【プチ調査】左肩の肩こり|本当は怖い病気のサインかもしれない?

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【プチ調査】左肩の肩こり|本当は怖い病気のサインかもしれない?

※この記事は病院の医師ではない一個人がインターネットの情報を収集・精査したものであり、あくまでも執筆者個人の見解によるものです。記事内容は医師による診断・治療行為ではありません。肩こりの症状に悩んでいる方は、その症状に応じて整形外科、内科等を受診していただきたいと思います。

日本人の痛みやつらさの自覚症状の調査で、肩こりは女性1位、男性2位(1位は腰痛)です。(厚生労働省「平成28年度国民生活基礎調査」)

肩こりは最も「ポピュラー」な症状ということになります。

肩こりの原因は大別すると2種類あって、一つは頸椎の変形など肩周辺に問題がある場合、もう一つは内臓に原因があるのだけれど、神経の伝達経路の混乱によって、肩こりとして自覚されるケースです。

このページのテーマは後者のケースです。

人間の体には「内臓体制反射」と呼ばれるメカニズムがあります。このメカニズムを一言で言うと、内臓に発生した異常が皮膚や筋肉に影響を与えることです。

たとえば、内臓のいずれかの臓器に痛みがある場合、その痛みの情報は脊髄を通して脳に伝達されます。その際、脊髄には数多くの神経が集中しているために、ある種の混線のようなものが発生して、肩の痛みや首の痛みとして自覚されるケースも出てきます。

つまり、本人としては「肩こり」とか「首の痛み」として自覚される症状であっても、実際に問題が生じているのは肩や首ではなく、内臓こそがトラブルの発信源であるケースがあるということです。

このページのテーマは「左肩の肩こり|本当は怖い病気のサインかもしれない?」というものですが、まさに本当は内臓に原因がある肩こり、それも左肩の肩こりとして現れるもの、についてプチ調査の結果を解説していきます。

肩こりに悩んでいる方、とりわけ左肩の肩こりが心配な方にとって、最終的には病院で受診することをおすすめしますが、その前段階として、お役立ち情報をご提供したいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

肩こりの原因:本当は怖い病気かもしれないケース

内臓の異常が肩こりとして自覚されるメカニズムについて触れましたが、当然のこととして、肩こりの原因が実際に肩にあるケースももちろんあります。

ただ、頚椎の変形などが原因の場合は、肩をぐるぐる回したり、あっちこっちに動かした場合に、筋肉や筋や関節などが痛かったり、何かしら違和感を覚えたりすると思います。

けれども、肩こりの痛みの「本当の原因」が内臓にある場合は、そのように肩をぐるぐる回しても特に違和感や痛みがないと思います。

たとえば、心筋梗塞や狭心症では、肩こりの痛みを突然感じ、その痛みが突然消えたりします。

もっとも、ある程度の年齢になれば、肩こりというのは慢性的に誰でも抱えていますから、実際には、自分で原因を特定することは困難なケースが多いかもしれません。

ですから、肩こりが気になる方は、まずは整形外科を受診していただきたいと思います。

ここでは、病院を受診することを前提として、肩こりの症状がある場合に考えられる原因を見ていきたいと思います。

まずは、このページのテーマに沿って、「左肩の肩こり」の原因です。

左肩の肩こりの原因

狭心症や心筋梗塞の場合、左胸に痛みを感じるだけでなく、左肩や左腕、胸部などにも強い痛みが伴うことがあります。また、左肩の痛みは、突然感じて突然消えたりします。

いずれにしても、ただ左肩が痛いだけでなく、強い胸の締めつけ感を伴う場合は、一般的な肩こりではなくて、本当は怖い病気のサインかもしれないと受け止めるべきでしょう。

上記は心臓に関するトラブルで、心臓の場合は左肩の肩こりとして現れやすいのですが、その他の臓器が痛んでいる場合は、必ずしも左肩のみに肩こりの症状が現れるとは限らず、右肩にも痛みが出ることがあります。

