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車の発電機であるオルタネーターですが、この部品の一つがオルタネーターブラシです。
10年10万キロあたりが寿命と言われています。
オルタネーターブラシとは
車にはエンジンの動力を利用して電気を作り、その電気をバッテリーに蓄積する役割を果たすパーツがあります。
それがオルタネーターです。
以前の車にはダイナモが使われていましたが、オルタネーターもダイナモも同じ発電機です。
しかし、オルタネーターは交流電気を発電し、ダイナモは直流電気を発電します。
車で使用される電装品はすべて直流電気を使用するので、そういう意味ではダイナモでいいと思われるのですが、しかし、交流電気のほうが発電効率がいいので、それでオルタネーターが主流となっています。※オルタネーターには交流を直流に変換する装置がついています
さて、このオルタネーターはかなり丈夫な機械なのですが、それでも年数がたつと当然劣化が始まります。
オルタネーターの劣化は、ほとんどのケースで次の3つに現れます。
- ブラシ
- ベアリング
- ダイオード
このページのテーマであるオルタネーターブラシが劣化してくると、電気の発電量が落ち、バッテリーの電圧が低下してしまいます。
そこで交換が必要になります。
劣化した際の症状
オルタネーターブラシの劣化とは、つまり摩耗のことです。
摩擦ですり減って、本来発電できるはずの電気の量が少なくなってしまいます。
その結果、エンジンがかかりにくくなったり、ライトが暗くなったり、電装品が不調になったり、いずれにしても症状としてはバッテリーが古くなった時と同じトラブルが発生するようになります。
電気が十分に発電できないのですから、これは当然の結果です。
寿命・交換時期
オルタネーターブラシの寿命は10年10万キロと言われています。
大事に乗れば廃車まで無交換のケースもありますが、それでも10万キロを過ぎたらいつ不調になっても不思議ではないので、予防的に交換したほうが安心かもしれません。
交換費用
オルタネーターブラシの単体価格は、何と1,000円前後です。
とても安いパーツです。
しかし、この交換をDIYするとなると、そうとう腕のいい人でないとできません。
私のような不器用な人間は、最初からDIYなど論外なので、プロに任せます。
その際、オルタネーターブラシの交換だけをプロに頼むのはとてももったいない話です。
どうせなら、リビルド品のオルタネーター本体を取り寄せて、本体を丸ごと交換してもらえば、工賃はむしろ安くなるでしょう。
リビルド品は10,000円~25,000円くらいで見つかると思います。これに工賃が5,000円~10,000円の上乗せです。
※新品のオルタネーターは50,000円~100,000円ほどする高価な部品です。
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