【5分記事】イグニッションコイル(点火コイル)の仕組み|故障・症状|交換時期・費用|電圧は?

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車やバイクのイグニッションコイル(点火コイル)はスパークプラグの手前にあるパーツで、スパークプラグが放電して火花を発するための高電圧(25kV~35kV)を供給します。

つまり変圧器のことです。

イグニッションコイル(点火コイル)が劣化するとエンジンに様々な不調が発生します。

寿命は10万キロ前後と言われています。

交換費用は1気筒あたり10,000円~15,000円(部品代・工賃込)が相場です。

役割と仕組み

車やバイクのイグニッションコイル(点火コイル)はスパークプラグに高電圧を供給する変圧器のことです。

バッテリーから電気の供給を受け、25kV~35kVといった高電圧を作り出して、これをスパークプラグに送ることで、スパークプラグは10,000ボルト~30,000ボルトの電圧で点火します。

以前は1つのイグニッションコイル(点火コイル)からディストリビューターを介して各気筒に分配する方式でしたが、やがて各気筒に1つずつ使用するディストリビューター・レス・イグニッション(DLI)が登場するようになりました。

さらに、小型化されたイグニッションコイル(点火コイル)の普及に伴い、プラグコードも廃したダイレクトイグニッションを採用する車種が一般的になってきています。

エンジンルームを覗いた際に、エンジンブロックの上に以前はあったプラグコードがない車は、いまではそこら中にあります。

車のパーツはどれもみな重要なパーツですが、イグニッションコイル(点火コイル)はとても地味ですがかなり重要な役割を果たしているパーツです。

故障・症状

イグニッションコイル(点火コイル)が故障したり不具合を起こしたりすると、下記のような症状が現れます。

  • アイドリングが安定しない
  • 加速力が落ちる
  • エンジン警告灯が点灯する
  • エンジンがかかりにくくなる

こうした症状は、なにもイグニッションコイル(点火コイル)に不具合があるときだけ発生するものではないので、実際には、どこに原因があるのかわからないことが多いです。

ただ、日頃から車のメンテナンスに慣れている人なら、次のような方法である程度特定できる場合があります。

まずエンジンをかけてからボンネットを開け、イグニッションコイル(点火コイル)に接続されているカプラを一つずつ外します。

カプラを外してエンジン音に変化が起これば、そのイグニッションコイル(点火コイル)は正常です。

カプラを外してエンジン音に変化が起きなければ、そのイグニッションコイル(点火コイル)はどこかに問題があります。

自分で見極める自信がない場合は、ディーラーや整備工場で点検してもらったほうが安心かもしれません。

交換時期と交換費用

イグニッションコイル(点火コイル)の寿命は走行距離10万キロ前後と言われています。

自分で交換する場合は、部品代だけなので、例えば4気筒なら4本セットで10,000円~15,000円ほどで購入できます。

ディーラーや整備工場で交換してもらう場合は、1本あたり10,000円~15,000円(部品代・工賃込み)となり、4気筒であれば40,000円~60,000円ほどになります。

この金額差からわかるように、けっこう手間がかかる作業なので、プロに頼んだ場合の作業時間は2時間~3時間になると思います。

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ご覧いただきありがとうございました。