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【記事丸わかり】
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希望ナンバーでダサいナンバーというとどんなものがある?
新車や中古車を購入してナンバープレートの番号が新しくなるというとき、以前は陸運局に当てがわれた「おまかせ」の番号を付けるしかなかったのですが、今では多くの人が数千円の料金を支払って希望ナンバーを付けるようになっています。
すると、面白いことに「自由という不自由」な状態に多くの人が追いつめられることになり、結局のところ、ある意味で「どれも似たり寄ったり」のナンバーが付けられるようになったのは紛れもない事実でしょう。
だからこそ、
「11とか8888とかゾロ目のナンバーってダサいよね」
「1122って、いい夫婦の語呂でしょ?ああ、みっともない」
「2525はまさかにこにこじゃないよね。そうだとしたら恥ずかしいと思わないのかな?ああダサいダサい」
「8008って、ちょっと数字を作り過ぎじゃないの?やり過ぎるとダサいよね」
「3とか5とか8とか一桁のナンバーがあるけど、ちょっと気取り過ぎじゃないの?おすまししている感じがして逆にダサいよね」
このように、ゾロ目であったり、わかりやすい語呂合わせであったり、1桁の数字であったり、こういったいかにも希望ナンバーで申し込んだ数字だとわかるようなナンバープレートに対して、少なからぬ数の皆さんがダサいダサいダサいの大合唱の状態になっています。
多くの人が希望ナンバーでダサい数字と決めつけている数字は以下のような数字です。
- 1188
- 8008
- 7
- 11
- 123
- 1010
- 77
- 55
- 1001
- 1
- 2525
- 8
- 3
- 8888
- 1122
- 5
でも、ちょっと待ってください。
上記の数字は希望ナンバーで申し込みが殺到している数字で、地域を問わず日本全国で毎年トップ20以内に入るような数字ばかりです。
つまり、人気があるんです。
多くの人が実際にマイカーのナンバーに採用している数字なのです。
そうなると、こういうことが言えそうです。
これは芸能人の人気投票と同じだな、と。
人気投票で好きなタレントのベスト10に入るような人は、たいてい嫌いなタレントのワースト10にも入っているものです。
「2525なんてダサくてみっともないナンバーはとても付けられないよね」と多くの人が思う一方で、同じく多くの人が「2525ってわかりやすくていいよね。数字の並びもきれいだし、これにしよう!」と感じているということなのです。
個性を出したい⇒⇒でも特殊過ぎると伝わらない⇒⇒結局没個性なダサい数字に
そもそも希望ナンバーは車のオーナーがめいめい自分の好きな数字を思い通りに付けられるように、という制度です。
希望ナンバーで私たちが選べるのは「一連指定番号」と呼ばれる4桁のアラビア数字の部分です。
数字4桁の組み合わせは10,000通りありますが、車のナンバーでは先頭に0が付くものはNGなので、組み合わせはその分だけ少なくなります。
しかし、3桁とか2桁とか1桁の数字でもOKなので、その分だけ自由度は高まり、結局はかなり数多くの組み合わせの中から選べるようになっています、計算上は。
で、実態はどうでしょう?
希望ナンバーを申し込むときの気持ちは、おそらく、下記のような思考をたどるのが普通だと思います。
「何か人とは違った数字にしたい。自分にとって意味のある数字にしたい。でも、あまり個人的な趣味趣向で数字を選ぶと、人が見て何がなんだかわからない数字の並びになってしまう。やっぱり、友達なんかが見てすぐにわかる数字、ウケる数字がいい。では、何にしよう・・・」
その結果が、ゾロ目の数字であったり、わかりやすい語呂合わせであったり、1001とか8008といったミラーナンバー(左右対称)であったり、あるいは、2020とか2021というような車の初度登録だと推測できるような数字であったりすることになり、つまり、没個性的なダサいナンバーになってしまうわけです。
かくいう私も、いま付けているナンバーの数字は車の初度登録年です(ああ恥かしい。でも車検の時期がすぐわかって便利です)。
このページのテーマは「希望ナンバーでダサいナンバーが多い理由は?」というものです。そしてここまでくるともはや理由は明白ではないでしょうか?
私たちは口では「個性が大事」と言いながら実際はあまり個性的ではいられない存在なのかもしれませんね。
どちらかというとみんなと同じでいたい気持ちの方が強いのだと思います。
でもちょっとだけ違っているかのように装いたい。だけどあまり違い過ぎるのは嫌だ。周囲にわかってもらえる程度に個性を主張したい。
こうした気持ちが、確実にダサい数字を選んでしまう理由だと思います。
一歩退いてみれば、1122とか2525とか3とか5とか8008が「いかにも」という数字であることは誰もが感じているのです。でも、いざ自分で数字を選ぶ場面になると、巡り巡って、結局そうした数字と大差ない似たような数字に辿り着くのです。
これって人間のサガなのではないでしょうか。
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ご覧いただきありがとうございました。