【記事丸わかり】
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そもそも車にフォグランプは必須の装備ではありません。
実際、メーカーが販売している新車にはフォグランプが付いていない車もあります。
したがって、車検ではフォグランプが付いていない車でも検査は合格します。
ただし、フォグランプが付いている車に関しては明確な保安基準があり、これにパスしないと車検は通りません。
フォグランプ装備は必須ではない
フォグランプは「霧灯」とも言われ、文字通りあたりが霧に覆われた場合、また雪や雨といった悪天候の際にも役に立ちます。
通常のヘッドライトでは光が乱反射してかえって前方視界が悪くなるようなシーンでも、フォグランプであればある程度の前方視界を確保できます。
また、対向車にこちらの存在を知らせる役割も果たします。
このように一定の効果が期待されるフォグランプですが、車への装着は必須ではありません。
フォグランプが付いていない新車がごく普通に販売されています。
したがって、車検においては、フォグランプが付いていないことは保安基準には違反せず、ちゃんと合格します。
ただし、付いていないことは問題ないけれど、付いている場合には、明確な保安基準が用意されていて、この基準に合致しないと車検は通りません。
なんだかヘンな話ですが、そういうことになっています。
フォグランプの保安基準
そういうわけで、フォグランプ付の車は基準をクリアーしないと車検が通りません。
道路運送車両法では、フロントのフォグランプを「前部霧灯」、リアのフォグランプを「後部霧灯」として明確な保安基準を定めています。
以下のとおりです。
フォグランプの保安基準 | ||
前部霧灯 | 後部霧灯 | |
色 | 白または淡黄色 ※左右同色であること | 赤色 |
個数 | 2個以下 | 2個以下 |
位置・高さ | 地上から25cm~80cmのあいだ ※車幅の外側縁からフォグランプの外側縁が40cm以内であること | 地上から25cm~100cmのあいだ ※ブレーキランプから10cm以上離れていること |
光軸 | 下向き | — |
玉切れ・レンズの割れ | 不合格 | 不合格 |
ヘッドライトとの連携 | ヘッドライト点灯時にのみ灯火可能、ヘッドライト消灯時は灯火不可 |
(※)LED球であっても「車検対応」の品であれば問題なく車検をパスします。
交換や後付けの場合はショップで確認を
フォグランプが玉切れで交換する場合、あるいは後付けでフォグランプを取り付ける場合は、製品のパッケージに「車検対応」の表示があるものを選んでください。
また、表示がある製品であっても、ショップの人に車検が問題なくパスするか念のために確認してから購入してください。
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ご覧いただきありがとうございました。