【7分/詳細解説】フォグランプの必要性|どんな天候で役に立つの?

フォグランプ・必要性・効果

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【記事丸わかり】

  • フォグランプの用途:霧、大雪、ゲリラ豪雨などで視界が妨げられる状況で、ヘッドライトの光を乱反射させるシーンで補助的に視界を確保するためのランプ。
  • 視界の確保:フォグランプは近距離を広範囲に照らすため、悪天候時に視界を広げる役目を果たす。
  • 仕事で車を使う人:天候を選べないため、フォグランプがあると安全性が高まる。
  • ドライブ好き:四季を通じて様々な場所へドライブに行く人にとっては、フォグランプがあると便利。
  • 雪国や霧が多い地域:これらの地域に住んでいる人にはフォグランプが必須となる場合が多い。
  • 対向車へのアピール:フォグランプは対向車に自車の存在を知らせ、正面衝突を防ぐ効果がある。
  • リヤフォグランプ:後続車に自車の存在を知らせるため、悪天候時に重要な役割を果たす。
  • 通常の天候時のリヤフォグランプ:点灯しっぱなしにすると後続車の視界を妨げるため注意が必要。
  • トヨタの取扱書:悪天候時にリヤフォグランプを使用し、視界が良好な時には使用しないよう注意が記載されている。
  • フォグランプの装備:全ての車に装備されているわけではなく、車種やグレードによって異なる。

⇒⇒【ハスラー】フォグランプは付けておいた方がいいよ!っと言う話。

フォグランプの必要性|どんな天候で役に立つの?

フォグランプは「霧灯むとう」と訳されます。まさに霧が立ち込めた道路を走行する時に役に立つランプです。

霧以外にも、大雪で前方視界が妨げられているとき、突然のゲリラ豪雨で前が見えない時など、要するに空気中に水蒸気や雪などが充満してヘッドライトの光を乱反射させるようなシーンでは、補助的にフォグランプを点灯することである程度の視界が確保できるわけです。

もちろん、万能ではありません。降雪量が想像を絶するような場合、1メートル先さえ見通せないようなゲリラ豪雨などでは、フォグランプであろうが何ランプであろうが意味がありません。そういうシーンでは路側に停車してしばらくやり過ごすしかありません。※その際、後続車から追突されないように注意することは言うまでもありません

したがって、フォグランプは下記のような人にとっては必要性の高い装備です。

  1. 仕事で車を使う人※天候を選べないから
  2. 四季を通じていろんな所へドライブに行く人
  3. 雪国に住んでいる人
  4. 霧が発生しやすい地域に居住している人

こういう人にとってフォグランプは必須と言えるほど実用的なランプです。

一方で、比較的温暖な地域に住んでいて、車は近所の買い物にしか使わないような人にとって、フォグランプは「ついていれば便利かもしれないけれど、無ければ無いで特に困ることもない」ものになるでしょう。

実際、フォグランプはすべての車についているものではありません。同じ車名の車であっても、ベーシックグレードにはフォグランプがなくて上位グレードにはフォグランプがついているといったことはごく普通にあります。

対向車にこちらの存在を知らせる役目も果たす

大雪の時も濃霧の時もヘッドライトを上向き(ハイビーム)にして走ると、空気中の水分や雪の小片に光が乱反射してかえって前方視界は悪くなります。

そこで、ヘッドライトを下向き(ロービーム)にすると、かなり視界が良くなり、何とか走れるようになります。

けれども、もしもその車にフォグランプがついていれば、前方視界はさらに良くなるはずです。ヘッドライトを下向きにしたままフォグランプを点灯すると、フォグランプの光は遠くまでは届きませんが周辺を広く照射し、乱反射を抑えてある程度の良好な視界を作り出します。※フォグランプは近くを広範囲に照射する配光パターンになるように設計されています。

このようにフォグランプは悪天候の時にドライバーの視界を広げる役目を果たしますが、それだけではありません。

フォグランプを点灯していることで対向車にこちらの存在をアピールする役目も果たします。これは濃霧や降雪時にはとても大事な点です。正面衝突事故を未然に防止するのに大いに効果を発揮します。

リヤフォグランプの必要性

上記は車のフロント部分についているフォグランプの話でした。しかし、フォグランプにはリヤについているフォグランプもあります。

(※)道路運送車両法の保安基準における正式名称は、フロントフォグランプを「前部霧灯ぜんぶむとう」、リヤフォグランプを「後部霧灯こうぶむとう」と呼びます。

リヤフォグランプは、以前は輸入車にしか付いていない時期がありましたが、最近の国産車には4輪駆動のSUVをはじめとして標準で装備されている車種も増えてきました。

リヤフォグランプはリヤのコンビネーションランプの中にひっそりと埋め込まれていて、外見上はわからないことが多いです。

リヤフォグランプは通常のテールランプより強い光を発します。悪天候時にこの強い光が後続車にこちらの存在を知らせる役目を果たします。

先ほど、フォグランプは対向車にこちらの存在を知らせる役目を果たすといいましたが、それはフロントについているフォグランプの場合です。

リヤについているリヤフォグランプは後続車にこちらの存在を知らせる役目です。

悪天候でない時のリアフォグは大迷惑!

ただし、注意が必要で、悪天候時には後続車に存在をアピールする頼もしいランプなのですが、通常の天候時にうっかりリアフォグランプをつけっぱなしにしていると、強い光であるだけに後続車のドライバーの眼を大いに痛めつけることになります。

通常の夜間走行でもしも前方の車がリヤフォグランプをつけっぱなしにしていたら、私なら5分でキレるかもしれません。

追い越しできる道路なら追い越してしまいますが、片側1車線で追い越し禁止の黄色い中央線があり、なおかつある程度の台数の車が連なっているような状況だと、当面のあいだ逃れようがなく、またリヤフォグがつけっぱなしであることを知らせようと思っても、パッシングやクラクションだとこちらが煽っているように誤解されかねません。

そんなことを考えて悶々としているうちに、キレちゃうかもしれないわけです。

いえ、私は穏やかな人間なので実際にキレることはありませんが(よく言うよ)、キレそうになるほど苛立たしいだろうなあ、と思うわけです。

みなさん、お気を付けください。

リヤフォグランプに関するトヨタの「取扱書」の記述

トヨタのホームページにはリヤフォグランプの「取扱書」が記載されています。

まず、リヤフォグランプの役割として、

「雨や霧などの悪天候下で後続車両に自車の存在を知らせることができます。」

とあります。

その次に、操作の仕方が記載されていて、最後に次の注意書きがあります。

「雨や霧、雪などで視界が悪いときに後続車に自分の車の存在を知らせるために使用します。視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。必要なとき以外は使用しないでください。

他社の「取扱書」にもほぼ同様の記述があります。

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