【超丁寧解説】ヘッドライトの殻割りでは温度は何度まで上げますか?

ヘッドライト・殻割り・温度




ヘッドライトの殻割りでは温度は何度まで上げますか?

殻割りとは、分解のことです。バルブ交換とかドレスアップなどでヘッドライトをいったんバラす必要がある場合、これを「ヘッドライトを殻割りする」と表現します。

この殻割りですが、ボディーからユニットごと取り外しても、そこですぐに分解できるわけではありません。方式によって違いがあるものの、ほとんどのヘッドライトは3つの部分が合体して1つのユニットとなっているので、殻割りでは3つのパーツに分解します。

  • ハウジング
  • インナー
  • レンズ

この3つです。このうち、ハウジングとレンズはぴたりと密着していて、あいだにブチルゴムという防湿・防塵を兼ねたパッキンが挟まれています。

殻割りでは、このブチルゴムの扱いが重要です。なぜなら、普段はネジによってきつく固定されているので、ブチルゴムはすっかり硬化していて、両側から挟み込んでいるハウジングとレンズとしっかりと固着してしまっているからです。

固着しているからこそ、防湿・防塵の役目を果たしているので、それはそれでいいことなのですが、しかし、分解する際には困ったことになります。ブチルゴムを暖めてあげないとパカッと分解できなくなるからです。

プロが殻割りする場合は、ヒートガン(工業用の強力ドライヤー)でブチルゴムを直接熱します。もちろん、ゴムが焼けたりレンズやハウジングが溶けないように、当てる時間などにプロの技があるのでわたしたち素人はマネしないほうがいいやり方です。

わたしたちが殻割りする場合は、ヘッドライトをユニットごと段ボール箱などに入れます。ここに家庭用のヘアドライヤーで温風を送って箱の内部を温めます。

ここで温度が問題になります。

50℃~60℃程度まで温めるのが目安と言われています。

もちろん、要はブチルゴムが柔らかくなって分解できればいいのですから、何度であろうと分解できた時の温度が最適な温度ということになります。

しかし、目安は50℃~60℃程度です。言い方を変えると、ブチルゴムの性質としてこの程度まで温めないと軟化しない、つまり、それまでは固い状態を保って防湿・防塵効果を発揮し続ける、ということでもあります。

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