フォグランプを車検の時だけガムテープで覆うのはアリ?
フォグランプの車検基準はちょっと複雑です。
まず、車にフォグランプの装着は義務付けられていないので、フォグランプがなければないで問題なく車検は合格します。
しかし、つけている場合は、ちゃんと基準を満たす必要があります。次のような基準です。
- フロントには2個以内であること
- リアにも2個以内であること
- フロントもリヤも左右対称であること
- リヤフォグの場合、2灯の場合は左右対称に取り付ける。1灯の場合は車体中央か、道路のセンターライン寄りに取り付けることが保安基準で定められている。左側通行向けの車両では右寄りに、右側通行向けでは左寄りに設置される
- フロントフォグの場合、1個だけでもOKだが、その場合は真ん中に取り付けること。なぜなら左右対称になるから。
- フォグランプの色は、フロントが白か淡黄色、リアは赤であること。したがって、青やオレンジや紫だとNG
こうした基準があるので、たとえば現在青色のフォグランプをつけている人は、車検を前にして、いったんフォグランプを取り外してしまおうか、でもそれだと手間とお金がかかるので、いっそのことフォグランプをガムテープでペタペタ貼って隠してしまったらどうか、などと考えるのではないでしょうか。
結論ですが、このガムテープでフォグランプをペタペタ貼って隠すことは、車検の検査官によって対応が分かれます。つまりグレーゾーンということです。
検査官によっては問題なく合格となることもあれば、ただ隠してあるだけで実際はついているのだから不合格となるケースもあります。
なお、車検を前にフォグランプを取り外したケースであっても、配線が残っていたり運転席にフォグランプのスイッチが残っていたりするとNGとする検査官もいるようです(どんな性格だ!)。
そういうことから、実際的な話をすれば、事前に車検を受けようというところに確認するのが一番です。ガムテープで覆えば大丈夫というところで車検を受ければいいわけです。
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