【超丁寧解説】高速道路の特別転回|目的のインター出口を通り過ぎた場合の救済制度

料金所・特別転回・Uターン

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画像:Wikipedia

高速道路を走行中で、うっかり分岐を間違えたり、目的のインターを通過してしまう場合があります。

こういった場合でも、決して慌てることはありません。

ちゃんと救済制度があります。

それが特別転回と言われるものです。

この制度を使えば追加料金を支払うことなく目的のインターで降りることができます。

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出口を間違えた場合の救済制度「特別転回」

Aというインター出口で降りる予定が、うっかり間違えて通り過ぎてしまった場合、慌てずに次のBで降りてください。

その際、あなたがやるべき手順は次のようになります。

特別転回の方法
  • 料金所で停止する前にあらかじめETCカードを引き抜いておきます。通行券の場合は何もしなくていいです。
  • 「一般」の表示があるゲートで停止します。つまり係員がいるゲートである必要があります。係員がいないとこの救済策は受けられません。「一般」がなく「一般 / ETC」という兼用のゲートしかない場合はそのゲートで停車します。その際にもしもETCカードを事前に引き抜いていなかったら停止した段階で課金されてしまいこの救済策は受けられなくなります。
  • 係員に間違って目的の出口を通過してしまったことを告げます。
  • すると、ETCカードの場合はそのままなにもしませんが、通行券の場合は特別転回を承認するスタンプを押してくれます。
  • あとは係員の指示に従います。
  • つまり、係員がそのインターの構造に沿った誘導をしてくれます。たとえば出口を通過してすぐにUターンできる構造であれば、その場ですぐにUターンします。あるいは、いったん一般道に降りてから再度インター入口に入ってくるように指示されることもあります。
  • そうやってインターの入口ゲートに並びます。ただし、このゲートも係員がいる「一般」か「一般 / ETC」のいずれかでなければなりません。
  • 入口ゲートを通過する際は、ETCの場合は許可をもらって特別転回する旨を係員に伝えます。通行券の場合は承認スタンプが押された通行券を提示します。
  • そうやって入口ゲートを通過するのですが、ETCの場合は通過した後で抜き取っておいたETCカードを挿入します
  • 目的のインターまで走り(つまり引き返し)、ETCの場合はETCゲートを通常通り通過します。通行券の場合は「一般」か「一般 / ETC」のゲートで料金を支払います。
  • ETCの場合も通行券の場合も、支払う料金は通常料金と同額です。

以上が特別転回の方法です。

係員がいないインターでは対象外

この特別転回による救済は、スマートインターなど係員がいないインターでは受けられません。

必ず救済されるとは限らない

特別転回による救済は、本来は災害や事故で急遽目的外のインターを使わざるを得ない場合のために用意されています。

そのため、いついかなる場合にも必ず救済してもらえるとは限りません。

たとえば年末年始やお盆などで料金所が異常に混み合っている場合など、どういう扱いをされるかは不明です。

間違って手前のインターで降りてしまった場合にも適用

 

特別転回による救済は、目的の出口より手前の出口でうっかり降りてしまった場合にも適用されます。

その場合も、上記の解説と同じやり方です。

係員のいるゲートで事情を話し係員の指示に従ってください。

間違ったのが1区間でない場合は?

1区間だけ通り過ぎてしまった、あるいは1区間だけ手前で降りてしまった場合であれば、上記のような手順で特別転回の救済を受けられると思います。

けれども、もしも3区間とか5区間間違った場合はどうなるでしょう?

これは係員の裁量にかかってくると思います。

と言うか、たとえば5区間通り過ぎたら、それは「うっかり間違い」とは言えないでしょう。

何らかの「故意」によるものであり、救済の対象になるとは思えません。

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。