【2分記事】軽自動車の白ナンバーはむかつく?なぜ白ナンバーにできるの?

軽自動車・白ナンバー・貧乏・見栄っ張り・やめてほしい




軽自動車の白ナンバーはむかつく?なぜ白ナンバーにできるの?

本来は黄色ナンバーのはずの軽自動車が白ナンバーを付けて走って入る光景をしばしば見かけます。

確かに遠目には普通車と同じ白ナンバーに見えますが、間近で見ると右上のところにロゴマークが入っています。

それは2019年のラグビーワールドカップを記念したロゴ、あるいは2020年(延期されて2021年)の東京オリンピック・パラリンピックを記念したロゴのいずれかです。

オリンピック記念ナンバー(寄付金なし)

オリンピック・パラリンピック記念ナンバー(右上にロゴ)

ラグビーワールドカップ・寄付なし

ラグビーワールドカップ記念ナンバー(右上にロゴ)

上記2種類の記念ナンバーは普通車(登録車)も軽自動車も全く同一のナンバーです。

巷では、この2つの記念ナンバーを付けている軽自動車に対して根強くて根深い罵詈雑言が止みません。

白ナンバーだから普通車だと思って後ろに付いたら、なんだスズキのワゴンRじゃないか。軽なのになんで白ナンバー付けてんだよ。むかつくな、まったく!

記念ナンバーのことは知っていた。軽自動車でも白ナンバーが付けられるってね。ただ、そんなみっともないことをやる人はいないだろうと思っていたんだけれど、いるいる、白ナンバーを付けた軽自動車がかなりいるんだよね。本人の自由かもしれないけれど、何となくむかつくのはなぜだろう?

自分だったらやらない。現に今ホンダのN-BOXに乗っているが堂々と黄色ナンバーを付けている。当たり前だよ。白ナンバー付けて見栄でも張っているんだろうか。周りがムカついているのを知らないんだろうか。貧乏くさい感じがするし、同じ軽自動車乗りとしてやめて欲しいね。

軽の白ナンバーがむかつくっていう人がいるけれど、なんでそんなことが気になるのか不思議だね。大きなお世話じゃないか。ムカつくっていう人は、たぶん高速で黄色ナンバーの後ろに付いたら条件反射で追い越しにかかる人たちなんだろうね。昔の軽ならともかく、今の軽は高性能で交通の流れを悪くしている車なんてほとんどないのにね。新車販売の約半数が軽自動車だという現実を知らないんだね。※2020年新車販売台数に占める軽自動車の割合は37.4%

軽自動車を買った人ができれば白ナンバーを付けたい気持ちはわかります。せっかく悩んでボディーカラーを選んだのに、後から真っ黄色のナンバーが付けられて、もうすべて台無しです。だから、気持ちはわかります。でも、むかつくのは確か。これって差別意識でしょうか?

私も軽自動車に乗った経験がありますが、軽自動車に乗っている人の多くが潜在的に白ナンバーを望んでいることは間違いないと思います。

その理由は、上記コメントにもあるように、

  • 黄色ナンバーがボディーカラーを台無しにする
  • 黄色ナンバーを付けていると高速で必ず追い越しをかけられる
  • 何となく黄色ナンバーは恥ずかしい

といった気持ちがあるのだと思います。

私が乗っていた軽自動車はホンダのビートで、この時代にはオリンピックの記念ナンバーなどはなかったので、いやでも黄色ナンバーを付けるしかなく、保護色効果を狙ってボディーカラーはイエローにしたことを覚えています。

軽自動車乗りが記念の白ナンバーを付けるのは、必ずしも見栄を張ったりする気持ちからではないと思います。

やはり、色のトータルコーディネーションが難しくなるのと、高速で強引に追い越しをかけられるのが嫌だという点はかなり大きな理由になると思います。

わたしもビートに乗っていた時によく普通車に追い越しをかけられ怖い思いをしました。

でも頻繁に追い越しをかけられたのはビートだったからで、もしもS660だったら追い越しの頻度はもっと少ないだろうと思います。

S660じゃなくても、ハスラーとかムーブとデイズとかEKワゴンなどでも、100キロ前後なら普通にクルージングできますから、昔の軽ほど嫌な思いをすることはないと思います。

それでも、軽自動車に対して、「非力だ」「モタモタしている」「上り坂でスピードが落ちるからうっとうしい」と感じているドライバーは今でも数多くいて、そういう方々が軽の白ナンバーに気づくと、とっさにむかつくのだと思います。

「身の程をわきまえろ」

「隅っこを走ってろ」

「そもそも高速に乗るな」

などなど、もう散々です。

確かに、全ての軽自動車がここ数年に販売されている高性能なエンジンを積んでいる車両ではなく、まだまだ流れに追従できない性能の低いエンジンで走っている車両も多いので、普通車のドライバーからいわば「やっかいもの」のように見なされるのもある程度理解できるところです。