高血圧、高脂血症、糖尿病、胆石症、不安症なども左肩や右肩の肩こりの原因となることがあるということです。

いずれにしても、心臓以外に、胃、肝臓、膵臓、胆のう、腎臓などが弱っている人は、左肩や右肩の肩こりを自覚することが知られています。

ストレスや不安などが内臓、特に胃の働きに悪影響を与え、そうした胃の不調が左肩や右肩の肩こりとして自覚されるケースもあります。

たとえば、次のような生活習慣や食習慣の人は、左肩や右肩の肩こりを感じやすいと言われています。

  • 食べ過ぎ(⇒⇒胃腸の疲労)
  • お酒の飲み過ぎやイライラなどのストレス(⇒⇒肝臓の疲労や胃の不調)
  • 油っぽい食品の摂り過ぎ(⇒⇒膵臓、胆のうの疲労)
  • 水分不足・寝不足(⇒⇒腎臓系の疲労)

こうした内臓の不調を改善するためには、以下のようなことが推奨されています。

  1. アルコールを摂りすぎない、食事は腹八分目にする
  2. 極力ストレスを避ける、たまった場合のストレス解消法を身につける
  3. 眠りの深い睡眠をとり、免疫力をアップさせる
  4. ウォーキングやジョギングなど毎日適度な運動をする

そして、こうした対策の中で最も重要だと言われているのが、ストレスを溜め込まない生活習慣です。

左肩や右肩の肩こりの原因が内臓にあって、その内臓の不調の最大の原因がストレスにあるケースが多いということです。

堂々巡りのような話ですが、とにかく、ストレスが内臓トラブルを招き、その結果として、皮膚や筋肉に悪影響を与え、睡眠の質を悪くし、全身が常にだるいような症状が続き、慢性的に内臓に負担をかけていく、こうした悪循環を招くケースが多いということです。

とはいえ、すでにいずれかの臓器に明白な異常が発生していたら、まずは病院を受診して悪い部分を集中的に治療すべきでしょう。

その上で、上記のような中長期的な生活習慣の改善に取り組んでいただきたいと思います。

右肩の肩こりの原因

心臓に不調がある場合は左肩に肩こりの症状が現れることが知られていますが、肝臓や胆のうに不調がある場合は右肩に肩こりの症状が現れやすいと言われています。

たとえば、肝臓が不調になると肝臓は体の右側にあるので右肩が上げにくくなり、右肩の肩こりの症状も出てくると言われています。

肝臓の数値で、γ-GTP (がんま-ジーティーピー)とALTの値が高い人は、肝臓、胆のうの機能低下が見られ、こうした臓器の不調が原因で、とくに右肩の肩こりや痛みが発生することがあります。

その他、肩こりの原因となるもの

左肩や右肩の肩こりの原因となるものは、上記以外にも次のようなケースが考えられます。

  • 歯列接触癖:もしも舌に歯形がついている場合は、無意識に上下の歯をかみしめ続けてしまう歯列接触癖の可能性があります。この癖が続くとかむ筋肉を酷使することになり、結果的に肩こりとなって自覚されるケースがあります。もちろんこの場合は左肩にも右肩にもこりがでます。
  • 眼けん下垂:加齢やハードコンタクトの使用などで上まぶたが黒目の真ん中あたりまでかぶさってくることがあります。これは上まぶたを引き上げる筋力が低下するのが原因です。この症状は中高年に多く、無意識のうちに視界を確保しようとまぶたを開けにかかり、こうした動きが左肩や右肩のこりを発生させることになります。
  • 脳動脈瘤:動脈瘤とは脳の血管にできたこぶです。このこぶが神経を圧迫し、吐き気、頭痛、目の奥の違和感などを引き起こし、また左肩や右肩のこりを生じさせることがあります。
  • ストレートネック:スマホ首とも呼ばれます。首の頸椎部分が真っすぐになってしまった状態がストレートネックです。 正常な首の頸椎は、その人の左側面から見た場合、首の骨はなだらかな「く」の字になっています。これが真っ直ぐになってしまっているのがストレートネックです。スマホやパソコンを長時間見続けるとなりやすい症状で、たいてい左肩や右肩の肩こりの症状が出ます。

本当は怖い病気が原因:<心臓><肝臓><肺>

肩こりの原因は、頸椎の変形や肩周辺の筋肉等の損傷が原因のケースもありますが、それ以外に、本当は怖い様々な内臓の病気が原因の場合もあることを解説しました。

なかでも、心臓、肝臓、肺に病気がある場合に肩こりの症状が発生することはよく知られていることで、この章では、(これまでの解説と重複する部分がありますが)この3つの臓器の異常と肩こりの関係を解説していきます。

