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目次
【記事丸わかり】
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軽自動車の白ナンバーは2024年申し込み可?今後なくなる?延長する?
画像:国土交通省
街中で、軽自動車の白ナンバーを見かけたことはありませんか?
「え?軽自動車で白ナンバーはOKなの?」
「軽自動車だからって黄色ナンバーにする必要ないでしょ」
「黄色が嫌なら普通車に乗ればいいのでは?」
と、Yahoo!ニュースでも黄色ナンバーに関する議論が2000件以上も寄せられています。本記事では、「黄色ナンバー賛成派」「黄色ナンバー反対派」の意見を踏まえ、
- 白ナンバーにする意味
- 2024年白ナンバーにする方法
- 白ナンバーの注意点
- 白ナンバーのメリット
- 今後白ナンバーはなくなる?延長は?
といった疑問を解消します。今後白ナンバーにしたい!という方は、ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも黄色ナンバーはなぜ必要?
「ナンバープレート」は、日本では1907年(明治40年)に装着が義務づけられました。軽自動車の黄色ナンバー制度が始まったのが、1975年。
軽自動車のナンバープレートは、自家用車が「黄色地に黒文字」、事業用車が「黒地に黄色字」の2種類が存在します。
画像:軽自動車検査協会
黄色になった理由
黄色になった理由として、「高速道路での料金や最高速度の規定が普通車と軽自動車で異なっていたから」とされています。当時、高速道路の制限速度は、軽自動車は時速80km、普通車は時速100kmと決められており、区別するために黄色ナンバーが導入されました。
係員や警備員が昼夜問わず見やすいことから、視認性の高い「黄色」になったと言われています。
軽自動車の黄色ナンバー論争が起きている?
2023年、年始早々Yahoo!ニュースで「軽自動車に義務付けの黄色ナンバー、今の時代嫌がらせとしか考えられない」と、話題となりました。(参照URL)
この発言をしたのが、ジャーナリストである辛坊治郎氏。自身のラジオ番組で上記の発言をし、ヤフコメ民のコメントが殺到する騒ぎに。
そもそも軽自動車の黄色ナンバー論争は、SNSや5ちゃんねるでも以前から議論が交わされています。
黄色ナンバー賛成派
黄色ナンバー賛成派の声を見てみましょう。
「3年前から軽自動車になりました。白いボディーですが、白ナンバーより合うと思うし、個人的に黄色ナンバー好きです。」 「ひき逃げにあった経験から言わせてもらうと、すぐに確認しやすいので、ナンバープレートの色は分けておいて欲しい。」 「私の住む田舎では、有料道路はETC非対応の有人料金所しかない。係員の負担を考えると、黄色ナンバーで良いのでは?と思う。」 |
そのほかにも、
- 軽自動車のくせに白ナンバーつけるとか、ただの見栄っ張り
- 軽自動車の白ナンバー違和感しかない
- 黄色が嫌なら普通車に乗ればいいのに
と軽自動車が白ナンバーにすることへの批判が出ています。
黄色ナンバー反対派
黄色ナンバー反対派は、黄色ナンバーに対してどんな不満をもっているのでしょうか?
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軽自動車をアピールする「黄色ナンバー」は、デメリットと感じている方もおり、白ナンバーを希望するケースがあるようです。
また、軽自動車は小回りが利き運転しやすいメリットがある一方で、馬力がないため高速道路で煽られやすい点も白ナンバーにしたい理由のひとつ。
社会問題となる「煽り運転」に遭遇しないために、白ナンバーにしたい人も増えているようですね。
白ナンバーにしている人の声
実際に、黄色ナンバーから白ナンバーにしている人の声が気になりますよね。白ナンバーにしている人の声を集めました。
「黄色ナンバーだと、煽られるし、すれ違いできる道なのに、対向車が左側に寄らないとか危険な事だらけで、やむなく僕も白ナンバーにしています。」 「ちなみに私も白ナンバーにしている。自分の愛車だから可愛くしたい。白い車体で黄色が目立つから色を合わせて白で統一したら可愛くなるかな?と。」 |
白ナンバーについては、さまざまな議論が交わされています。しかし、白ナンバーを装着したからと言って事故や煽り運転がなくなる訳ではありません。
白ナンバーを事故防止目的でつけるのは間違いです。その点を理解した上で、白ナンバーを取り入れましょう。
軽自動車を白ナンバーにするのは可能?
