【5分解説】トーイン・トーアウトの特性と調整|プラス・マイナスの数値について

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トー角の特性と調整

そもそもタイヤのトー角とは、車を真上から見下ろした際、進行方向に対してタイヤが「八」の字になっているか「逆ハ」の字になっているか、あるいは、左右のタイヤがまったくの平行状態になっているか、その角度のことです。

トー角は前輪と後輪で調整します。クルマにどのような走行特性を持たせるかにより、前輪と後輪を全く同じトー角に調整することもあれば、別々に調整するケースもあります。

一般的には、市販車の場合、前輪のトー角はやや「八」の字に調整してあります。これはハンドルの据わりを良くして直進安定性を高めるためです。後輪は角度0°に調整するのが普通です。

プラス・マイナスの数値について

トー角を数値で表す場合、左右のタイヤが平行状態であれば「0°」と表記します。

トー角が「ハ」の字の状態にある場合は「+0.05°」というようにプラスの数値で表します。

トー角が「逆ハ」の字の状態にある場合は「-0.05°」というようにマイナスの数値で表します。

トーインとは

車を真上から見下ろした際に、左右のタイヤが「ハ」の字の状態にある場合をトーインと呼びます。進行方向に対して内股になっている状態です。

そして、左右のタイヤが平行状態にある時のトー角を「0°」とすると、トーインは「+0.05°」というように表現します。

(前輪のトーイン)

前輪をトーインにすると直進安定性が向上しますが、コーナリング時の特性はやや切れの悪いものになります。しかし、市販車の多くは前輪をトーインに設定しています。当然、安全性能を優先するためです。

(後輪のトーイン)

市販車のほとんどすべてが後輪のトー角は「0°」に設定してます。ジムカーナやサーキット走行ではややトーインに設定してコーナリング性能を高めることがありますが、トーインの角度を強めすぎるとスピンしやすい車になります。

トーアウトとは

車を真上から見下ろした際に、左右のタイヤが「逆ハ」の字の状態にある場合をトーアウトと呼びます。進行方向に対して外股になっている状態です。

そして、左右のタイヤが平行状態にある時のトー角を「0°」とすると、トーアウトは「-0.05°」というように表現します。

(前輪のトーアウト)

前輪をトーアウトにするとコーナリング性能が向上します。その分、直進安定性は低下します。トーインの項目でご説明したように、市販車はトー角「0°」かややトーインに設定しますが、サーキット走行を極める目的などでは、意図的にトーアウトに設定します。これによりコーナリング性能を極限まで高めることができます。

なお、前輪をトーアウトに設定する場合には、キャスター角も見直し、いわゆるネガティブキャンバーに設定するのが一般的です。

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2019.12.26

(後輪のトーアウト)

市販車のほとんどすべてが後輪のトー角は「0°」に設定しています。特殊な走行目的があってトーインにすることはあっても、トーアウトに設定するケースはまずありません。

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