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オルタネーターの異音の原因|ウィーン・ガラガラ・キュルキュル・カタカタ等
オルタネーターとは発電機のことです。
昔はダイナモと呼ばれていました。
ダイナモは直流式でオルタネーターは交流式です。
今の車はほとんどがオルタネーターです。
オルタネーターでは電気を作り、作った電気をバッテリーに充電したり、直接電気機器に送ったりします。
オルタネーター自体は何の力で作動するかと言うと、それはエンジンの動力です。
エンジンが回転する力を、間にベルトを介して、オルタネーターに伝達しています。
以上がオルタネーターのざっくりとした説明ですが、このオルタネーターが不具合を起こすと様々な異音を発します。
具体的には下記のような異音です。
- ウィーン・ヒューン:オルタネーター本体が劣化してくると発生する異音です。具体的にはベアリングの劣化です。そろそろ交換する時期(寿命)かもしれません。ベアリングだけの交換なら20,000円~30,000円ですが、多くはユニットごとの交換になります。オルタネーター本体の交換費用は、部品代と工賃を合わせて50,000円~120,000円ほどになります。リビルト品を利用すれば部品代は安く抑えられますが、工賃は変わりませんので、総額では新品交換費用の5割~7割前後になりそうです
- カタカタ・ガラガラ:プーリーが劣化していることからくる異音です。プーリーとはベルトをかませる金属部品です。プーリーを回すことでオルタネーター本体が発電します。プーリーを交換することで解決します。プーリーの交換費用は部品代と工賃を含めて10,000円前後になると思います
- キュルキュル・キーキー:ベルトが発する異音です。ベルトを交換することで解決します。ベルトの部品代は5,000円以下ですが、工賃を含めた交換費用は10,000円~18,000円くらいになりそうです
なお、エンジンルームには数多くの機器が詰め込まれているので、たとえばキュルキュルという異音が聞こえた場合、それがオルタネーターベルトからの異音か、パワステベルトからの異音か、その他のベルトからの異音かは、まさに「蓋を開けてみないとわからない」ということになります。
自分で判断できない場合は、ディーラーやカー用品店や修理工場などに車を持ち込んで、経験豊富なプロのスタッフさんに診断してもらうのが安心・安全だと思います。
異音は車が発する「悲鳴」なので、放置しないでできるだけ早期に対応してください。
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