マニュアルトランスミッションの車にはクラッチがつきもので、これは消耗品です。
10年10万キロが交換時期と言われていますが、クラッチの寿命は使い方によって大幅に異なります。
交換時期
マニュアル車(MT車)の場合はクラッチがつきもので、時期が来たら交換する必要があります。
クラッチの交換時期は誰にでもわかります。
滑りだすからです。
ギアを入れ、クラッチを戻しつつ発進した際、通常ならギアにつながってどんどん加速していくのに、アクセルを踏んでも前に進まないのです。
これがクラッチの滑りです。
あるいは、走行中に上り坂に差し掛かったところ、それまで普通に走っていたのに急にエンジンの力がギアに伝わらずに、まさに滑り始めるのです。
これはクラッチディスクが摩耗してきた証拠です。
交換時期が来たのです。
このように、クラッチの交換時期は車を運転している人に明白に伝わることなので、とにかく、滑り始めたら交換、ということです。
交換費用
クラッチを交換する場合は、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングの3点を同時交換するのが普通です。
すべての車ではありませんが、たいていエンジンやミッションを外して行う必要があり、作業は大掛かりなものになります。
DIYはセミプロ級の人でなければ無理でしょう。
ディーラーや修理工場に依頼するほうが安心・安全です。
部品代と工賃を含めた交換費用の総額は、50,000円~200,000円と幅が広くなります。
軽自動車は安く、高級車や輸入車は高くなります。
また、純正品はリーズナブルですが、強化型の社外品は性能が高い分値段も跳ね上がり、上記金額よりさらに高くなる場合があります。
信頼できるショップであれば、リビルド品で安く仕上げるのも検討の余地ありだと思います。
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