車やバイクのフューエルインジェクション(燃料噴射装置)の交換時期・交換費用について解説。
フューエルインジェクション(燃料噴射装置)の役割
フューエルインジェクション(燃料噴射装置)とは、エンジン内の空気量に合わせて供給する燃料の量を調節する部品のことです。通常、コンピュータによって制御されています。燃料噴射装置とも呼ばれています。
コンピュータで制御される現在のフューエルインジェクション(燃料噴射装置)が導入される前は、機械式のキャブレターが使用されていました。古い車についていますが、これはこれで味わいあってステキです。
交換時期
フューエルインジェクション(燃料噴射装置)は、一般的には10年10万キロが交換時期と言われていますが、トラブルなくもっと長く使用している事例はたくさんあります。
理想を言えば、10年10万キロかそれ以前に予防的に交換しておけば安心できるのですが、けっこう高価なパーツなのでトラブルの予兆が出るまでは使用し続けても問題ないと思います。
なお、フューエルインジェクション(燃料噴射装置)が劣化してくると、燃料噴射部分に目詰まりを起こして、いわゆる片肺状態になり、明白にエンジンが不調になるのですぐにわかります。
交換する前に洗浄して使い続ける方法もあるので、プロの意見を参考にしてください。
交換費用
フューエルインジェクション(燃料噴射装置)には各気筒ごとに配置されているタイプ(マルチポイントインジェクション)と、一つの装置を各気筒に分配しているタイプ(シングルポジションインジェクター)があります。
現在の主流はマルチポイントインジェクションです。
フューエルインジェクション(燃料噴射装置)の1本あたりの単価が10,000円~15,000円です。
工賃が7,000円~10,000円程度です。
したがって、4気筒だと、総額で47,000円~70,000円が相場です。
6気筒だと、総額で67,000円~100,000円が相場です。
なお、直噴エンジンのフューエルインジェクション(燃料噴射装置)は、部品代が上記金額の2倍ほどします。工賃は同じと考えても、その分だけ総額は増えます。
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。