JAFって必要?メリット・デメリットは?全疑問に回答!
バッテリー上がりやガス欠やタイヤのパンクなどで困ったときは、JAFを呼べば平均30分以内に現場に駆けつけてくれてトラブルを解決してくれます。
そんな頼もしいJAFですが、みなさんご存じのように、JAFとほぼ同じ内容のサービスは自動車保険のロードサービスにもあります。※サービス内容の比較は後の項目で解説しています
自動車保険はみなさんすでに加入しているはずで、どの保険会社の自動車保険にもロードサービスは自動付帯しているので改めて料金を払う必要はありません。
一方で、JAFは入会金が2,000円で年会費が4,000円です。※各種割引はありますが原則として
こうなると、あえてJAFに加入する必要があるのか、という疑問も湧いてきます。
このページでは、JAFって必要か、自動車保険のロードサービスと比較した場合のメリット・デメリットは何か、といった点をかいつまんで簡潔に解説しています。
JAFって必要?
JAFは行動半径が広くて消費行動が活発な人、つまり「活動的な人」には間違いなく必要であり、大いにメリットがあります。
JAFは<人>が対象なので、JAFの会員になればマイカーだけでなくレンタカー、社用車、友人・知人の車、大型バイクや原付バイク(自己所有・他者所有に関係なく)といったものを運転してガス欠やパンク等のトラブルにあった場合、すべてサービス対象になります。
一方で、自動車保険のロードサービスは<契約車両>のみが対象です。自動車保険の契約をしているマイカーに乗っていて発生したトラブルだけがサービス対象です。
つまり、いろんな車やバイクに乗る機会が多い人は躊躇することなくJAFに加入すべきです。
また、知ってる人は知ってるけれど知らない人はまったく知らないことなのですが、JAFには無数の割引特典があります。
下記はJAFの優待特典が受けられる全国の店舗や施設です。JAFナビ(優待特典)という会員サイトからアクセスできます。
- 遊園地・テーマパーク
- 観光名所・動物園など
- 美術館・博物館
- 温泉・入浴施設
- アウトドア
- アミューズメント
- グルメ
- ショッピング
- 暮らし
- ガソリンスタンド
- 道の駅
- SA・PA
- 宿泊施設
- 旅行
- カルチャー
- その他(マイカー回送 他)
- オンライン優待
たとえば、ドミノピザでMサイズかLサイズを注文する際にJAFの会員証を提示すれば25%の割引が適用されます。
JAFの年会費は4,000円ですが、平日の食事や休日の観光施設などでJAFの割引をこまめに利用すれば、あっという間に元は取れてしまいます。
また、意外と知られていないのですが、モータースポーツのA級ライセンスとかB級ライセンスというのはJAFが発行しているライセンスです。こうしたライセンスを取得するにはJAFの個人会員である必要があります。
自動車保険のロードサービスと比較:メリット・デメリット
すでに触れたようにJAFのサービスと自動車保険のロードサービスはサービス内容がほぼ同じです。わずかな違いを見るために、東京海上日動のロードサービスと比較したいと思います。
東京海上日動の自動車保険に加入すれば、当然ロードサービスが自動付帯してきます。
その際、すでにJAFに加入している人もいれば加入していない人もいるので、そうした重複契約者にもソンがないように、東京海上日動ではJAF会員のために「JAF会員向け拡大サービス」という特典を用意しています。
下記の一覧表は、左が東京海上日動のみの内容、右が東京海上日動+JAFの内容です。
サービス内容 | JAF非会員(東京海上のみ) | JAF会員(東京海上+JAF) |
トラブル現場での応急対応にかかる部品代・消耗品代 | 自己負担 | 保険期間中に1回まで4,000円を上限に受け取れる |
けん引・搬送 | 15万円まで無料 ※応急対応費用と合計での限度額 | 15万円まで無料 ※応急対応費用と合計での限度額 |
燃料切れ時の燃料代無料サービス | 保険期間中に1回 | 保険期間中に2回 |
パンク応急修理 | 対象外 | 対象 |
タイヤチェーンの着脱 | 対象外 | 対象 |
雪道・ぬかるみ等(スタック)からの引き上げ | 対象外 | 対象 |
自然災害に起因した事故・故障 | 一部対象※地震・噴火・津波は対象外 | 対象 |
バッテリー上がり | 対象 | 対象 |
キーの閉じ込め | 対象 | 対象 |
パンク時のスペアタイヤ交換 | 対象 | 対象 |
上記一覧でお分かりのように、基本的にはJAFに加入していてもいなくても大きな違いはありません。
強いてメリット・デメリットを言うなら、下記のような場合はJAF会員であることのメリットを享受できます。
- 雪道でタイヤチェーンの着脱をしてもらう
- 雪道やぬかるみで立ち往生した時に引き上げてもらう
- パンクの応急修理※スペアタイヤに交換するのはどちらも対象ですが、パンク修理はJAFのみ
- バッテリー交換等で実費支払いが必要な際にJAF会員なら4,000円まで負担してくれる
上記内容はJAF会員である場合にのみ受けられるサービスです。
一方で、JAF会員にはなく自動車保険のロードサービスにのみあるサービスもあります。以下のようなものです。
- 代替交通費・レンタカー費用サービス:出先で車がトラブルになって走行不能になった場合に、帰宅のための交通費、レンタカー費用などを保険会社が支払う。
- 車両引き取り費用サービス:契約車両が自力走行不能になり、修理工場等に搬送され、修理が完了した際に、車の納車または引き取りにかかる費用を支払う。
もっとも、こうしたサービスはJAFの非会員でも自動車保険に加入している人は受けられるので、JAFのデメリットとは呼べないでしょう。自動車保険にはほとんどの人が加入しているのですから、「自動車保険 対 JAF」という対比自体あまり意味がないことです。
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まとめ
結局、JAFって必要か、JAFに加入するメリット・デメリットは何かを考えると、繰り返しになりますが、活動的な人にはJAFは必要ですし、絶対的にお得です。各種割引を利用すれば年会費4,000円などすぐに元が取れてしまいます。
ガス欠やパンクなどのロードサービスだけでJAFと自動車保険を比較しても、重箱の隅をつつく程度の違いしかありません。つまり、ロードサービスの内容だけで言うなら自動車保険に加入していればそれで十分でしょう。
しかし、JAFにはあまり知られていない各種特典が盛りだくさんで、活動的なカーライフを送っている人にとっては、年会費などすぐに元が取れますし、JAFに加入しない手はないと思います。
(※)私はこのブログの他のページでたびたびJAFじゃなくても自動車保険のロードサービスで十分ですよといった意味のことを書いていますが、それは通常のカーライフを送る場合の話です。行動半径も消費行動もより活動的な人の場合は、断然JAFに加入することをおすすめします。とんでもなくおトクだと思います。
JAF関連の下記記事も参考になさってください。
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