【3分記事】車のバッテリー交換をしたのにエンジンがかからない原因は

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車のバッテリー交換をしたのにエンジンがかからない原因は?

エンジンがかからない症状があったので、これはバッテリーが古いからだと判断して、新しいバッテリーに交換した。

ところが、新しいバッテリーに交換したのに、なぜかエンジンがかからないことがあります。

この場合、同じエンジンがかからないにしても、セルモーターがキュルキュルと回るけれどエンジンがかからないのか、それとも、セルモーターそのものがまったく回る気配がないのか、主にこの2つの症状にわかれます。

セルモーターが回るけれどエンジンがかからない場合の原因

セルモーターとはエンジンを始動するためのモーターのことで、キュルキュルキュルと音を発します。

正常な場合は、キュルと回り始めたら、即座に、ボンッ、とエンジンに点火し、その後は、ボボボボボ・・・とエンジンが回り始めます。

ところが、キュルキュルキュル・・・といつまでもモーターが回るだけで、ボンッ、という点火(初爆といいます)がちっともないことがあります。

この原因として考えられるのは、

  • 点火プラグに指令が来ていない:イグニッションコイル、プラグ、これらの指令系統に問題がある

ということが考えられます。

次に、キュルキュルキュル、ボンッ、キュルキュル、ボンッ、キュルキュルキュル、ボンッ・・・というように、一瞬点火しかかる気配はあるけれど、しかし、すぐにダメになり、また点火しかかって、またダメになる・・・これを繰り返すケースです。

この場合は、イグニッションコイルにもプラグにも指令は伝わっています。燃料を噴射し、そこに火花を放出するようにコンピュータが指令をだし、その通りに動いてはいるのだけれど、ただ途中でダメになってしまう。

これらの原因として考えられるのは、

  1. 点火タイミングがずれている:タイミングベルトがコマずれしている
  2. プラグがいわゆる「かぶっている」状態にある:プラグの発火口に燃料が必要以上に付着していて発火しきれない状態にある
  3. 燃料ポンプの不具合:燃料タンクから必要量の燃料を吸い上げられない状態にある

などが考えられます。

そもそもセルモーターがまったく回らない場合の原因

上記は、とりあえずセルモーターは回転する場合のケースですが、セルモーターがウンともスンとも言わない場合もあります。

こうしたケースの原因として考えられるのは、以下の通りです。

  1. セルモーターのヒューズ切れ:過電流が発生してヒューズが切れた
  2. セルモーター本体の故障:ブラシの磨耗か、マグネットスイッチが故障している
  3. イグニッションスイッチの断線、接点不良等

もしもセルモーター本体が故障している場合は、交換費用として40,000円~60,000円ほどかかります。

一般的に、セルモーターの寿命は10年10万キロと言われているので、年式の古い車の場合はセルモーター本体に不具合がある可能性もあります。

プロに診断してもらうのが安心

このページでは、バッテリーを交換したのにエンジンがかからないケースを見てきました。

こうした症状は、ある程度年式が古くて走行距離が多い車に発生しやすいと言えます。

不具合個所がすぐに判明する場合は、DIYでも対応できるかもしれませんが、そもそもどこに原因があるのかわからないケースでは、プロに診断してもらうほうが早いかもしれません。

いずれにしても、ある程度の出費は覚悟しなければならないトラブルです。

セルモーターの交換となれば40,000円~60,000円かかりますし、その他のケースでも、部品代は安くても、工賃がけっこうかかります。

なぜなら、プロであっても、原因を特定するのに一定の作業時間がかかるからです。

したがって、見積金額によっては、乗り続けるか乗り換えるか、決断を迫られるケースも出てくるかもしれません。

下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。

⇒⇒車のエンジンがかからない|鍵が原因|7つの解決法!

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