【記事丸わかり】
⇒⇒LA400Kコペンの純正タイヤをインチダウンした時のメリット、デメリット、インプレッション |
タイヤやホイールをインチアップする話はよく耳にします。
ドレスアップのため、走行性能向上のため、インチアップは有効な方法です。
その反面、インチアップは燃費が落ちたり乗り心地が悪化したりするデメリットもあります。
そこで、あえてインチダウンするやり方もあって、燃費性能の向上、乗り心地の向上の他に、タイヤの値段が安くなるメリットもあります。
よくあるインチダウンの例としては、スタッドレスタイヤを装着する際に、サマータイヤのサイズではなく1インチだけ下のサイズにするケースです。
1インチ程度のインチダウンなら車検も通るケースがほとんどです。
インチダウンのメリット
タイヤやホイールをあえてインチダウンするメリットは以下の通りです。
- 燃費が良くなる
- 乗り心地が良くなる
- タイヤの値段が安くなる
- 走行音が小さくなる
- タイヤ+ホイールの総重量が軽くなる
インチダウンのデメリット
- ハンドルが(やや)重くなる
- ルックス面で野暮ったくなる
- 高速域の急ブレーキ時などの安定性が劣る※通常のブレーキでは変わらないが100キロ超のブレーキング時に差が出てくる
車検は通る?
タイヤやホイールをインチダウンした場合、車検の保安基準との関係で注意すべき点があります。
- インチダウンの前後でタイヤの外径が変わらないようにする:タイヤが1周する距離が変わるとスピードメーターに誤差が生じメーター表示と実際の速度に開きが出てしまう
- タイヤがフェンダーからはみ出さないようにする(10㎜未満にする):幅広タイヤでボディーからはみ出すと車検に通らないだけでなくハンドルを切った際にボディーと干渉して危険
規定の空気圧を守る
タイヤサイズが変わっても、その車が規定している最適な空気圧を守らないと危険です。
ドアの内側などに記載されている空気圧表示を確認してください。
適正な空気圧は、タイヤの銘柄によって変えるのではなく、自動車メーカーの指定の空気圧にしてください。
タイヤは柔軟性があるので、車種による指定空気圧の高い低いに対応するので大丈夫です。
車高に注意:最低地上高の確認
インチダウンの際にタイヤの外径を変えないことはすでに書きましたが、何らかの目的で変えたい場合もあるかもしれません。
その際は、最低地上高(車高)に注意すべきです。
最低地上高(車高)の車検基準は9cm以上です。これに満たない場合は車検は通りません。
車検の検査で最低地上高(車高)を計測する場合は、空車状態で、タイヤの空気圧を標準の状態にして、ホイールベースと地面との間の最も狭い部分を計測します。
計測する部分として最も多いのはマフラーとリアデフの部分です。
タイヤ関連の下記記事も参考にしていただけると幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。