軽自動車を白ナンバーにするのは可能なのでしょうか?現在の白ナンバーの種類について解説します。
白ナンバーの種類※交付済み
交付済みの白ナンバーの種類は以下の2つになります。
画像:国土交通省
画像:国土交通省 |
街でよく見かける白ナンバーは、上記2つの記念ナンバーが多いですよね。
2019年ラグビーW杯と2020年東京オリンピックを記念して、特別仕様のナンバープレートが交付されました。デザインには大会のシンボルマークやオリジナルデザインが使用されています。
寄付金の有無によってデザインが選べる仕組みで、「寄付金なし」を選ぶと大会ロゴのみのシンプルなデザインとなり、軽自動車でも白ナンバーが装着できると話題になりました。
現在、この2つの申込期間は終了しています。現在車両についている記念ナンバーは、その車の廃車等でナンバーを返却しない限り引き続き使用できます。
2024年申し込み可能な白ナンバー
今後白ナンバーがなくなる前に、早めに白ナンバーを取得したい人もいるでしょう。
2024年、今後申し込み可能な白ナンバーをご紹介します。2024年1月現在、申し込みできる白ナンバーは以下の3種類です。
①大阪関西万博仕様特別ナンバープレート
(画像引用:国土交通省)
こちらは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を記念した特別仕様のナンバープレート。公式ロゴマークのフォルムをモチーフにした全国共通のデザインです。
上段が1000円以上の寄付金:フルカラー版。下段が寄付金なし:モノトーン版。
「万博の感動が貴重な思い出となり、多くの人々の心の中で走り続けて欲しい」というコンセプトとなっています。
②全国版図柄入りナンバープレート
品川ナンバーの例。背景の図柄は全国共通(画像引用:国土交通省)
2024年現在、東京オリンピックの特別仕様ナンバープレートの後継となる、新たな『全国版図柄入りナンバープレート』が登場しています。
ナンバープレートの中にいろんな形の花がありますが、これらは47都道府県の花をモチーフにしています。
「日本全体で立ち上がろう」という想いが込められています。全国共通デザインで、全ての地域で交付可能です。
こちらも寄付金あり、なしによりデザインの選択が可能。「安全・安心で楽しいお出かけを通じて日本を元気にする取組み」を支援する1,000円以上の寄付で、フルカラー版の図柄入りナンバープレートが選択できます。(※寄付のない場合はモノトーン版)
上段がフルカラー、下段がモノトーン(画像:関東陸運振興センター)
③地方図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)
富士山ナンバーの例(画像引用:富士宮市)
地方図柄入りナンバープレートは、地域の魅力を全国に発信することを目的とし、「走る広告塔」として地域の風景や環境資源がデザインされたもの。2018年10月から交付が開始されています。
地域の名所や名物がデザインされ、「ご当地ナンバー」とも呼ばれています。つまり、前の章の全国版図柄入りナンバーは全国共通デザインですが、こちらは地域によってデザインが異なります。
現在は、全国58地域で導入されており、こちらも寄付金あり・なしでフルカラーのナンバープレートを選択できる仕組みです。
画像:国土交通省
交付期間
それぞれの白ナンバーの交付期間は以下の通りです。
特別仕様ナンバープレート | 交付期間 |
大阪関西万博仕様特別ナンバープレート | 令和4年10月24日(月)〜令和7年12月26日(金) |
全国図柄入りナンバープレート | 令和4年4月18日〜令和9年4月30日 |
地方図柄入りナンバープレート | 第1弾41地域:平成30年10月1日~ 第2弾17地域:令和2年5月11日~ |
交付方法
交付方法は以下の通りです。
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Webの申し込み方法や詳細については、以下のサイトをご確認ください。
交付費用
特別仕様ナンバーやご当地ナンバーの交付料金は、納める地域によって異なります。軽自動車の場合、7,000円〜1万円ほどの費用が必要です。
ディーラー・整備工場・行政書士に代行を依頼する場合は、交付料金の他に申込代行の手数料等がかかることがあります。
軽自動車を白ナンバーにする時の注意点