心臓の病気が原因の場合

肩こりの「本当は怖い原因」が心臓にあるケースです。

すでに前の章で触れていますが、狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気は、しばしば肩こりの症状を生じさせることが知られています。

<狭心症>

狭心症は、動脈硬化などによって血管が狭くなり、血液が滑らかに送られなくなる症状です。血液の巡りが悪くなるので、心臓に酸素や栄養が運ばれなくなって、一時的に胸が締めつけられるような圧迫感が起きます。

その際、自覚症状として肩こりが発生することがあります。特に左肩のこりが自覚されます。さっと肩の痛みが発生し、さっと消えていったりします。

<心筋梗塞>

狭心症が悪化すると心筋梗塞に発展します。狭心症の場合には心臓の筋肉の障害がないか、あっても少ないのですが、心筋梗塞では確実に心臓の筋肉に障害が発生し、不整脈が高い頻度で起こることが知られています。⇒⇒参考:「狭心症と心筋梗塞について」(国保旭中央病院)

心筋梗塞の場合も、肩こりの症状が発生することが知られています。やはり、左肩に肩こりが出やすくなります。

ただし、心筋梗塞は何の前触れもなく発症することがあり、予見が難しい病気でもあります。

狭心症や心筋梗塞になりやすい人

  • 喫煙者
  • お酒をたくさん飲む人
  • ストレスや疲労が溜まっている人
  • 睡眠不足な人
  • 運動不足な人
  • 歯周病がひどい人
  • 高齢者
  • 太っている人
  • 血糖値や血圧値が高い人

狭心症や心筋梗塞の症状

  • 左肩、左腕、背中、胃の強い痛み
  • 大きく息を吸い込むと痛みが増す
  • あごや歯の痛み
  • 体を動かす際に息が切れる
  • 突然肩が凝り、すぐに解消する
  • 胸が締め付けられるような感じがする

狭心症や心筋梗塞は何科を受診する?

肩こり(特に左肩)の原因が「本当は怖い」狭心症や心筋梗塞の場合は、命に関わるリスクもあるため、早めに内科・循環器内科を受診してください。

肝臓の病気が原因の場合

肩こりの「本当は怖い原因」が肝臓にあるケースです。

肝臓は体の右側にあるので、肝臓に慢性肝炎などの病気がある場合は右肩が上げにくくなったり、こりの症状が出たりします。

肝臓は横隔膜の近くにある臓器です。そして、横隔膜は肩周辺の筋肉とつながっているため、肝臓に異常があると肩のこりや痛みとして自覚されることが知られています。特に右肩です。

<慢性肝炎>

肝臓の炎症が6ヶ月以上続いている状態を慢性肝炎と呼びます。多くの場合症状がありません。しかし、慢性肝炎を放置していると、やがて肝硬変や肝臓ガンに発展する可能性があります。⇒⇒参考:「慢性肝炎の原因」(たにクリニック)

症状が少ない病気ですが、右肩が上げにくくなるとか、右肩にこりが出やすいなどの症状は、重要なサインになることもあります。

肝臓の病気になりやすい人

  • お酒をたくさん飲む人
  • 太っている人
  • 免疫力が低下している人(ウイルスに感染しやすくなる)

肝臓はアルコールを解毒する臓器であり、また、食べものから得た栄養の貯蔵庫でもあり、免疫細胞が活発に働いている場所でもあります。したがって、肝臓を酷使するような生活習慣は肝臓病を招くことになります。

肝臓の病気の症状

  • 食欲低下
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 皮膚のかゆみ、発疹
  • 倦怠感
  • 発熱
  • 頭痛
  • 皮膚が黄色っぽくなる
  • 尿が紅茶のような濃い茶色になる

肝臓の病気は何科を受診する?

