【超丁寧解説】車高の車検基準と対策|最低地上高はホイールベース間で計測|エアロ・マフラー・バンパーは?

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【記事丸わかり】

  • 最低地上高は9センチ以上が車検基準であり、これを満たさないと車検は通らない。
  • 計測は空車状態で、標準のタイヤ空気圧で行われる。
  • エアロパーツロアアームは最低地上高の計測対象外。
  • ホイールベース間の最も低い部分が計測ポイントであり、主にマフラーやリアデフが対象となる。
  • オーバーハングが長い車は、最低地上高が10cmまたは11cm以上必要。
  • マッドガードや樹脂製のエアロパーツ、ブレーキドラムは計測対象外で、5cm以上の地上高が必要。
  • バンパーも9cmの基準が適用されるが、エアロパーツが付いている場合は5cm以上であればOK。
  • フォグランプや反射板などは、その最下縁が地上から25cm以上必要。
  • 車検前に車高が基準を満たさない場合、空気圧を高めるなどの対策があるが、限度がある。
  • カスタムする場合は、事前に車検基準を確認してから行うべきで、元の状態に戻すことも選択肢の一つ。

⇒⇒最低地上高はどこを測定するのか?

車検における最低地上高(車高)の基準と対策について解説します。

車検に通る車高は9センチです。

ただしエアロパーツやロアアームは含みません。

空車状態で標準のタイヤ空気圧の元で計測します。

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最低地上高(車高)の車検基準

道路運送車両法の保安基準第3条は車の最低地上高(車高)について定めています。

★最低地上高(車高)とはどの部分の高さのことか

車を真横から見た場合、前輪の中心と後輪の中心の間のことをホイールベースと呼びます。このホイールベースと地面との間の最も狭い部分を計測した値のことを最低地上高(車高)と呼びます。

★空車状態・標準タイヤ空気圧で計測

車検の検査で最低地上高(車高)を計測する場合は、空車状態で、タイヤの空気圧を標準の状態にして、ホイールベースと地面との間の最も狭い部分を計測します。計測する部分として最も多いのはマフラーとリアデフの部分です。※したがってマフラーの最低地上高(車高)は9cmということになります

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★9cm以上であること

最低地上高(車高)の車検基準は9cm以上です。これに満たない場合は車検は通りません。

★オーバーハングとの関係

タイヤの中心部から外側にはみ出している車体部分をオーバーハングと呼びます。このオーバーハングが73cm以上ある車の最低地上高(車高)は10cm以上必要になります。またオーバーハングが82cm以上ある車の最低地上高(車高)は11cm以上必要になります。

★計測の際に除外されるもの

車検で最低地上高(車高)を計測する場合、原則として9cm以上あることが必要ですが、この9cmの基準の対象外になる部分があります。以下のものは計測の対象外になるので、9cmに満たなくても車検は通ります。

  • マッドガード
  • エアロパーツ(樹脂製のものに限る・フォグなどと一体になっていないこと)
  • ブレーキドラム

(※)エアロパーツは5cm以上の地上高が必要です。

★その他の車高基準

バンパーも9cmの最低地上高(車高)が適用されます。しかし、上記のようにエアロパーツ(エアロスカートなど)が付いている場合は5cm以上であればOKとなります。

フォグランプや反射板などはその最下縁が地上から25cm以上必要です。

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車検対策

カスタムなどにより最低地上高(車高)が9cmの基準に満たない場合は、車検の前に対策が必要です。

ギリギリの場合などは空気圧をちょっと高めにするなどの裏技があるようですが、これにも限度があります。

小手先の対策では対応できない場合などはお金を掛けて基準をクリアできるようにしなければなりません。

極端な例では、カスタム前の元の状態に戻すケースも出てきます。

逆に言うと、カスタムする場合は、車検に通るかどうか事前に確認してから行うべきだと思います。

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。