軽自動車を白ナンバーにする時の注意点を解説します。
完全に白ナンバーにはならない
ラグビーW杯や2020年オリンピック仕様の場合、寄付金なしならエンブレムのみのデザインでした。ナンバーの右上に小さなエンブレムが表示されているため、パッと見「白ナンバー」と変わりのない仕様です。
しかし、2024年に取得できる白ナンバーは、軽自動車の場合、全てのデザインに「黄色の縁取り」が入ります。
そのため、完全に白ナンバーにならないので、その点は事前に把握しておきましょう。
白ナンバーにできない車がある
全ての車がいわゆる「白ナンバー」を取得できるわけではありません。白ナンバーにできない車種は以下のタイプの車です。
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視認性を高めるため、軽自動車に字光式ナンバーを取り付けているユーザーもいるでしょう。このような場合は、白ナンバーの申し込み自体ができないので注意が必要です。
交付まで時間がかかる
図柄入りナンバープレートは、通常のナンバープレートと異なり注文制作となります。申し込み後、ナンバープレートの交付までに10日程度かかります。
また、交換申請書・車検証・印鑑など必要書類も多く手間がかかることも念頭に入れておきましょう。
白ナンバーのメリットは?
黄色ナンバー論争では反対派の意見もありますが、白ナンバーにするメリットもたくさんあります。
記念に保存できる
車を買い替えた時や廃車となった場合、ナンバープレートは返納しなくてはなりません。特別仕様や図柄入りナンバープレートは、不正使用防止のための穴を開けた上で記念に保存することが可能です。
(※不正使用防止処理には手数料がかかる場合があります)
車の思い出が手元に残せるのは嬉しいですね!
イベント・地域を支援できる
交付申し込みの際、寄付金を納めることでイベントや地域を支援できるといったメリットがあります。寄付金の使い道についてはこちら。
【寄付金の使い道】
大阪関西万博仕様特別ナンバープレート | 大阪関西万博に関連した交通サービスの充実 |
全国図柄入りナンバープレート | 自動車事故防止など |
地方図柄入りナンバープレート |
|
寄付金を支援した場合、ナンバープレートがフルカラーになり外からの見た目も大きく変わります。「走る広告塔」として地域の魅力を発信できるという点は、大きなメリットになるでしょう。
白ナンバーは今後なくなる?延長する?
白ナンバーは今後なくなる?既存の申し込みの延長は可能?なのでしょうか。
軽自動車のいわゆる「白ナンバー」は、2019年ラグビーW杯の特別仕様ナンバープレートの交付から可能になりました。
- 2019年ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
- 2020年東京オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート
こちらの2つにおいては、今後延長の予定はなく、申込や交付期間が終了しています。
しかし、2024年に取得できる3つの白ナンバーのうち、地方版図柄入りナンバープレートは交付期日が定められていません。(2024年1月現在)
そのため、ご当地ナンバーが延長されれば白ナンバーがなくなる心配はなく、今後軽自動車を購入しても白ナンバーの取得が可能です。
さらに、国土交通省は、地方版図柄入りナンバープレートの普及に力を入れ、新たな地域への受付も開始しています。
今後白ナンバーがなくなるのか延長されるのかといった情報は、現時点では明確に分からないため、白ナンバーを希望するなら早めに申し込みましょう。
まとめ
「軽自動車の白ナンバーは2024年申し込み可?今後なくなる?延長する?」について解説しました。黄色ナンバー賛成派や反対派の意見が出ていますが、注意点をしっかりと理解していれば、イベントや地域に貢献できるといったメリットも感じられます。
2024年現在白ナンバーを取得できる方法は3つ。以前のラグビーW杯やオリンピック仕様のナンバープレートは交付が終了しており、延長期間もありません。
今後、軽自動車の購入を考えている方は、白ナンバーがなくなるのでは?と心配になる人もいるでしょう。地域で取得できるご当地ナンバーは、今後の延長や、なくなるといった情報は今のところありません。
どうしても白ナンバーにしたい人は、早めに申し込みましょう!ご覧いただきありがとうございます。