車やバイクの燃料噴射装置であるフューエルインジェクターは、古くなると燃料の噴射口が目詰まりを起こします。
これを洗浄するにはプロに依頼して分解洗浄してもらうか、あるいは、もっと手軽にガソリンに添加剤を入れる方法があります。
目詰まりする
インジェクターはエンジンのシリンダー内に燃料を噴射する装置です。
本来なら噴射口から霧状に吹き付けるのですが、目詰まりすると液状になってしまい、完全燃焼しなくなってしまいます。
あるいは、吹き出す燃料の量自体が少なくなり、必要なパワーが出なくなります。
ガソリンには微量の不純物が含まれているので、年数や走行距離がかさんでくると噴射口にゴミがたまってしまうのです。
あるいは、長期間車やバイクに乗らずにいると、ガソリンが腐食して粘土状になり、やはり噴射口をふさいでしまうのです。
添加剤で洗浄:料金
インジェクターの洗浄には、添加剤でも一定の効果が期待できます。
まだそれほど目詰まりを起こしていない状態であれば、ガソリンタンクに添加剤を入れることで、インジェクターの噴射口の目詰まりをきれいにしてくれます。
定期的に、予防として添加剤を使用するのは有効だと思います。
アマゾンや楽天などで「洗浄系燃料添加剤」で検索すれば、お手頃価格でたくさんヒットします。
一本1,500円程度からあります。
分解して洗浄:料金
インジェクターの洗浄には、プロに依頼する本格的な洗浄方法もあります。
ディーラー、整備工場、カー用品店などに依頼すれば、インジェクターを取り外して完璧に洗浄してもらえます。
その際、たとえば4気筒の場合なら、4つのインジェクターから同じ分量の燃料が噴射するかどうか測定し、その評価書をつけてくれるところもあります。
プロによる分解洗浄の費用は、1本あたり4,000円~5,000円が相場です。
4気筒ならその4倍、6気筒ならその6倍です。
下記の記事も参考になさってください。
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