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車|長期保管後にいざエンジン始動の際の注意点は?
半年、1年、2年・・・というように車を長期保管した後にいざエンジン始動となると、もう胸がドキドキしてしまうのではないでしょうか。
保管期間中に定期的にメンテナンスとしてエンジンを回していたのであれば、そうでもないでしょうが、本当に久しぶりにセルモーター(スターター)を回してみる瞬間はストレスが高まるはず。
その際、あっさりエンジンが始動すれば問題ないのですが、ある程度セルモーターは回り始めるものの結局エンジンは始動しない、あるいは、セルモーターがウンともスンとも言わないというケースもあるでしょう。
もしもルームランプやその他の電装品にはしっかり電気は供給されていて、ただセルモーターだけが回らないというのであれば、これはセルモーターのモーター部分が固着してしまっている可能性大であり、部品交換が必要なケースだと思います。
しかし、ランプをはじめ他の電装品にも電力が供給されている様子がないケースでは、バッテリーの劣化をまず第一に疑うべきでしょう。
バッテリーに問題がある場合は、救援車からケーブルを出してバッテリーの充電をしてみてください(いわゆる「ジャンピング」)。あるいは、劣化が激しい場合は新品のバッテリーに交換する必要があります。
燃料や油脂類は新品に交換するのが望ましい
無事エンジンが始動した場合であっても、これから再度その車でカーライフを送ることになるのであれば、一度ガソリンやエンジンオイルやブレーキオイルやパワステオイル等々の油脂類をすべて新品と交換するのが望ましいところです。
こうした油脂類は、長期保管している間に酸化したりヘドロ化したりして車の各部に悪影響を及ぼすからです。
日本車は長期保管に強い傾向がある
自動車関連の業者さんの中に「廃車買取業者」さんがあります。こうした業者さんのホームページなどを覗いていると、日本車と外国車の違いについてこんなエピソードが語られていたりします。
つまり、長期間放置されていた車の引き取りを依頼され、現場に向かっていざ現車を確認して、試しにエンジンをかけてみたところ、外国車の場合は全く反応しないケースが多いけれど、日本車の場合はかなりの期間放置されていた車でも数回のトライでエンジンが始動するケースが多い。
といったエピソードです。
実際、これは傾向として確かなようです。日本車は日本の風土に合ったパーツを使用していることもあるのでしょうが、比較的長期間の放置でもあんがいあっさりエンジンが始動するのです。
とは言え、エンジンが回るとはいっても、その後何の問題もなく快適に動き続けるかどうかはまた別問題でしょう。
気持ちよく、トラブルなく車に乗り続けるためには、やはりガソリンや油脂類を総入れ替えするなどのメンテは必要ではないでしょうか。
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下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。
⇒⇒車の長期保管でエンジンはどうなる?エンジンオイルの管理は?
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