族の誰かがやっているかもしれません。
一般的に、ETC車載器本体はそれほど故障しやすい機械ではないと思います。
ちゃんとランプがついているのであれば、故障している可能性は少ないと思われます。
車載器に電気が来ている気配がない場合
上記とは違って、ETC車載器のランプが一切点灯も点滅もしない場合は、車載器本体が故障しているか、あるいは配線がどこかで切れているか、カプラー等が外れているか、ヒューズが切れているか、これらのいずれかが原因だと思います。
この場合は、ETC車載器を取り付けたショップとかディーラーで診断してもらってください。
あるいは、最も確実なのは、
「車 電装屋 〇〇」※〇〇はご自身が居住する地域
でグーグル検索して、最寄りの電装屋さんに診断・修理してもらうのが最良の方法です。
というのも、ディーラーやカー用品店に持ち込んでも、すぐに解決できない場合は、ディーラーやカー用品店は提携している電装屋さんに持ち込んで修理してもらうからです。
車の電装屋さんとは、エアコンをはじめ車の電装品とか配線などを専門に扱う業者さんで、私たちが電装関連の修理をディーラーやカー用品店に依頼した場合、ディーラーやカー用品店は窓口になっているだけで、実際にその作業を行っているのはこうした電装屋さんなのです。
もっとも、修理代が高額になる内容の故障なら、修理するより新品に取り換えた方が割安感があるケースもありますが。
音声や警告音を消す方法
ETC車載器はとてもおしゃべりでお世話焼きな機械です。
あまりにうるさいので、いっそのこと音声や警告音を消したい、または音のボリュームを絞りたいというニーズはけっこうあります。
その際は、それぞれの機種の取扱説明書の記載通りに操作してください。
手元に取扱説明書がない場合は、ネットで簡単にダウンロードできます。
たとえば、デンソーのDIU-9401という機種であれば、グーグル検索で、
「DIU-9401 取扱説明書」
で検索すれば、検索結果のトップにダウンロードページが出てきます。
ETC車載器の他のメーカー、パナソニック、三菱、ケンウッド、アルパインなども同様の手順でダウンロードできます。
たとえば、パナソニックのETC車載器の説明書には、音声調節のページに次のような記載があります。
音量調整で消すことが出来ます。音量調整は通常の状態で「音量ボタン」押すごとに、レベル1(最小音量)~レベル4(最大音量) 、次にレベル0(音声しない)の5段階に調整できます。但し、音量レベル0に設定しているときでも、「異常発生時」は音量レベル2で音声案内されます。「カード未挿入」「カード抜き忘れ警告」は音量レベル1で音声案内されます。
ETC車載器がおしゃべりでお世話焼きな理由
上記のパナソニックの説明書の中に面白い記述がありますね。2つ目の段落の部分です。
但し、音量レベル0に設定しているときでも、「異常発生時」は音量レベル2で音声案内されます。「カード未挿入」「カード抜き忘れ警告」は音量レベル1で音声案内されます。
つまり、たとえ音声のボリュームを0に設定したとしても、「カード未挿入」とか「カード抜き忘れ警告」は最低限のボリュームではあるが、ちゃんと警告するというわけです。
もしもETCゲートを通過する際に、カードの挿入忘れがあったらゲートは開かず、交通状況によっては後ろから追突される可能性もあります。
これを防止するには、とにかくETCカードの挿入忘れがないように注意喚起する必要があります。
また、カードを抜き忘れて車を離れると、カードを盗み取られて勝手に使用されてしまう恐れもあります。※ETCカードは車載器さえあれば他の車でも使用可能です
これを防ぐためにも口うるさく注意喚起する必要があるわけです。