いずれにしても、たとえ公道を走るすべての軽自動車が普通車と変わりない高性能な車に入れ替わったとしても、それでも普通車のドライバーが軽自動車に「差別意識」をもつ理由は確固として存在します。

それは、税制です。

年に一度の自動車税(軽自動車税)の額が、2016年に7,200円から10,800円に増税されたとはいえ、それでも普通車よりずっと割安です。

また、高速料金も優遇されています。

だいたい普通車の8割程度の料金です。

このように軽自動車ゆえに制度上特別扱いされている一面があるので、そんな車が普通車と同じ白ナンバーを付けていたりすると、

いっぽうで特別扱いされているくせに、ナンバーだけ『平等』でありたいなんて、虫が良すぎるじゃないか。そういうところがむかつくんだよ

と言いたくなるのだと思います。

税制その他が普通車レベルになるその日が到来しない限り、軽自動車の白ナンバーは永遠に「むかつく」対象であり続けるのでしょうね。

また、軽自動車乗りの皆さんは、いまの優遇策を得続けたいと思ったら、時々感じる周囲からの「差別意識」は受け入れるべき性質のものです。

ヘンに「平等」を主張すると、「じゃあ、税金も有料道路代もすべて平等にしましょう」という流れに向かってしまいますから。

ここは耐えるべきところです。

そもそもなぜ「白ナンバー」があるのか?

すでに答えは出ていますが、改めて軽自動車の白ナンバーについて。

2019年のラグビーワールドカップ、2020年(実施は2021年)の東京オリンピック・パラリンピック、この2つの大会の開催を記念してそれぞれ記念ナンバーが発行されたのですが、それが右上にロゴが入ったナンバーで、普通車も軽自動車も区別なく同一のナンバーでした。

オリンピック記念ナンバー(寄付金なし)

オリンピック・パラリンピック記念ナンバー(右上にロゴ)

ラグビーワールドカップ・寄付なし

ラグビーワールドカップ記念ナンバー(右上にロゴ)

ところが、両大会の記念ナンバーは上記のものだけではなく、実はもっと大きな図柄が入ったものも選択可能だったのです。

東京オリンピック記念ナンバー・寄付あり

オリンピック・パラリンピック記念ナンバー

ラグビーワールドカップ記念ナンバー・寄付アリ

ラグビーワールドカップ記念ナンバー

でも、みなさんは上記のような図柄が目立つ記念ナンバーを見かけたことはあまりないと思います。

大きな図柄が入った記念ナンバーは「寄付金付き」ナンバーで、文字通り寄付金を納付した人に発行されるナンバーでした。

右上にロゴが入っているだけのナンバーの方は、「寄付金なし」のナンバーです。

軽自動車で記念ナンバーを申し込んだ人のうち、ラグビーの記念ナンバーの申込者の約7割、オリンピックの記念ナンバーの約8割が「寄付金なし」のナンバーを選択しました。

決して寄付金をケチったからではありません。

そうです。「寄付金なし」のナンバーが遠目には普通車の白ナンバーとほとんど同じに見えるから、だから「寄付金なし」のナンバーを選択したのです。※寄付金の額は「1,000円以上」なので、寄付金をケチったからでないのは明白です。

ラグビー記念ナンバーとオリンピック記念ナンバーで、「寄付金なし」のほとんど白ナンバーと同等のものを申し込んだ人の数は約1,346,700人です。

このうち、すでに廃車にしたり他のナンバーに付け替えている人もいるでしょうが、記念ナンバーはそのまま今後も付け続けることが可能なので、今も100万台前後の軽自動車が白ナンバーを付けて公道を走っているはずです。

つまり、今後数年間は軽自動車の白ナンバーは存在し続けることになります。

※この記事を書いている2021年11月15日現在、ラグビーとオリンピックの記念ナンバーはすでに受付終了しています。すでに発行されているナンバーは今後も廃車するまで利用できますが、新規取得はできません。

さらに、国土交通省が音頭を取って地域振興、観光振興を促進するための「図柄入りご当地ナンバー」というものがすでに発進しています。

このナンバーは、文字通り「図柄入り」なので、オリンピックの記念ナンバーのようにほとんど白ナンバーとはいきませんが、それでも地域によっては通常の黄色地ナンバーよりも普通車のナンバーに近いものがあります。

軽自動車・白ナンバー・デメリット・いつまで使える・越谷ご当地ナンバー

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今後は、軽自動車だからと言って必ず黄色地に黒文字のナンバーとは限らず、パッと見では判断が付かない車両が公道を走行することが有り得るということになりそうです。

ご覧いただきありがとうございました。




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