【5分記事】点火プラグ(スパークプラグ)|交換時期・費用|点検・車検|サイズ・電圧・種類|締め付けトルク

点火プラグ・スパークプラグ・交換・時期・費用・仕組み・電圧・点検・サイズ・車検・寿命・種類・締め付けトルク

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点火プラグ(スパークプラグ)はガソリン車のエンジンに付いている部品です。※ディーゼルエンジンの点火にはプラグは必要ありません

ガソリン燃料に火花を出して着火しエンジンを回転させます。

ストーブの着火と異なりエンジンの着火はピストンの回転のたびに行われるので、それこそ1分間に何千回も点火プラグ(スパークプラグ)から火花が放たれます。

そういう意味でも点火プラグ(スパークプラグ)は消耗品です。

寿命が近づくと燃費が低下したりエンジンに様々な不具合が発生します。

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2023年1月26日

点火プラグ(スパークプラグ)の役割と仕組み

車やバイクのガソリンエンジンは次のサイクルでエンジンを動かします。

  1. 燃料の吸引
  2. 燃料の圧縮
  3. 点火
  4. 爆発
  5. 排気

点火プラグ(スパークプラグ)は③の点火を受け持つパーツです。

点火といっても、ストーブやコンロは最初に一度点火すればいいのですが、エンジンの点火は1分間に数千回火花を放ち続けなければならず、負荷が大きいパーツです。

交換時期

点火プラグ(スパークプラグ)には一般的なプラグと長寿命タイプのプラグがあります。

一般的なプラグは、たとえ白金やイリジウムを使用していたとしても中心電極にのみ使用されているプラグで寿命は短いです。

これに対して、長寿命タイプのプラグは、白金やイリジウムを中心電極と外側電極の両方に使用しているので長く使用できます。

  • 一般プラグの寿命:普通車で15,000キロ~20,000キロ、軽自動車で7,000キロ~10,000キロ
  • 長寿命プラグの寿命:普通車で100,000キロ前後、軽自動車で50,000キロ前後

同じ種類のプラグでも軽自動車はより高回転域を多用するので寿命が短くなるのが普通です。

交換費用

点火プラグ(スパークプラグ)の値段は下記の通り。

  • 一般的なプラグ:一本数百円
  • 長寿命プラグ:一本2,000円~3,000円が相場

自分でプラグ交換する場合は上記金額に気筒数(4気筒とか6気筒)を掛けた金額だけで済みますが、業者に交換を依頼した場合は工賃も加算されます。

プラグ交換の工賃相場は一本あたり1,000円~2,000円になるので、たとえば3気筒の軽自動車で長寿命タイプのプラグを業者で交換してもらった場合は、プラグ代と工賃込みで10,000円前後になります。一般的なプラグだと7,000円前後です。

点検・車検

車検の際の点検項目に点火プラグ(スパークプラグ)は入っていません。

車検では普通にエンジンが掛かりさえすればいいので、プラグの状態は確認しません。

点火プラグ(スパークプラグ)を使用し続けるか、交換するかは、あくまでも自己責任ということになります。

とは言え、点火プラグ(スパークプラグ)は燃費性能にも影響するので、車検の際にディーラーや整備工場の担当者に交換をすすめられたら、OKしてもいいのではないでしょうか。

車検のついでに交換すれば工賃が割安になるケースが多いので、いいタイミングだと思います。

わたしの経験でも、業者さんにすすめられるままにプラグを交換したところ、リッター12キロの燃費が13キロに改善したことがあり、その後の走行距離を考えると、交換費用は充分にペイしています。

種類

点火プラグ(スパークプラグ)は主に次の3種類があります。

  1. レジスタープラグ:電極にニッケル合金を使用
  2. 白金プラグ:電極に白金合金を使用
  3. イリジウムプラグ:電極にイリジウムを使用。白金よりも電極を細く製造することができてスパーク性能が高い

交換時期の項目でも解説しましたが、電極に白金やイリジウムを使用していても、片側電極だけの使用だと耐久性は短いです。中心電極と外側電極の両方に白金またはイリジウムを使用しているタイプは耐久性が高くなります。

サイズ

点火プラグ(スパークプラグ)は、ネジ径で分けると、8ミリ・10ミリ・12ミリ・14ミリ・18ミリといったサイズがあります。

電圧

点火プラグ(スパークプラグ)の電圧は、通常、10,000ボルト~30,000ボルト発生します。

締め付けトルク

プラグの種類・サイズにより締め付けトルクは微妙に異なるので、正確を期すために下記のNGKプラグホームページをご覧ください。

⇒⇒プラグの取り付け方

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。