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オルタネーター(ダイナモ)の故障診断について解説しています。
故障した場合の症状や異音、電圧や発電量の変化など。
オルタネーターチェッカーやサーキットテスターなどの故障診断のための機器についても解説しています。
オルタネーター(ダイナモ)が故障したときの症状・異音
オルタネーターは交流発電機、ダイナモは直流発電機ですが、いずれも車に搭載された発電装置で、バッテリーに電気を貯めるための重要な部品です。
今では多くの車がオルタネーターを採用していますが、呼び名としては「オルタネーター」も「ダイナモ」も同じものを指すコトバとして使用されています。
昔は10万キロ前後が寿命と言われていましたが、今のオルタネーター(ダイナモ)は20万キロ前後まで持つと言われています。
しかし、使い方によっては20万キロを待たずに故障するケースもあり、異音など様々な症状が発生します。
以下、故障のし始め、あるいは故障してしまった場合の症状を列挙します。
- 警告灯が点灯する
- エンジンが始動しない・出力不足になる
- ベルトやベアリングに異音が発生
- エンジンの回転が安定しない
- エアコンやカーナビ等の車内電装品に不具合が発生
発電量と電圧低下
オルタネーター(ダイナモ)は発電装置ですから、これに不具合が出ると、バッテリーに電気が充電されなくなり、結果として、車の電気系統に様々なトラブルが発生します。
つまり、発電量と電圧が低下することで、一般的なバッテリートラブルと同様の症状が出てくるということです。
したがって、症状だけでは、果たしてバッテリーだけに問題がありバッテリー交換すれば解決するのか、それとも、そもそもオルタネーター(ダイナモ)が電気を供給しないから発生しているトラブルなのか、区別がつかないケースも出てきます。
故障診断:オルタネーターチェッカーやサーキットテスター
オルタネーター(ダイナモ)の故障診断にはオルタネーターチェッカーやサーキットテスターなどの機器を利用します。
ただし、サーキットテスターは出力してくる電圧を確認するだけなので、もしも電圧低下などが測定されても、それがバッテリーに原因があるのかオルタネーター(ダイナモ)に原因があるのか、特定することができません。
その点、オルタネーターチェッカーは、オルタネーター(ダイナモ)とバッテリーのそれぞれの健康状態をチェックできる機器なので、正確な故障診断にはこの機器を使用すべきです。
とは言え、わたしたち一般の自動車ユーザーは、「電圧や発電量に問題がある」ということは診断できても、その先、どこをどうすれば問題が解決するかはプロの手を借りなければどうにもなりません。
オルタネーター(ダイナモ)の故障診断は、やはりプロの業者さんにお任せするのが賢明ではないでしょうか。
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ご覧いただきありがとうございました。