【5分記事】サーモスタットの修理・交換・費用|場所は?役割は?寿命は?開きっぱなし・オーバークール

サーモスタット・交換・開きっぱなし・場所・役割・修理・オーバークール・故障・症状・寿命・費用

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サーモスタットの役割は冷却水の温度管理をすることでエンジンが常に適切な温度で作動することを助けることです。

サーモスタットはラジエーターの入り口についているパーツです。

サーモスタットが閉じっぱなしになったり開きっぱなしになったりするとオーバーヒートやオーバークールを発生させます。

サーモスタットの寿命は10万キロ前後と言われています。

交換費用は工賃込みで10,000円~14,000円が相場です。

役割

車やバイクの水冷式エンジンにはラジエーターが装備されていて、サーモスタットはラジエーターの入り口のところについています。

サーモスタットは家庭用の電化製品にも使われている温度調節器ですが、車やバイクの場合はエンジンの温度を適正に保つための役割を担っています。

エンジン回りにはラジエーターの冷却水が血液のように循環する構造になっていて、エンジンが燃焼して適正な温度をオーバーしそうになったら冷却水の流れを活発にして温度を下げます。

いっぽう、冬場のエンジン始動時のようにまだエンジン回りが温まっていないときには冷却水を送らずに燃焼の熱で充分にあたたまるまで待ちます。

サーモスタットはこうした冷却水の流れに指令を出す役を担っていて、一定の温度以上になったら冷却水を流し、一定の温度未満であれば冷却水をストップさせておく、というようにラジエーターの働きを制御しています。

サーモスタットが故障すると、冷却水の制御がうまくいかなくなるので、オーバーヒートやオーバークールといった現象が発生し、エンストしたり燃費が悪くなったり異音がしたり加速が悪くなったりするので、すぐに車を安全なところに停止させなければなりません。

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場所

サーモスタットはラジエーターの入り口に付いています。

寿命が来てサーモスタットを交換する場合は、ラジエーターの冷却水をいったん排出してから交換し、また冷却水を入れます。

その際、ドレンワッシャー・ドレンコック・パッキンなども同時交換します。

寿命

サーモスタットは走行距離10万キロ前後が交換時期と言われています。

しかし、車の使い方や使用年数によっても寿命は前後します。

一度もサーモスタットを交換しないで車を廃車まで乗る人も数多くいます。

修理費用・交換費用

サーモスタットに不具合が出た場合は、新品と交換するのが普通です。

サーモスタットそのものは2,000円~3,000円と安価なのですが、新品と交換するには、冷却水を全部ドレンから排出し、交換後に新しい冷却水を入れるというひと手間がかかるので、工賃と細かな部品代(ドレンワッシャー・ドレンコック・パッキン)などが発生します。

工賃込みの交換費用は10,000円~14,000円が相場です。

「開きっぱなし」とオーバークールの関係

サーモスタットが「開きっぱなし」になるとは、要するに、冷却水をエンジンに送り続けなさいと司令を出すことです。

夏場でエンジンがどんどん暑くなる場合は何の問題もありません。弁を開いて冷却水をエンジンに送り続けなければエンジンはオーバーヒートになってしまいます。

しかし冬場のエンジン始動時はどうでしょう?

エンジンはまだ温まっていません。こういう場合は冷却水はラジエーターに待機させておきエンジンが自ら燃焼する熱で十分温まるまで待たなければなりません。

しかし、サーモスタットが故障して冷却水の弁を「開きっぱなし」にする司令を出し続けた場合は、まだエンジンが温まっていないのに冷却水がどんどんエンジン回りを流れることになり、いわゆるオーバークールと呼ばれる状態になってしまいます。

オーバークールとは過冷却のことで、オーバーヒートも良くないけれどオーバークールもダメです。

サーモスタットを交換しなければなりません。

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。