【60秒解説】ネガティブキャンバー(ネガキャン)とは|意味・効果・車検

ネガティブキャンバー・ネガキャン・意味・車検・効果

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【記事丸わかり】

  • ネガティブキャンバーとは、車を正面から見た際にタイヤが「八」の字に傾いている状態を指す。
  • コーナリング性能を高めるためのホイールアライメントの調整方法の一つ。
  • コーナリング時の効果: 車が曲がるときに傾くため、ネガティブキャンバー設定により、タイヤが路面と密着し、グリップ力が向上する。
  • 直進性能の低下: 直進時には外側が浮くため、直進性能が低下することがある。
  • 走行状況に応じたセッティング: 走行する道や速度に応じてバランス良くセッティングする必要がある。
  • 鬼キャン: 極端なネガティブキャンバー設定で、走行性能よりもドレスアップ目的が強い。
  • 車検: 保安基準を満たしていれば、ネガティブキャンバーの車も車検に通る。
  • 調整の重要性: 過度なキャンバー角度はタイヤの偏摩耗を引き起こすため、適切な調整が必要。
  • 使用場面: 一般道よりもサーキットなどの走行でその効果が発揮されることが多い。
  • セッティングの目安: 適度なキャンバー角度に設定することで、コーナリング時の安定性と直進時の安定性のバランスを取ることができる。

⇒⇒グランツーリスモSPORT 初心者でも分かる車を自在に操る ネガティブキャンバー

車を真正面から見た際、タイヤが「八」の字に傾いている状態をネガティブキャンバー(ネガキャン)と言います。

コーナリング性能を高めたいときにやるホイールアライメントの一手法です。

ただし、通常のチューニングではちょっと角度が付いている程度です。

いわゆる鬼キャン(「鬼のように極端なネガティブキャンバー」の略語)と言われる超ど派手な「八」の字の車は、はじめから走行性能などは度外視していて、100パーセント目立つためだけにやっていることです。

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ネガキャンにする意味:コーナリング時に効果を発揮

真正面から車を見たときに、タイヤが八の字(ネガティブキャンバー)でもなければ逆八の字(ポジティブキャンバー)でもなく、まったくの垂直に立っている場合、車がひたすら直進するのであれば、最高のセッティングと言えます。

なぜなら、タイヤのグリップ面と路面は常時最も広い面積で接触し続け、最良のグリップ力を発揮し続けるからです。

では、コーナリング時はどうでしょう?

車は曲がるときに傾きます。

すると、ネガでもなければポジでもないタイヤは路面にぴったり吸い付いた走りができず、外側の一部しか路面をグリップできません。

このとき、もしもタイヤがネガティブキャンバーであれば、直進時には外側が浮いていたけれど、コーナリング時はそれが幸いして路面とぴったり密着することになります。

このように、タイヤをネガティブキャンバー(ネガキャン)に設定する意味は、コーナリング時にタイヤのグリップ力をアップさせることにあります。

ただし、あまりタイヤを傾けすぎると、今度は直進性能が低下します。

どんな道をどんな速度域で走るか

タイヤのセッティングは走る状況に応じてバランスよくセッティングする必要があります。

巷で見かける「鬼キャン」はドレスアップ目的

タイヤが「八」の字と言えば、誰もが思い浮かべるのが、たまに見かけることがある「鬼キャン」と呼ばれるど派手な車です。

鬼キャンとは、「鬼のように極端なネガティブキャンバー」を意味します。

ちなみに、正面から見てタイヤが逆八の字になる設定をポジティブキャンバーと言いますが、極端なポジティブキャンバーも鬼キャンと呼ぶかというと、どうもそうではないようです。

鬼キャンはあくまでもネガティブキャンバーのことです。

実際、極端なポジティブキャンバーの車って、ほとんど見かけませんからね。

さて、その鬼キャンですが、これはあくまでもドレスアップ目的でやっています。

走行性能がどうのは問題外です。

だいたいあんなとんでもない角度でスポーツ走行などできるはずがありません。

タイヤの角のところがほんのちょっとしか路面と接していないのですから。

車検は通るのか?

ネガティブキャンバー(ネガキャン)の車でも、保安基準を満たしていれば、問題なく車検は通ります。

鬼キャンも同様で、あれほど極端にタイヤが傾いていても、基準をクリアーすれば、やはり問題なく車検は合格します。

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タイヤ関連の下記記事も参考にしていただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。