肩こり(特に右肩)の原因が「本当は怖い」肝臓の病気の場合は、早めに内科・消化器内科を受診してください。

肺の病気が原因の場合

肩こりの「本当は怖い」原因が肺の病気であるケースです。

気胸、肺気腫、肺がんなどを患っていると、肩こりの症状が出ることがあります。

<気胸>

肺に穴が空き、肺から空気がもれ、肺が小さくなってしまう病気です。

<肺気腫>

肺胞の壁が壊れ、弾力性がなくなり、肺の空気を外に出せなくなる病気です。呼吸機能が明白に低下します。

<肺がん>

肺に悪性腫瘍が発生する病気です。

肺の病気になりやすい人

  • 喫煙者
  • 空気が汚れた環境にいる人
  • 長期間にわたって受動喫煙者である人
  • 長身でやせ型の男性

肺の病気の症状

  • 胸の痛み
  • せき、たんが出る
  • 腕、背中、胸部のこわばり
  • むくみ
  • 肩の痛み、肩のこり
  • 息苦しい
  • 息切れ

肺の病気は何科を受診する?

肺の病気の場合、命に関わる恐れもあるため、早急に内科・呼吸器内科を受診してください。

寝具選びが重要:質の高い眠りが肩こりを和らげる

左肩や右肩に生じる肩こりの症状。その原因が頸椎の変形などの場合であれ、内臓の異常といった本当は怖い病気が原因であれ、寝具選びはとても重要だと言われています。

質の高い眠りを手に入れることで、つらい肩こりの症状が和らぎます。確かに、これによって即座に肩こりの原因が消滅することはありませんが、いい眠りはその後のより良い生活習慣のきっかけ作りになります。

特に、枕やマットレス選びが重要で、今使用しているものが本当に質のいい眠りに貢献しているか、一度見直してみていただきたいと思います。

一般的な肩こりの原因

「左肩の肩こり|本当は怖い病気のサインかもしれない?」をテーマにプチ調査した結果を解説してきました。

ここでは、もう一度おさらいをする意味で、様々な肩こりが発生しやすい原因を見ていきたいと思います。生活習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

  • 歯を食いしばっている
  • 呼吸が浅い
  • 重心位置がつま先にある
  • 足の親指で歩いている
  • 肩甲骨が埋もれている(動いていない)
  • 首が前に突出している(ストレートネック)
  • 骨盤がずれている
  • お酒を飲みすぎることが多い
  • ストレスがかかりすぎている
  • 油物や冷えたものを食べすぎ、飲みすぎている
  • 熱いもの辛いものを取りすぎている
  • 緊張しやすい
  • 身体の前側の筋肉だけ鍛える人
  • インナーの筋肉が弱い人

肩こりは何科を受診する?

一般的に、肩こりの症状がつらいときは整形外科を受診します。

その際、できるだけ詳しい症状を先生に伝えてください。肩が痛いだけなのか、肩以外に違和感や痛みを感じるのか、詳細に伝えてください。

整形外科の先生が、「これは内臓に原因があるのではないか」と疑うケースでは、先生が適切な診療科(内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科など)を紹介してくれます。

また、肩こりや肩の痛みの自覚があるものの、肩をぐるぐる回しても特に痛みはない、でも、やはり時々肩にこりや違和感を感じて変だ、という場合は、最初から内科等を受診して、血液検査、エコー、レントゲン、CT、MRIなどで詳しく調べてもらうこともできます。

もしかしたら「本当は怖い」内臓の病気が隠れているかもしれません。

まとめ

一般的に、肩こりや肩の痛みの自覚があるものの、肩をぐるぐる回しても特に痛みはない、という場合は、「本当は怖い」内臓の病気である可能性があります。

一方で、肩を動かしたときにだけ痛みを感じる場合は、頸椎の変形などが原因の可能性が高いと思います。

いずれにしても、早めに受診することが大事だと思います。

診察の際には、

「肩の痛みの特徴(「肩を動かさないときも痛い」など)」

「肩こり以外にどんな症状があるか」

「いつ頃から症状がでているか」

を医師に伝えてください。

私たちの体には多種多様な神経組織が巡っていますが、それらは常にきっちりと役割分担がなされているのではなく、時として「混線」することがあります。

本来は心臓に問題があるのに、それが「肩こり」として自覚されるケースもあるということです。

左肩に痛みがある、こりがある、という場合は、狭心症や心筋梗塞などの病気が「本当は怖い」原因としてその背後にあったりします。

そうした体の発する微妙なサインを、どうか見逃さないようにしていただきたいと思います

ご覧いただきありがとうございました。

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